こころの道 ものの見方、考え方ひとつで、新しい風が吹いてくる

  • 木村耕一(編著)

定価 ¥1,650 税込

内容紹介

ものの見方、考え方ひとつで、新しい風が吹いてくる

ものの見方、考え方ひとつで、生き方、仕事、家庭、人間関係などが大きく変わります。
読むと、心の中に新しい風が吹いてくる、そんなきっかけを作ってくれる話を集めました。

懐かしい話の中に、新たな時代を生きるヒントがある!

「温故知新」(ふるきをたずねて、新しきを知る)
という戒めがあります。
世の中が混乱し、価値観が揺れている今だからこそ、昔から伝えられてきた教訓に、目を向けてみる必要があるのではないでしょうか。
1度は聞いたことのあるような「ことわざ」「故事成語」の中に、人間としての大切な心得が生きています。
また、イソップ物語、アンデルセン童話、日本昔話の中に、大人のための深い人生訓を発見することができます。
新たな時代を生きるヒントを集めました。

壁を乗り越えた体験談

「壁を乗り越えた体験談」を公募したところ、数多くの原稿が寄せられました。その中から感動的な体験談を29人分掲載しています。

執筆者プロフィール

書籍の感想

  1. 栄養ドリンクのような本ですね – こころの道

    栄養ドリンクのような本ですね。勇気とやる気と元気が出ました。プラス思考でがんばります。この本に出会えてよかったです。 家族や友達にもぜひ読んでもらおうと思います。 (兵庫県 51歳・男性)   胸をわくわくさせて本を開け、さーっと一読、期待通りの内容でした。こんな本が多くの方に読まれると、日本に大いなる活力を与えると確信しました。老人の活力源です。 (山口県 95歳・男性)   この本は、念願の教員採用試験に合格した私へ、彼が「1つの道を決めたあなたへ」というメッセージとともに、誕生日プレゼントとして贈ってくれました。 彼の思いと、この1冊にこめられた先人たちの素晴らしい考え、生き方に感動し、感心しながら読みました。長い人生、日々迷い悩む中で、「大切なもの」を忘れないために、折に触れて読み返したい1冊です。 (沖縄県 24歳・女性)   先人の生き方やイソップ物語などを題材にした教訓は、子供の教育に大変役に立つ内容であるし、また、職業柄、若い警察官を指導していくための教材にもなり、とても助かっています。 (長崎県 54歳・男性)   自分自身、もうすぐ新たな1歩を踏み出そうとしています。しかし、本当に今この志が果たせるのかと不安で、毎日、眠れずにいます。 この本を読んだ時、偉業を成し得た誰もが、こういう不安に打ち勝ってきたんだと分かり、少し楽になった気がします。 大きな目標に向かうには努力を惜しんではならないと知らされました。がんばる意欲がわく1冊でした。 (広島県 23歳・女性)

    2012.01.24

  2. 受験勉強の、大きな力に! – こころの道

    今、高校生なのですが、なかなか自分の思うような成績が取れずに落ち込んでしまっていた時、書店で『こころの道』を見つけました。すごく前向きになれる本だなと思い、買うことにしました。 読んでいくにつれて「自分もこうなろう」とか、「こうなりたい」という気持ちになり、自分が磨かれていくような気がしました。話と話の間にある風景写真も素晴らしく、心が「ほっ」とする本に出会えてよかったです。 (大阪府 18歳・女子)   高校の入学祝いに、何か良いものはないか探していたところ、この本が目に入った。読みやすくて、分かりやすい内容であり、今の若者に大切なものだと感動した。3人の入学祝いに贈りました。今後も子供たちに渡したい本です。 (山口県 56歳・男性)   この本は、おじいちゃんが買ってくれた本でした。最初は、普通に読んでいましたが、だんだんと感動しました。 小さい頃、よく読んでいた童話でも、「こんなことが言いたかったんだ」と思って、1日で読んでしまいました。 途中に入っている写真もすてきです。今度、お母さんにも見せてあげようと思いました。おじいちゃんはとてもいい本を買ってくれたと思いました。 (千葉県 12歳・女子)   実家の父が、「いい本を見つけたから、ぜひ読みなさい」と言って、送ってくれました。今まで何となく使っていた言葉の由来や、本来の意味が分かるから、と。 読んでみると、確かに、今まで聞いたことがあるけど元が分からなかったことを新しく聞いて、物の考え方を改めさせられ、いいこと尽くし。長い文でくどくどと書かれていないところが、かえって分かりやすく、心に響くものがありました。 また写真がとてもすてきですね。合間合間に、自然が美しく見られ、とてもよいと思います。私もぜひ知人に教えたい1冊です。お父さんありがとう、教えてくれて。 (北海道 35歳・女性)   後ろ向きになっている私に、新しい風が吹いてきそうです。 頭の中ではいつも前向きに、と思っているのですが、短気な私はすぐに怒ってしまうので、「怒りの心がわいたら、『堪忍』と唱えて、3歩下がりなさい」の章を、心の中に留めておこうと思いました。 本の中の写真にも心が安らぎ、良かったです。 (沖縄県 36歳・女性)

