長い夏休みも、終盤に差しかかってきました。お子さんの様子はいかがでしょうか。
真っ黒に日焼けし、心身ともに一段と大きくなり、休み明け、お友達に会えることを楽しみにしているお子さんも多いと思います。
ですが、学校が始まることに、憂鬱を感じているお子さんもいらっしゃるかと思います。
確かに、二学期は行事も多く、勉強面でも新しい単元に入り、難易度がアップしたり、子どもにとって負荷が重なりやすい学期です。
そして夏休みの生活リズムを引きずる子も多く、心身共に不安定になりやすい時期でもあります。
親としては、二学期を元気に迎え、充実して過ごしてほしいものです。
夏休みが終盤に差しかかる頃、親御さんが気になる「二学期を元気に迎え、充実して過ごすために、親ができるサポート」について、皆さんと共有したいと思います。

二学期に子どもが感じやすいストレス
1、夏休みの生活リズムの影響
夏休みの夜更かしや、朝ゆっくりした起床が習慣になり、二学期が始まっても、それを引きずり、登校にストレスを感じる子も多いでしょう。
2、行事の多さ
運動会や遠足、発表会などの行事が多く、またそれに向けての練習や準備が続きます。
人前に立つことなども多く、緊張が積み重なりやすい時期でもあります。
それらが苦手な子どもにとっては、二学期の始まりは、大きなプレッシャーになるでしょう。
3、学習面での難易度アップ
二学期は、新しい単元が多く出てきて、一学期に学んだことをステップアップさせた内容も増えます。
小さなつまずきが、大きく表面化することもあります。
4、友だち関係の再構築
夏の長期休みを経て、子どもたちの友だち関係が、一学期とは少し違った姿で立ち上がってきます。
戸惑いや、小さなトラブルが起こりやすく、それが子どもにとっては大きなストレスとなることもあるでしょう。
これらの要因から、夏休み終盤、もしくは二学期が始まった頃に、次のようなサインが見えることがあります。
・登校しぶり
・表情が暗い
・無口になったり、急によくしゃべる
・朝起きてきた時からあくびばかりする
・急に暴飲暴食をする、もしくは食事の量が極端に減る
・なんだかソワソワし落ち着かない
・ボーッとしていて、親の話がうわの空
子どもに、このような様子が見られたら、単に「怠けている」と決めつけず、子どもがいつもどおりの生活に戻れるように、サポートしましょう。
家庭で親ができる5つのサポート
1、生活のリズムを整える環境をつくる
いきなり、「早寝早起きをしなさい」と言うのではなく、まず「就寝時間を15分程度早める」など、段階的に調整するよう、声をかけていきましょう。
また食事の時間を調節することで、子どもの生活リズムは、整いやすくなりますので、そのあたりのサポートもぜひおこないましょう。
2、子どもの話を聴く
子どもの話に耳を傾けましょう。何か困っていること、不安に感じていることがあるかもしれません。
それをゆっくり聴きましょう。「何かしんどいことあるの」「今日はどんな感じだった」など、子どもが落ち着いているタイミングを見て声をかけることが大切です。
子どもの憂鬱の原因が見えてくるだけでなく、抱えている不安やイライラを話すだけでも、子どもの心の負担は軽くなるでしょう。
3、学習のつまずきをキャッチする
宿題に時間がかかるようになったり、そもそも、宿題にとりかかろうとしない。これは学習へのつまずきのサインです。
教科書を丁寧に読み返し、理解の浅い箇所を見つけ出すことをしてください。
子どもが、それをイヤがるようでしたら、まずは、「分かっていること」「得意な教科」から始め、親が伴走することも大切です。
4、負担に感じる行事への気持ちを共有する
遠足や運動会を「楽しみね」だけでなく、「毎日の練習、疲れるよね」「本番はドキドキするね」など、子どもの不安な気持ちを汲み取るような言葉がけもしましょう。
不安を親は「分かってくれている」と思うことで、支えになるでしょう。
5、家庭内のルールを言語化する
就寝時間や朝の支度、宿題のタイミング、ゲームの時間、遊びからの帰宅時間など、その家庭ごとに、決められた約束事があると思います。
二学期が始まる頃、再度、親子で確認し合うとよいでしょう。
家庭での小さなサポートが、子どもの学校生活を大きく支える
二学期は、子どもが心身共に負荷を抱えやすい時期です。
親は、子どもの様子に気を配り、気持ちと生活リズムを整えるサポートを心がけましょう。
家庭での小さなサポートの積み重ねが、子どもの二学期の学習意欲や健やかな生活を支え、そして心の根っこを大きく育てていくでしょう。
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編集部より
二学期が始まると、子どもたちは学校生活の中で、さまざまな不安やストレスを抱えることがあります。
そんなとき、親ができる大切なことの一つは、周りの子と比べるのではなく、その子自身の気持ちやペースを見つめることではないでしょうか。
田宮由美先生の『比べない子育て』には、子どもの個性を大切にしながら、心の成長の基盤となる「心の根っこ」を育むためのヒントが数多く紹介されています。
「みんなはできているのに……」と焦るのではなく、目の前のお子さんの小さな変化に気づき、寄り添う。そんな日々の積み重ねが、子どもの意欲や折れない心を育てていくのかもしれません。
二学期を親子で安心してスタートするために、ぜひ手に取っていただきたい一冊です。
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本書について田宮先生より、感想コメントをいただいています。
小学生という成長の大きな節目の時期に、どのように関わり、支えていけばよいのかが具体的に示されています。
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特に「ありのまま」を認めることが、子どもの確かな土台になるという点に強く共感いたしました。
親の気持ちにも優しく寄り添う内容で、読み終えた後は、心がほっこりと温かくなる一冊です。
親御さんはもちろん、子どもに関わるお仕事や活動をされている多くの方に、ぜひ手に取っていただきたいと感じました。