推しが見つかる源氏物語 #16

  1. 人生

忍耐強く一族の幸せを築いた女性・明石の君|地方出身で家族思いなヒロインの苦悩

明石の君は、光源氏が明石(兵庫県)で出会った女性です。

当時、都の出身か地方の出身かで境遇や扱いには大きな差がありました。
明石の君は父・明石の入道から都の大貴族の姫君にも劣らない教育を受けたにもかかわらず、身分の低さや田舎育ちという引け目から、いつも謙虚にふるまいます。

気高さもあり、生真面目かつ我慢強い性格の女性で、白い花を咲かせる花橘にたとえられることもあります。

ヒロインの中で1番の幸せをつかんだ人とも言われる彼女は、果たしてどのような人生を歩んだのでしょうか。

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名誉より富を選んだ父

明石の君の父・明石の入道は、大臣の息子として生まれました。
しかし、都での出世がかなわないとわかると、地方長官に身を落として明石に住みついたのです。

明石の入道はなぜ高い地位を捨てたのでしょうか。
受領(ずりょう:地方長官)になれば、身分は低くなっても財産を築けますから、名誉よりも富をとったのです。

築いた富は、娘の教育費に注ぎ込みました。
明石の君はそのおかげで、和歌や音楽などの高い教養を身につけたのです。

光源氏との身分差

明石の君が17、18歳の頃、光源氏が都で大問題を引き起こし、須磨(兵庫県)に来て謹慎の身になりました。
光源氏が須磨に来ることになった経緯は、こちらの記事で紹介しています。

父・明石の入道は、光源氏が須磨へ来たのは娘と結ばれる因縁があるのだと考えて、彼を明石の地に迎えます。

このころ明石の君は、父と離れて岡辺(岡のふもと)に住んでいました。
彼女は光源氏を見て、「世の中にはこんなすばらしい人もいるのか」と感動します。

両親は私と彼を結び付けたいと考えているけれども、まるで釣り合わない縁談だと感じ、何か悲しい気持ちになるのでした。

その後、明石の入道から娘のことを聞いた光源氏は、明石の君に手紙を送ります。
ちょうど岡辺の家に来ていた父は大喜びです。

ところが、明石の君はあらためて身分の違いを思い知り、返事を書くのもひるんでしまいました。
父・入道が代わって返事を書きます。

面白くない光源氏は「代筆の手紙などもらったことがありません」としたためます。
次の歌が添えられていました。

いぶせくも 心にものを なやむかな やよやいかにと 問う人もなみ
(胸が苦しくなるほど悩んでいます。まあ、どうしたのですか?と問うてくれる人もいないので)

自分の身の上がひどくふがいないと思え、涙があふれてくるものの、父から急かされて返事をします。

思うらん 心のほどや やよいかに まだ見ぬ人の 聞きかなやまん
(私を思われるあなたの心は、さてどれくらいでしょう。まだ会ったこともない方が、うわさで聞いただけで悩まれるものでしょうか)

光源氏の訪問

さて、入道は源氏を岡辺の家に招く準備を整えます。
光源氏は、自らが訪ねていくような身分の相手ではないと思いながらも、8月の十三夜、初めて明石の君を訪ねました。

明石の君はすらりと背が高く気高い女性で、六条御息所に似た感じがあります。
源氏は歌を詠みかけます。

むつごとを 語りあわせん 人もがな 憂き世の夢も なかば覚むやと
(親しく語り合える相手がほしいのです。つらいこの世の苦しい夢も、半分は覚めるかと思いまして)

明石の君は、次のように返しました。

明けぬ夜に やがてまどえる 心には いずれを夢と わきて語らん
(明けることのない夜の闇をさまよう私には、どちらを夢と分けてお話ができるでしょうか)

最初は光源氏を拒んでいた明石の君ですが、いつまでも拒むわけにもいかず、結果的に結ばれたのでした。
このあと、源氏は人目を忍んで時々彼女を訪ねるようになったのです。

都と明石、離ればなれの二人

翌年、光源氏には都へ戻るよう命令が下ります。

源氏は、妻・紫の上へのうしろめたさから明石の君のもとへ通うのをやめていた時期があるものの、この頃には一夜も欠かさず訪ねるようになっていました。
明石の君は夏の終わり頃から懐妊のきざしがあり、彼が都に帰る話を聞いて、当然悲しみに打ちひしがれます。