    2012.01.24

  3. これからの自分に支えになる本 – こころの道

    ちょうど50歳の節目に、これからの自分に支えになる本に出会えて感動しています。 ゆっくり、じっくり、何度も読もうと思います。 (秋田県 50歳・女性)   私よりも若くして大きな功績を残した坂本竜馬と、倍ぐらいの年齢から今に伝わる秘伝の味を広めることに成功したカーネル・サンダースの話が、特に印象に残りました。 困難にぶつかった時に、どんな行動をとるかによって、人は悪人にも凡人にも偉人にもなります。とても偉人のまねはできませんが、人生の教訓の1つとして心に留めておきたいと思います。 (大阪府 33歳・男性)   「一寸の光陰軽んずべからず」とか、松下禅尼のお話は、今まで聞いて知っていました。人生、70年余りを生きていますと、いろいろな体験から、本当にそうだと、1つ1つのお話に納得させられて、この本に巡り会えたことを喜んでいます。孫にも折に触れ、話してやり、ほんの少しでも感化されたらいいかなと思っているところです。 (愛知県 73歳・女性・主婦)   忘れていたことを再認識させられました。自分にも当てはまる教訓がたくさんあって、ためになりました。私のこれからの人生において、心の道のりを、この本と共に歩んでいきたいと思います。 (岩手県 27歳・女性)   1日の始まりがうれしくなります。 読んで「ありがとう」と言える本に出会えました。 (愛知県 54歳・男性・公務員)

    2012.01.24

  4. 中学生の朝読書に最適 – こころの道

    『こころの道』には、10分程度の心に響く話が多く載っていて、朝読書用の図書にふさわしいと思います。内容も分かりやすく、これから生きていく上でのヒントを与えてくれます。いやされる風景写真など、中学生にとっても心温まるものだと思い、感謝しています。 (広島県 46歳・男性・中学教諭)   読むたびに私の心は、感動の連続。 人生において大切なものがこの本にありました。 ぜひ友人にすすめていきます。 (大阪府 27歳・男性)   現在、施設で1人、黙々と過ごす日々の私でしたが、『こころの道』を読んで目の前が明るくなったような気持ちです。 これからはもっと強く明るく生きたいと思っています。本書に出会えて喜んでいます。 (石川県 72歳・女性)   「1日に1つ学べば、1年で365も身につく」という言葉が心に残りました。この本を読んだ時は、漢字検定の準1級を受けようとしている時でした。1日に問題集を1ページ解くようにすれば、1ヶ月で約30ページ解いたことになります。前回は残念ながら不合格でしたが、次回受ける時は必ず1日に1ページずつ解いていき、身につけたいと思います。 (宮崎県 20歳・女性・大学生)   人間関係でふと行き詰まった時、感情のまま行動してしまうことがよくあり失敗してきた。そんな時に、少し考えて物事を言ったり行動したりすれば、さけられることも多々あったはずだ。 この本に書かれていることを教訓とすれば、今後、行き詰まる場面に出くわしても、気持ちの持ちようで上手くかわせる気がしてきた。自分が一歩引く大切さ、相手を尊重する心が学べた気がする。 落ちこんだり、行き詰まりが生じたりした時に読み返したい。 (静岡県 20歳・男性・公務員)

