日本人なら知っておきたい 意訳で楽しむ古典シリーズ #12

  1. 人生

『歎異抄をひらく』に寄せられた皆さまからの感想をご紹介します。

「日本人なら、生涯に一度は読みたい古典」といわれる『歎異抄』を、わかりやすい意訳と解説で、手に取りやすくしたのが『歎異抄をひらく』です。
 読者の皆様から、連日、感想が寄せられていますので、その一部をご紹介しましょう。

高校時代からの願いがかなった!

◎沖縄県 82歳 男性
『歎異抄』を高校時代に読もうとしましたが、難しくて意味が分かりませんでした。もう65年以上もたちますが、新聞広告を見て思いだし、『歎異抄をひらく』を買ってみました。
 手に取ると、活字も大きく、色彩よく編集されて、非常に読みやすいではないですか。
 まさに高齢者の終活の本です。筆者や出版社にお礼申し上げます。すごく分かりやすい。時間をかけてゆっくり繰り返し読みたい。

看護師として、すごく共感しました

◎兵庫県 40歳 女性
『歎異抄』第4章の、慈悲についての解説を読み、感動しました。「この世でどんなに努めても、思うように満足に助け切ることはほとんどありえない」という親鸞聖人の言葉に、すごく共感しました。だからこそ、看護師という今の仕事で、病、老いと向き合っている方と、どのように時間を共有すべきか、もう一度考えたいと思います。

母が称えていた念仏の意味がわかった

◎富山県 72歳 女性
 私の母が戦争中、姉を背中におぶって防空壕に入ろうとした時、いっぱいで入るのを許されなかったそうです。しかたなく、海に向かってトランクひとつで歩いて行った時、その防空壕が全滅したのです。
 母は死ぬまで、その時のことを思い出し、毎朝、念仏を称えていました。
 私は戦後っ子です。両親の生き方に深く感謝しております。『歎異抄をひらく』の本を読んで、念仏の意味が分かりました。これから、ゆっくり勉強しようと思っています。重みのある本に感謝いたします。

難しい古典が、こんなにわかりやすく!

◎茨城県 42歳 男性
『歎異抄』を初めて読むには最適の一冊です。「難しい」という感想も聞かれますが、仏教自体難しいものなのです。それを、『歎異抄をひらく』には、分かりやすい解説が付いているのですから、こんなに親切な本はないと思います。

◎神奈川県 66歳 女性
『歎異抄』はむずかしい本だと思っていましたが、『歎異抄をひらく』は読みやすかったです。理解しやすい解説がついています。これからの人生の道しるべにしていきたいと思いました。

生き方に変化が生まれる本です

◎鹿児島県 65歳 男性
 退職し、少し落ち着いたらゆっくり読書をしたいと思っていました。以前から『歎異抄』は、一度は読みたいと思っていたのです。
『歎異抄をひらく』は、最初に原文を読み、次に意訳を繰り返し繰り返し読むことにより、矛盾が出てきたり、うなずいたりしています。読むたびにひっかかるところが変わってきます。また押しつけでなく「考える」ことを絶えず問いかけてくる本です。
『歎異抄をひらく』を読んでいると、生き方に変化が生まれます。考え方を、ひとつ変えるだけで世界のあり方が変わるように思います。私にとって、一生大切にしたい、繰り返し読める本になりました。

一生、大事にできる本です

◎東京都 76歳 女性
『歎異抄をひらく』を、毎日、気ままに読んでいます。思いついた時に数ページ読むと、心が落ち着き、ホッとするので、この本を読む時間が好きです。一生の書物とします。

◎宮崎県 76歳 女性
 主人が亡くなって、1人で淋しい日々を送っています。子供もいません。人に会うこともありません。心の救いを求めて『歎異抄をひらく』を読みました。一生大事にできる本だと思います。生きる希望がわいてきました。ありがとございます。ほんとうに心が救われました。

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