出発を明後日に控えたある日、源氏が岡辺の家を訪ねてきました。
源氏も別れがたく残念でたまらず、「いつか然るべき扱いで京に迎えよう」と約束します。

明石の君は身に余る幸せを覚え、これが最後でもいいのではないかと思いました。
まばゆい光源氏の姿に身の程を思い知らされて、悲しみがこみ上げてきます。

このたびは 立ち別るとも 藻塩焼く 煙<けぶり>は同じ かたになびかん
(今は別れ別れになっても、藻塩を焼く煙が同じ方向に流れるように、いずれはいっしょになりましょう)

源氏の歌に、明石の君はさめざめと泣きながら、心を込めて返歌するのでした。

かきつめて 海士<あま>のたく藻の 思いにも 今はかいなき うらみだにせじ
(海士がかき集めて焼く藻塩のように、多くの思いがありますが、私はつまらない身の上ですから、恨み言など申しません)

そして二人で琴を弾き、源氏からは形見の琴(きん)の琴を贈られました。
明石の君は思わず口ずさみます。

なおざりに 頼め置くめる 一ことを 尽きせぬ音<ね>にや かけてしのばん
(いい加減なお約束かもしれませんが、私はその一言にいつまでも泣きながらすがるでしょう)

光源氏は残念に思い、「私たちの仲は変わらずありたい。この琴の緒の音の調子が狂わないうちに必ず逢いましょう」と返事をします。
しかし当時は、大きな身分の違いがあって離ればなれとなれば、そのまま捨てられてしまうことが多かったのです。

年経つる 苫屋<とまや>も荒れて 憂き波の 帰るかたにや 身をたぐえまし
(あなたがたたれた後では、長年住み慣れたこの粗末な家も荒れて寂しくなります。あなたの帰る海に身を投げてしまいたいです)

源氏が都に向けて旅立つ朝、明石の君は歌を詠み、涙ながらに別れたのでした。

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明石の君の出産

光源氏が都に戻った翌年、明石の君は女の子を出産しました。
報告を聞いた光源氏の喜びようは大変なものでした。
源氏は姫君のために優れた乳母(めのと)を選び抜き、たくさんの品々もそろえて届けます。

明石の君は、彼が都へ帰ってからずっともの思いに沈み、生きていく気力も失っていましたが、心慰められる思いでした。
源氏を待つ旨の歌を使者にことづけました。

姫君の五十日(いか)の祝いには源氏の使者が訪ねてきて、普通では考えられない素晴らしい贈り物、生活に必要な品々が届けられます。
手紙には、「思い切って京に来なさい」という言葉もありました。

その年の秋、明石の君が住吉に行くと、偶然にも光源氏の一行が来ていました。
明石の君は盛大な源氏一行の賑わいを目の当たりにし、自分の身分の低さをあらためて知らされ、涙を流さずにいられません。

明石の一行が賑やかさに気圧されて去ったことを知った源氏から、「ここで巡り合ったのも過去からの深いご縁があったからですね」という内容の歌が届きます。
明石の君が返したのは次の歌でした。

数ならで なにわのことも かいなきに などみをつくし 思いそめけん
(人の数に入らない、何につけても甲斐のない私が、なぜ身を尽くしてあなたを思うことになってしまったのでしょう)

上京か、田舎に留まるか…悩む明石の君

2年が経ちました。
光源氏は二条院の東院を造営し、関わりのある女性たちを住まわせることにします。
もちろん明石の君の住まいも決めていました。
 
彼女には源氏からの「上京するように」という手紙がたえず来るものの、自分の身分を考えて思い悩んでいます。
姫君を田舎に埋もれさせるのも可哀想で、源氏の申し出を断ることもできません。

光源氏の要請と明石の君の気持ちを考えた入道は、都に近い大堰(おおい)の山荘を改築しました。
明石の君は母・明石の尼君や娘・明石の姫君と大堰へ移住することを決意します。

ただ、父・入道は一人明石に残ることになりました。
娘の上京は望んでいたこととはいえ、離れて暮らすのだと思うとつらくてたまらず、入道は「姫君とはもう会えないのか」と同じことばかり言い続けています。

出発の明け方、明石の君は入道に歌を詠みました。

いきてまた あい見んことを いつとてか 限りも知らぬ 世をば頼まん
(生きて再びお父様にいつ会えるかと思って、命の限りもわからない世をあてにするのでしょう)

光源氏との再会

大堰(おおい)に到着したあと、しばらくして光源氏が訪ねてきます。
再会のために身なりを整えた彼の姿は端麗でまばゆいほど美しく、明石の君の暗い心も晴れていくようでした。

源氏は初めて姫君と対面し、感無量です。
にっこり笑う姫の、あどけなく愛らしい、つややかな顔を、なんと可愛らしいのだろうと思います。

久しぶりに再会し、明石の君は源氏と歌を交わします。

かわらじと 契りしことを 頼みにて 松の響きに 音<ね>を添えしかな
(心変わりはしないというお約束の言葉と琴を頼りにして、松風の響きに琴の音を合わせて泣いておりました)

