最高の学習効果をもたらす親のあり方 #3

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「読書感想文」が簡単に書けるようになる!ムリなくできる親のサポート法

いよいよ梅雨明けですね。でも夏休みは短いし、旅行するにも何かと不安がつきまといますよね…。

そんな時、子ども達には本の世界に入って安全な”読書の旅”も楽しんでほしいですね。

テレビやゲームと違って、じっくりと本のページをめくるひとときは、心豊かに想像力や読解力も磨かれて、無限の可能性が広がります

夏休み定番の宿題でもある「読書感想文」も、ちょっとしたコツを知れば楽しく書けそうですよ!

教育コンサルタントの阿部先生に教えていただきましょう。

(1万年堂ライフ編集部)

質問

子どもが読書感想文を書きたがりません。どのようにサポートすればよいでしょうか?

答え

最近では、低学年でも原稿用紙2~3枚の課題を出されることがあり、親子で苦戦されている方も多いのではないでしょうか。

「読書感想文の書き方」の情報はありますが、それを見てスムーズに書き上げられるお子さんは、ごく少数だと思います。

そこで、お母さんのための「簡単・単純サポート 初級編」をご紹介しましょう。

 

【1】子どもとの楽しいおしゃべりから

まずは子どもとの楽しいおしゃべりから、読んだ本のことを聞いてみましょう。

子どもが話す中で、以下の ①~⑤までの簡単なメモをとってみてください。

①本を読んだきっかけは?

例⇒ 図書館で目にした・表紙が素敵だった・先生に薦められた

②どんなお話だったの?

例⇒ 主人公が旅にでるお話・友達と出会って過ごすお話

③お話の中のどこが一番〇〇だったの?

例⇒ 面白かった・感動した・心に残った・驚いた

④どうして面白かったの? または、どのようなところが感動したの?

例⇒ 主人公が自分と同じような性格だから
いろいろな性格の子と友達になるところ

⑤本を読んで思ったこと

例⇒ 自分も似たような体験をしてみたい
主人公のように勇気をもって行動したい
優しい親切な気持ちを持つようにしたい

※ 字数を増やすために多くを引き出そうとすると、親子で苦戦します。
メモは、例のように簡単、単純で構いません。

※ 言葉が出てこないようであれば、本の内容について楽しくおしゃべりをしていると、自然に言葉が出てくる時があるので、その時にメモをとりましょう。

【2】引き出せた言葉を詳しく表現する

次に、引き出せた言葉を詳しく表現していけば、自ずと文章は長くなります。

たとえば、話の内容について「主人公が旅に出るお話」でも詳しく表現していくと、

・主人公は何歳くらいで、
・どのような性格の子で、
・なぜ旅に出たのか。
・どこに旅したのか。
・旅した先で何に出会ったのか。
・そこでどうなったのか・・・

と、ストーリーの順を追って肉付けしていくと、それなりの量になります。

文章は慣れることでスムーズに書けるようになっていきます。

「う・・ん・・」と、つまってしまったら、初めはお母さんが、いくつか例を挙げて選ばせてみてもいいでしょう。

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このようにサポートしながら ①~⑤までの手順に沿って言葉を見つけて、詳しく肉付けをすれば完成です!

この先、似たような課題は度々出されます。きっと学校の先生も「文章を書く練習」の位置づけで読書感想文の課題を出していると思います。

まずは、気楽に構え、心軽やかに取り組むことが大切です。

熟練した立派な文章を書かせようとするのではなく、文章作りを楽しむ雰囲気で進めた方が、無理がなく、しかも、早く上達できますよ。