よしみの子育て新喜劇 #6

  1. 人生
  2. 心理

ゲームばかりする子にイライラ…怒らずに才能を伸ばすには?

子どもが輝いて見える、とっておきの方法

「いつも外で元気よく遊んでいる子」と「家でゲームに熱中している子」
どちらがいいと思いますか?

やっぱり子どもは外でのびのびと…と思う方が多いかもしれませんね。

3人兄弟を育てるよしみママも、その一人だったそうです。

長男と三男はいつも外へ遊びに行くのに、次男のけんとくんは、超ゲーム好き。

家にこもってゲームをする姿に、知らず知らず〝良くない子〟のレッテルを貼ってしまっていた時期もあったのだとか。

どのようにして、そのレッテルを外すことができたのでしょう?

けんとくんの才能を発見、輝かせる分岐点となったエピソードをお届けします!

※記事最後の素敵なメモリアル写真もチェック♪

(1万年堂ライフ編集部より)

【登場人物紹介】

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母・よしみ
一家のアイドル!明るく楽しい性格で、家族をあたたかく包み込む。3人のわんぱく兄弟にも負けない、パワフルお母さん!
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父・あらた
一家の大黒柱!経験豊かなアドバイスで家族を明るい方向へ導く。熱血漢で時々怒りっぽいけど、愛情深いお父さん!
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長男・たいしょう
強くて優しい、みんなの頼れる大将!
チャレンジ精神旺盛な頑張り屋で、オールラウンドな才能の持ち主。
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次男・けんと
(長男と3歳差)
観察力ピカイチ、しっかり者の次男坊!
空想好きで、ゲームだったら家族の誰にも負けないクリエイタータイプ。
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三男・あらき
(長男と7歳差)
誰からも愛される、かわいい末っ子!
好奇心いっぱいで人懐っこく、周りが放っておかない一家の隠し玉。

夏休みに?ちょっとおかしな次男の喘息

次男は、ちょっと体が弱くて、喘息(ぜんそく)だった時期があるんです。

それが一般的な喘息とは違って、なぜか夏休みになるとキツくなる傾向がありました。

小学3年生の頃は、とうとう入院を勧められるほど深刻なものに……。

ところが、主人は
そんなん、入院させることない!病院のベッドで寝てるのも、家で寝てるのも一緒や

次男はゲームが好きなので
ゲームをさせておけば治るから
って言い張るんです。

そんなアホな!」と思いましたが、結局、ゲームをいっぱい買って、次男と帰ってくることに。

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外で遊ぶ子が「いい子」?次男に勝手に貼っていたレッテル

その頃の次男は、ゲームが大好き。

けれど、私はゲームが好きじゃありませんでした。

ゲーム自体も好きじゃないし、ゲームをやる子も好きじゃなかったんです。

特に、長男と三男は、よく外で遊ぶ子。

だから余計に、上と下は「元気ないい子」で、真ん中は「ゲームばっかりする、よくない子」というふうに比べてしまい……。

いつの間にか、私の中で勝手にレッテルを貼っていたんです。

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ゲームを一緒にやって見えた、次男のええところ

この考え方を変えよう!と、一緒にゲームをしてみることに。

次男に「教えて?」と言うと、まったく初心者の私にも分かりやすく手順を説明してくれました。

そしてゲームをやり出すと……もう、すごいことの連続!

私、そんなに指動けへんし!
え、すごいことできるやん!
どうなってるん!?

家族みんなでゲームが始まると、長男が出せないような技も簡単に出せる次男。

次男にしかできないことが、こんなにあるんだ!と、大発見。

もちろん、対戦しても、家族の中で一番強いのは次男です。

さらに、次男はゲームの解説本を読んで、理解して遊んでいたんです。

感覚だけで楽しんでいるんじゃない、その学びの姿勢に驚かされました。

ゲームをする子はなぁ……」という気持ちで見ていたのが、
ゲームができるすごい子!」になり、他にも次男のいいところがたくさん見えてきたんです。

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クーラーが悪いんかな?……いや、私のせい!?

それまで、次男の不思議な時期の喘息は、
クーラーが悪いんかな?」って、クーラーのせいにしていました。

けれど、その時、やっと気づいたんです。

あ、私がダメなんや

もちろん悪気はなかったけれど、次男に勝手にレッテルを貼っていた私。

言葉にはしなくても、何かが伝わっていたんだと思います。

さらに、
ゲームばかりして!
と口うるさく言ってしまうのは、たいてい一緒にいる時間の長い休みの日。

だから、夏休みばかり調子が悪くなっていたんです。

おかしな時期に起こる次男の喘息は、愛情のパイプづまりによる体調不良だったんです。

実際、このことをきっかけに、次男の体調はみるみるよくなりました。

今では、兄弟の中でも一人だけ、映像編集や技術的なことは自由自在の得意技に!

ゲームをやっていなかったら、育たなかった才能だと感じます。

子どもが夢中になることに寄り添う時間を

どんなお母さんでも、お子さんだからこそ、不安になることがたくさんありますよね。

例えばゲームばかりしていると、

依存症になったら…
外で遊んでいる子どももいるのに…

と心配になるのは、とっても自然なことだと思います。

そんな時は、お子さんの夢中になっていることに寄り添って、一緒にやってみるのもありだと思います。

すごく考えながら、ゲームをしているんだな
操作や技についても、よく知ってるみたい

など、お子さんの輝いている部分がきっと見えてきます

頭ごなしに「よくない」と思うのではなく、まずはどのようなことに熱中しているのかを知ることが大切だと思います。

同じ目線に立ったら、きっと新しい世界が見えてくると思いますよ。

(From よしみ)

メモリアルフォト

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左から、長男の菅生大将くん(菅田将暉さん)、三男の菅生新樹くん、次男の菅生健人くん

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