よしみの子育て新喜劇 #7

  1. 子育て

子どもに大切な物を壊されてしまったとき、どう対応する?

ハプニングは、するりと回避!するはずだったのが…

子育てをしていると、ちょっとしたハプニングなんて日常茶飯事。

でも、大きなハプニングに見舞われてしまったら…?

よしみママも、普段から注意して危険を回避!……していたはずが、今回はお気に入りの椅子に起こった、悲劇のハプニングエピソード。

一体、どうやって乗り切ったのでしょう?

長男のたいしょうくんは、今や日本で最も注目される実力派俳優&アーティストとして活躍中!(記事最後のメモリアル写真をチェック)

悲劇が喜劇に変わる瞬間を、ぜひお見逃しなく。

(1万年堂ライフ編集部より)

【登場人物紹介】

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母・よしみ
一家のアイドル!明るく楽しい性格で、家族をあたたかく包み込む。3人のわんぱく兄弟にも負けない、パワフルお母さん!
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父・あらた
一家の大黒柱!経験豊かなアドバイスで家族を明るい方向へ導く。熱血漢で時々怒りっぽいけど、愛情深いお父さん!
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長男・たいしょう
強くて優しい、みんなの頼れる大将!
チャレンジ精神旺盛な頑張り屋で、オールラウンドな才能の持ち主。
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次男・けんと
(長男と3歳差)
観察力ピカイチ、しっかり者の次男坊!
空想好きで、ゲームだったら家族の誰にも負けないクリエイタータイプ。
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三男・あらき
(長男と7歳差)
誰からも愛される、かわいい末っ子!
好奇心いっぱいで人懐っこく、周りが放っておかない一家の隠し玉。

見るだけでうっとり…大切に飾っていた“モーモーの椅子”

みなさん、お気に入りの家具やインテリアってありますか?

私は「モーモーの椅子」と呼んでいる、牛の毛皮張りの椅子が、大のお気に入りだったんです。

どのくらい好きかというと、もう座ったこともないぐらい……!

リビングの一角の和室を黒いフローリングに貼り替え、壁紙をコンクリート打ちっぱなしの模様にして、そこに飾っていました。

あぁ、おしゃれ〜
と、見るだけで素敵な気持ちになれる空間だったんです。

そのモーモーの椅子は、インテリア雑誌で一目惚れした一点物。

主人におねだりして買ってもらった貴重なもので、とても大切にしていました。

それがまさか、あんなことになるなんて……。

「えっ!?裂けてる!?」高級椅子に起きた突然の悲劇

悲劇は突然、起こりました。

ある雨の日、いつものように三男の友達が5、6人、家に遊びに来ていたときのこと。

息子たちは、モーモーの椅子付近で、ワ〜〜〜ッと大騒ぎをしながら、ゲームに夢中でした。

何となく嫌な予感はしたものの、私は用事があったので、いったん外へ。

帰ってくると、部屋はもぬけの殻。さっきとは打って変わったような静けさでした。

なぁんだ、みんなもう帰ったんだ

そう思って、ふとリビングの奥を見ると……。

なんと、椅子が裂けてるじゃないですか!しかも真っ二つに!!

えぇっっっっ…………!?

とにかくショックで、頭が真っ白。

どうにか気持ちを落ち着かせ、帰ってきた三男に、

これって……誰がやったん?

ところが三男は、さらりと

知らんで~

の一言だけだったのです。

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わき上がるのは「怒り」……ではなかった!?

知らんで~って、なんでやねん!?」とは思いましたが、恐らく三男は本当に知らなかったのでしょう。

椅子が裂けた現場は、目撃していなかったんだと思います。

ショックとともにわき上がるのは、どうしようもない「怒り」……ではなく、「後悔」でした。

そして、走馬灯のように脳裏を駆け巡るのが、モーモーの椅子が素敵に佇んでいたあの情景。

正直アブないなぁ~とは、自分でも思ってたんやけど……

この椅子で遊ばないでねって、一言伝えておけば……

どうしてあの時、あそこに置いたままにしてたんやろ?

激しい後悔と、そして、

私が悪かったんや~~~

という反省の気持ちでいっぱいになりました。

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子どもは壊して当たり前。足りなかったのは大人の配慮

子どもは、物を壊して当たり前

そんなことは、これまで嫌というほど経験していたのに……。

もちろん、いろいろな工夫もしていました。

例えば、和室をフローリングに変えたのも、兄弟がプロレスごっこをして、畳にすぐ穴をあけてしまうからだったんです。

障子は、子どもたちにとっては、破るのが楽しくて仕方がないおもちゃのようなもの。

張り替えてもきりがないので、ついには外してしまったり…。

また、雨の日に男の子が集まっての室内遊びは、勢いがすごい!

外で走り回りたい気持ちを発散させているんですよね。

だから雨の日は、家の中で野球をするのも(もちろん、やわらかいバットとボールで)、我が家ではごくごく普通の光景。

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壁が汚れたら、壁紙を張り替えればいいし、床に穴があけば、フローリングを貼り直せばいい。

そう思っていたんです。

だからこそ、椅子を避難させておかなかったことを、ただただ後悔。

こちらの注意不足としか思えませんでした。

物が壊れても、子どもの心を壊さないために(まとめ)

子どもが大切な物を壊してしまった!という経験は、どんなご家庭にもあるのではないでしょうか。

誰がやったの!?どうしてこうなったの!?
と、ついつい子どもを一方的に責めてしまいがちです。

そこをぐっと我慢して、子どもに反省をうながすのって、本当に難しいですよね。

まずは一呼吸、冷静になってから、お子さんと向き合ってみてくださいね。

もちろん、大事な物の置き場所を十分に考えておくことや、事前の言葉がけはとっても大切

「今日は、この部屋には入らないでね」

「この椅子は危ないから座らないでね」

「これはお母さんの大事なものだから、触らないでね」

など、子どもにも、きちんとルールや親の願い事を伝えておきます

これはまだ言葉が分からないような小さい頃からでも、意外と効くんです。

前もって起こりそうなことを予測して、準備をしておく。

ただ子どもは、やっぱり物を壊して当たり前

私が悪かったんや~」というところに親が立てたなら、少しは楽になれるし、未然に防げることも増えると思いますよ。

(From よしみ)

メモリアルフォト

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左から、長男の菅生大将くん(菅田将暉さん)、三男の菅生新樹くん、次男の菅生健人くん

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