彼女は以前よりずっと女性らしく成熟し、顔立ちや物腰も美しくなっていました。
源氏は見捨てていけない気持ちです。

娘が日陰の身として育つのも可哀想だと思います。
二条院に連れてきて育てれば問題はないのですが、娘と引き離される明石の君の心情を考えると可哀想で、源氏は言い出せませんでした。

このあと、明石の君は源氏の来訪を月に2度ほど受けるようになります。
彼女は私ごときがこれ以上は望むまいとあきらめているものの、やはりもの思いに沈まずにはいられません。

一方、光源氏は紫の上に明石の姫君を育ててくれないか、と相談を持ちかけます。
姫が紫の上を母として育つなら申し分ありません。
紫の上は幼い子どもがたまらなく好きだったので、引き取って大事に育てたいと思うのでした。

明石の君の決意

冬になり、再度光源氏から「思いきってこちらに移りなさい」と勧められます。
返事のできない明石の君に、源氏は「それならば、姫君だけでも」とまじめに相談を持ちかけました。

娘の人生を考えれば、お任せすることになるのだろう。ならば物心つく前にお譲りした方がいいかもしれない。
でも手放したら手放したで、どんなに心配だろう。私自身、生き甲斐を奪われどうやって生きていけばいいのか。
光源氏様も姫がいないところに立ち寄ってくださるだろうか…。

明石の君はあれこれ思い悩み、身の上を情けなく思うばかりです。

尼君は、姫君の幸せを考えるべき、と明石の君を諭します。
父が同じでも母の身分によって人生は大きく変わるのだから、紫の上の養女として育ててもらったほうがいいのは明らかであることを言い聞かせました。

明石の君はついに娘を手放すことに決めます。

娘との別れの日

雪が少し溶けた頃、光源氏が大堰にやってきました。
胸がふさがっても、誰のせいでもない、自分のせいだと悔やみます。自分の意思で決めたのですから。

光源氏は、娘を遠くから案ずるしかなくなる母親の苦悩を察すると胸が痛み、繰り返し「安心してもらいたい」と言い続けて夜を明かすのでした。
明石の君は「立派に姫君を育ててくださるのならば」と言うものの、こらえきれずに忍び泣きます。

出発の時、姫君は無邪気に車に乗ろうと急いでいます。
片言ながら、かわいらしい声で「乗りましょう」と母の袖を握り、引っ張りました。
明石の君は、身を切られる思いで歌を詠みます。

末遠き 二葉の松に 引き別れ いつか木<こ>高き かげを見るべき
(行く先の遠い二葉の松…姫君と今別れて、いつの日に成長した姿を見ることができるでしょう)

最後まで言い切れずに泣き出してしまいます。
無理もない、と光源氏はなぐさめました。

生<お>いそめし 根も深ければ 武隈<たけくま>の 松に小松の 千代をならべん
(深い縁があって生まれたのだから、いずれは武隈の相生<あいおい>の松のように、やがては私たちでこの姫と末長く暮らすことになるでしょう)

姫君と別れた明石の君は、いつまでも娘が恋しく、手放した自分のふがいなさを嘆いています。
明石の君を諭した尼君も涙もろくなりました。
ただ姫君が向こうで大切にされていると噂で聞くと嬉しく思うのでした。

春の町にいる娘への贈り物

明石の君が大堰に来て4年が経った頃、光源氏が六条院の大邸宅を完成させます。
六条院には春夏秋冬の町があり、明石の君は松の木々が多く、雪景色を楽しめる冬の町に入ることになりました。

年末には源氏から女性たちへ衣装が配られ、明石の君は唐(から)めいた趣の白い小袿(こうちぎ)に、濃い紫のつややかなものを重ねた衣装を受け取ります。

娘の姫君は養母・紫の上とともに春の町にいます。
正月を迎えると、明石の君は手紙を添えて、贈り物の入った籠や食べ物の入った折り箱をいくつも娘に贈りました。
見事な五葉の松にうぐいすが移り飛ぶ細工物もあり、思いを託しているようです。

手紙には次のように書きました。

年月を まつにひかれて 経<ふ>る人に きょう鶯の 初音<はつね>聞かせよ
(子<ね>の日に小松を引くように、長い年月あなたに会える日を待つことで生きながらえている母に、今日は鶯の初音…今年初めての便りをくださいな)

