子育てハッピーアドバイス ようこそ 初孫の巻 孫が幸せに育つために

  • 明橋大二 / 吉崎達郎(著) 太田知子(イラスト)

定価 ¥1,026 税込

内容紹介

孫と関わるうえで、知っておきたいことが、丸わかり!

育児書の定番450万部突破のシリーズから、祖父母のための「子育てハッピーアドバイス」が出ました!

ここ数年、定年退職した男性が、積極的に子育ての現場に参加する場面が増えてきています。
「イクジイ」や「ソフリエ」というネーミングは、今やメジャーとなりました。

働く母親の応援で、孫の面倒を見る機会が増えた、という祖母も多く、それに伴って、母親と祖母、双方からの悩みも聞かれるようになりました。

昔と今とで大きく変化した子育て。息子・娘夫婦との関係も円満に、楽しく孫と遊び、関わっていくうえで、ぜひ知っておきたいことを、1冊にまとめました。

執筆者プロフィール

目次

1 祖父母だから、できること 〜孫との関わりの大きなメリット

◆「おじいちゃん・おばあちゃん大好き!」の理由
⑴ ゆったりとした時間がある
孫と気持ちを通わせ、ともに支え合うことができます
⑵ いい意味で、育児の責任がない
ありのままの孫を受け入れることができます
⑶ 異なる価値観を伝えられる
さまざまな価値観に触れながら成長することは、 とても大切なことです

2 孫の育児に関わるうえでの大切なポイント

◆こうすれば、息子・娘夫婦との関係が円滑に
⑴ 夫婦の子育ての方針を、まずは認めて
⑵ 祖父母の役割は、基本的に父母のサポート
⑶ 母親の子育てを否定せず、ほめる

3 世代間ギャップ、価値観の違いを感じたら

◆世代によって、考え方は違って当然です
◆いっそ外国人と住んでいると考えてみましょう

4 孫が幸せに育つために①
しつけよりも、勉強よりも、大切なこと
それは、自己肯定感です

◆心配な症状が現れるのは、しつけが悪かったからでしょうか
◆意欲のある子と、そうでない子の違いは?

5 孫が幸せに育つために②
抱っこできるのは今だけ 〜抱きぐせなんて、気にしない

◆「抱きぐせはよくない」といわれていた理由
◆スキンシップは、赤ちゃんの心の成長にプラスになります
【コラム】 日本伝統の育児法が、世界のスタンダードになるまで

6 孫が幸せに育つために③
「自分は大切にされている」と思えない子が、 どうして人を大切にできるでしょうか

◆ルールやマナーを守れる子にするには
◆叱られ続けると、子どもはどうなる?
◆おもちゃがすぐに傷むのはなぜ?

7 孫が幸せに育つために④
「甘えさせる」と「甘やかす」は違います

◆「甘え」は、子どもからの大事なメッセージ
◆「甘えさせる」は、大いにやっていいのです

8 孫が幸せに育つために⑤
じゅうぶんに、安心感をもらった子どもが自立します

◆親から離れられない子が増えている
◆子どもの「生きる力」を育むのは、安心感

9 孫が幸せに育つために⑥
たとえ時間がかかっても、子どもにやらせてみましょう
〜「無言の行」とは

◆指示待ち人間が増えた、といわれる理由
◆忍耐して、子どものペースに合わせよう

10 孫が幸せに育つために⑦
子どもはたくさん泣いて、大きくなります
〜泣く気持ちを受け止めて

◆赤ちゃんを「泣かせまい」としていませんか?
◆満面の笑顔で登園できるように
◆共感してもらえると、意欲がわく

11 孫が幸せに育つために⑧
しつけのしかた
〜指示や命令でしつけるのではなく、 大人が身をもって示しましょう

◆しつけは、家庭によってさまざまです
◆過干渉になっていませんか?
◆祖父母だからできる、しつけとは
◆「あまりにもいい子」「やりたい放題の子」それぞれの接し方

12 孫と遊ぼう!
~遊びや昔話は、人生の豊かさを伝えるチャンス

◆遊びは、子どもに大きな好奇心と夢を与えます
◆読み聞かせが育む想像力

小児科Dr.吉崎の知っておきたい子育て新知識

❖つわりは気合いで乗り切れるものではありません

❖妊娠中は、家でおとなしくさせたほうがいい?

❖母子の命を守る帝王切開、母親を責めないで

❖授乳は3時間おきではなく、赤ちゃんが欲しがるときが基本

❖”うつぶせ寝”が推奨されたのは、過去の話

❖「沐浴後の湯冷まし」は、実は必要なかったのです

❖夜泣きをするのは、昼間に興奮させすぎたせい?

❖「離乳食準備のための果汁やスープ」は、不要になりました

❖「スプーンは赤ちゃんと別にして!」親がこだわる理由

❖卵アレルギー、クッキーぐらいなら食べさせてもいい?

❖高熱によって、頭に後遺症が残ることはありません

❖風邪のときのお風呂はダメなの?

❖おむつ外しは、早いほうがいいといわれていたけれど……

❖歩行器は、早く歩かせるための道具ではなく、おもちゃです

❖「目を離さないで」だけでは、事故防止にはなりません

❖「ケガには消毒」「止血は縛る」という手当ては間違っています

❖鼻血が出ても、慌てないで

❖チャイルドシートは必ず着用させましょう

Q&A

Q1 嫁が働きに出ると言います。 3歳までは、親が育てるべきではないでしょうか?

Q2  母親が叱ってばかりなのが心配です。 注意しても、治まりません

Q3  同居したほうがいいでしょうか。 少し離れているぐらいが気楽だと思うのですが

Q4 孫におもちゃを買うと、親から叱られます。 数少ない楽しみですが、よくないでしょうか

Q5 子育て中の娘が、自分の小さかったころの話を持ち出し、文句を言ってきます

Q6 3歳になるのに、嫁はまだ母乳を与えています。成長によくないのでは?

Q7 小さい子の世話を頼まれるのは、うれしい反面、疲れます。時には断りたいのですが

Q8 孫がアスペルガー症候群と診断されました。これら「発達障がい」とは、どういうものでしょうか

Q9 「お母さんなんか嫌い! おばあちゃんがいい」と言う孫。なだめ方に困ります

Q10 どうやら孫が左利きのようです。矯正しなくて大丈夫でしょうか

Q11 息子夫婦は、家事も孫の世話も私たちに任せきりです。これではよくないのでは?と心配です

Q12 小学2年生の孫が不登校です。何か育て方を間違っていたのでしょうか

Q13 孫がよく、腹痛や頭痛を訴えます。家はケンカが絶えず、ストレスが原因と言われました

Q14 相談員から、「まず母親の子育てをほめてくださいね」と 言われましたが、理解できません