よしみの子育て新喜劇 #8

  1. 子育て

子どものいたずら、どう対応する?叱るよりも前に大切なこと

「なんでも話し合える家族」のカギは、お互いの信頼!

お子さんが「お母さんには話すけど、お父さんには内緒にしてね」と言うことはありませんか?

冗談、恋バナ、失敗談…なんでもみんなで話し合えるような家族って憧れます。
どうしたら、そんな家族になれるのでしょうか?

大切なのは、ズバリ「信頼」。
今回は、そういう親子の強い信頼関係を感じられる、三男・あらきくんの、クスっと笑えて心温まるエピソードです!

あらきくんの長兄・たいしょうくんは、今や日本で最も注目される実力派俳優&アーティストとして活躍中!
※記事最後のメモリアル写真をチェック。

(1万年堂ライフ編集部より)

【登場人物紹介】

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母・よしみ
一家のアイドル!明るく楽しい性格で、家族をあたたかく包み込む。3人のわんぱく兄弟にも負けない、パワフルお母さん!
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父・あらた
一家の大黒柱!経験豊かなアドバイスで家族を明るい方向へ導く。熱血漢で時々怒りっぽいけど、愛情深いお父さん!
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長男・たいしょう
強くて優しい、みんなの頼れる大将!
チャレンジ精神旺盛な頑張り屋で、オールラウンドな才能の持ち主。
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次男・けんと
(長男と3歳差)
観察力ピカイチ、しっかり者の次男坊!
空想好きで、ゲームだったら家族の誰にも負けないクリエイタータイプ。
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三男・あらき
(長男と7歳差)
誰からも愛される、かわいい末っ子!
好奇心いっぱいで人懐っこく、周りが放っておかない一家の隠し玉。

正月に突然の発表?「ボク、もうピンポンダッシュしません!」

菅生家では、お正月に、一年の目標を発表するのが恒例です。

それは三男が小学5年生の元旦のこと。
自分の番を今か今かと待っていた三男が、ついに発表となったその時でした。

はい!はい!! 僕はもう、ピンポンダッシュしません!
と、いきなり宣言したんです。

……え?
ちょっと待って。…というか、やってたの?
と、家族で年始早々からの大パニック。

そんな「ピンポンダッシュはもうしません」って、5年生までやってたんですか?という話じゃないですか。

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歴代の子どもたちが挑んできた「ピンポンしたくなる家」

話を聞くと、どうも学校の途中に「ピンポンダッシュをしたくなる家」があるそう。

歴代の子どもたちにとって、ポイントとなる場所のようで、怖いおっちゃんが出てくるのが面白くて、学校帰りにずっとピンポンしていたとのこと。

みんながやるので、学校にも知れるところとなり……。

先生はピンポンダッシュするな!って怒るんだけど、みんなやっちゃう

ずーっとご迷惑をおかけしていたんです。

「なにか御用ですかぁ?」三男が素直に話した理由

けれど、どうして毎日していたピンポンダッシュを、突然やめようと思ったのでしょう。

実は、そのきっかけとなる出来事があったんです。

ある日、三男はいつものようにピンポンダッシュをしようと思い、おっちゃんのお家へ。

そして、ボタンを押そうとしたその瞬間……。

お家の塀の上から、おっちゃんがにゅっと顔を出し、

なにか御用ですかぁ?

って言われたんです。

ひぇっっっっっっ!!!!!何もありません!!!!
と、三男は逃げて帰りました。

その一件があってから、もう二度としない!と誓ったとのこと。

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家族一同、大爆笑!みんなで、お家に向かって「ごめんなさい」

この話を聞いて、家族一同、大爆笑。

普通だったら
なぁにやっとるんじゃ、お前〜〜〜〜!
と大激怒のシーンかもしれません。

でも、今は年に一度の目標発表の時。

三男も決意表明したということは、もう二度とやらないでしょう。

自分で悪いとわかっているのだから、怒る必要もありませんでした。

もちろん、三男も心のどこかで「怒られることはないだろう」と思っていたのかもしれません。だからこそ、素直に話してくれたんだと思います。

とはいえ、ずっとご迷惑をおかけしたのはいけないこと。

家族全員で、おっちゃんの家の方角を向いて「ごめんなさい」と、頭を下げて謝りました。

こうして年始早々の大事件も、一件落着。めでたし、めでたし。

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子どもが安心して発言できる環境づくりを(まとめ)

お子さんが、自分のしてしまった失敗などを素直に口にできる環境は、とても大切です。

ですが、なかなか簡単なことではないですよね。

いけないことをいけない、と教えることは、もちろん大事なことです。

ですが、子どもは心の中では「怒られるなら、言わなければよかった…」と思い、次からは、何かあっても話さなくなってしまう場合も。

子どもが自分の失敗や過ちを、素直に打ち明けてくれるのは、家族を信頼している証。

どんな内容でも、「話してくれて、ありがとう」と、まずは受け止めましょう。

そうすることで、お子さんも「何を話しても大丈夫!」という安心感を持つようになるはずです。

(From よしみ)

メモリアルフォト

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左から、長男の菅生大将くん(菅田将暉さん)、三男の菅生新樹くん、次男の菅生健人くん

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