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しばらくして、娘からの便りが届きます。

ひきわかれ 年は経<ふ>れども 鶯の 巣立ちし松の 根を忘れめや
(お別れしてから年月が経ってしまいましたが、どうして鶯が巣立った松の根…お母さまのことを忘れるでしょうか)

めったにない返信を喜び、明石の君は「待っていた声が聞けました」と、歌を書き付けます。

めずらしや 花のねぐらに 木<こ>づたいて 谷の古巣を とえる鶯
(珍しいこと。花の御殿に住みながら、谷の古巣を訪ねてくれた鶯よ)

日暮れ頃、光源氏が訪ねてきました。
彼は明石の君のところに泊まっていきましたが、夜明けには春の町へ帰ります。
明石の君は「そんなに急いで帰らなくても…」と、見送った後いっそう寂しさがつのるのでした。

明石の姫君と8年ぶりの再会

何年かの月日が流れ、成長した明石の姫君は東宮(皇太子)に入内(じゅだい:結婚)することが決まります。
入内に際し姫君の裳着(もぎ:女性の成人式)が行われましたが、世間体もあって明石の君は参加できませんでした。

ただ、姫君の入内には母親が付き添う慣例です。
光源氏はこの機会に実の母・明石の君をお世話役として姫に付き添わせようか、と考えます。紫の上も賛成しました。

裳着の儀に参加できず残念に思っていた明石の君は、嬉しくてたまりません。
望みがすっかりかなった気持ちで支度を始めます。

姫君が入内する時は紫の上が付き添い、入内後3日を過ごして明石の君と交代しました。
明石の君が宮中に参上した夜、二人は初めて顔を合わせます。

紫の上は「ご覧のように姫君は立派に成長しました。私たちに他人行儀の遠慮はいりませんね」と親しげに語りかけ、あれこれ世間話をして打ち解けていきます。
明石の君は、自分よりもはるかに身分の高い紫の上の姿に圧倒される思いでした。

その後、明石の君は8年ぶりに明石の姫君と再会しました。
とてもかわいらしい雛人形のような娘を夢心地で見つめ、涙がとめどなく流れます。

姫君は並外れて美しく品があり、母の明石の君が見事にお世話をします。
明石の君は周囲の人々にも気配りが行き届いていて、謙虚で、理想的な様子でした。

父・明石の入道が抱いた願い

姫君は、明石の女御(にょうご)と呼ばれるようになります。
彼女は入内後に懐妊し、男の子を出産しました。

明石にいる父・入道にも孫娘が皇子を産んだという知らせが届き、大喜びです。
彼は世間とのつながりを断って山に入ることを決意し、最後の手紙を娘・明石の君に送ります。

手紙に書かれていたのは、尼君が懐妊した頃に入道が見た夢のことでした。
めでたいことを予兆する夢と信じた入道は、「誕生する子どもからやがて后や帝が現れる。必ずや実現したい」と願いを抱いたのです。

明石の君は、最高の教育を与えられたのも、強引なまでに光源氏と結びつけようとしたのも、一族が最高の繁栄を得られるようにとの願いからだと理解するのでした。

尼君には「この世でどれだけ幸せになっても、後の世のことは忘れないように。ともに浄土に生まれることさえできたら会えるでしょう」と短い文が添えてありました。
尼君も悲嘆に暮れ、明石の君も涙をこらえきれません。

翌朝、明石の君は娘に入道の手紙を渡します。
そして、入道の遺言を守ること、養母・紫の上の深いご恩を忘れてはならないことを説いて聞かせるのでした。

数年後、明石の女御の産んだ皇子が6歳で東宮になります。
女御にはその後も次々と子が生まれ、明石の君は陰の世話役として勤しむのでした。

まとめ:明石の君の幸せとは?

光源氏や紫の上などとの大きな身分の違いにコンプレックスを抱いていた明石の君。

娘のことで忍耐を強いられる場面も多くありましたが、最後には娘や孫たちの世話ができるようになり、本当に良かったと思います。
帝や后を出すという入道の願いも叶い、一族としての幸せを掴んだところも印象的でした。

ただ、光源氏との関係では、ずっと寂しさを抱えていたのではないでしょうか。
心はかけてくれていても、彼にとってはあくまで紫の上が1番で、明石の君が望んでいた夫婦関係ではなかったかもしれません。

明石の君を見ていると、幸せとは何かを考えさせられます。

******

次に紹介するのは女三宮(おんなさんのみや)です。
彼女は、光源氏が最後に妻に迎えた女性です。
自分の意志を持たない箱入り娘なため、どこか幼いところがあります。

そんな彼女が困難にぶつかったことをきっかけに、変化するのです。
何があったのか知りたい方は、ぜひ次回の記事をお読みください。

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