    2012.01.23

目次

第1章 春の日のきららかな道

  1. 1日に1つ学べば、1年で365も身につく
    信玄流・学問のすすめ
  2. 円満な家庭生活と、整理整頓は、密接な関係がある
    思想家 カーライルの助言
  3. 「困った、という言葉を、決して吐かない」 ピンチを切り抜ける秘訣
    幕末の風雲児 高杉晋作
  4. 『徒然草』が絶賛する、ある母親の教育法
    障子紙の破れた所だけを……
  5. 目下の者に出す手紙ほど、丁寧に書かねばならない
    怒った前田利家
  6. 「ああ、夢だったのか……」
    「一炊の夢」に秘められた、幸福へのヒント
  7. 「にくきもの」 どんな人が、いやなのか
    清少納言 『枕草子』
  8. 一日、数分間の努力の差が、勝利をもたらす
    寸暇を惜しんだガーフィールド
  9. 「敵に塩を送る」 真のライバルは、お互いを、高めあう
    宿敵の窮地を救った上杉謙信
  10. 李下に冠をたださず 禍いを未然に防ぐ心構え
    罠にはまった虞姫
  11. 報われない努力が、あるのだろうか
    愚公、山を移す
  12. 「雨漏りがして困っております」 西郷は、妻の小言に、どう弁解したか
    坂本竜馬と西郷隆盛
  13. ミスを犯したら、自分の非を認めて、素直に謝る
    失敗しても信用を得たリンカーン
  14. 過ちは、難しい時ではなく、易しい時に起きる
    『徒然草』高名の木のぼり
  15. 大志を抱く者は、ささいな恥辱は甘受して進む
    韓信の股くぐり
  16. 気配りのできる男は、仕事もできる、と、秀吉は見抜いた
    石田三成の三献茶
  17. 人生のどん底からチャンスをつかむ
  18. 怒りの心がわいたら、「堪忍」と唱えて、3歩下がりなさい
    禍いを避ける方法
  19. 50歳からの勉学が、歴史に残る偉業を成し遂げた
    日本全国を測量した伊能忠敬
  20. 灯がなければ、ホタルの光で本を読む
    蛍雪の功

第2章 猫がのんびりと歩いている道

  1. 他人の言葉は、どこまであてになるか
    裸の王様(アンデルセン童話)
  2. 「分かっている」と言いながら、確実な未来への備えを怠っている
    アリとキリギリス(イソップ物語)
  3. 心の豊かさが一番大切
    田舎のネズミと町のネズミ(イソップ物語)
  4. お互いに意地をはっているうちに、第三者が得をする
    漁夫の利、ライオンとイノシシ
  5. 悪いことをすれば、悪い結果が返ってくる
    花咲かじいさん(日本昔話)
  6. 不幸の拡大を防ぐ方法
    キツネとツル(イソップ物語)
  7. ともに向上を目指す謙虚な気持ちが必要
    母ガニと子ガニ(イソップ物語)
  8. ウソをつくと、信用されなくなる
    オオカミと少年(イソップ物語)
  9. 「あんなにしてやった」の恩着せ心が、化け物となって飛び出した
    舌切りスズメ(日本昔話)
  10. こんな短い快楽のために、身を滅ぼすなんて
    ハエたち(イソップ物語)
  11. 才能の有無とは別な所に、幸福のカギがある
    ウサギとカメ(イソップ物語)
  12. 他人のものは、よく見えてしまう
    肉をくわえたイヌ(イソップ物語)

第3章 山青くして花萌ゆる道

  1. 清潔さと仕事の能率、品質は、深い関係がある
    自動車王 ヘンリー・フォード
  2. 極貧から億万長者へ転じるカギは、「小遣い帳」にあった
    大富豪 ロックフェラーの宝物
  3. 天が知っている、地が知っている…… それでも、誰も知らないと、言うつもりか
    不正を拒んだ楊震
  4. カエルに教えられた、スランプの克服法
    書道の大家 小野道風
  5. 鉄の棒を磨いて、針を作る苦労に比べれば
    唐の詩人 李白が受けた衝撃
  6. やわらかい水でも、硬い石に穴をあける
    雨だれの説法 音羽の明詮
  7. 和する努力をすれば、何倍もの力を発揮する
    毛利元就「三矢の教訓」
  8. 若い時にこそ、積極的に苦労を求め、
    いろんなことに挑戦せよ
    智将 小早川隆景の戒め
  9. 縁起をかつぐ心は、戦う前から負けている
    鳩を撃った武田信玄
  10. いつも初陣だと思って戦いに臨むから、一度も不覚をとらない
    武田家の無敵軍団 山県昌景
  11. 悪いことは、わずか1つであっても、改めるのは難しい
    悪人の肖像画を掛けた島津義久
  12. 非難されても怒らず、向上のチャンスにする
    非難文を家宝にした堀秀政
  13. 口のうまい者、悪口を言う者は、信用されない
    才知ある男を解雇した蒲生氏郷
  14. 「殿、縁起の悪い日でござる」「気にするな。自分で切り開いて進めばいい」
    関ヶ原に勝利した徳家康
  15. >人生最大の失敗を、飛躍のバネに
    監獄で猛勉強 陸奥宗光
  16. 人知れぬ努力があってこそ、名演説が生まれる
    1分の原稿に1時間かけるルーズベルト
  17. 町の中に虎がいなくても、3人が見たと言えば信じられてしまう
    市に虎あり
  18. 渇しても盗泉の水を飲まず
    志ある者の心構え 陸機
  19. 石に立つ矢 どんなことでも成し遂げられる
    漢の李広
  20. 志を立てるのに、遅すぎるということはない
    人生の岐路に立ったボールドウィン
  21. 聞くは一時の恥、聞かぬは一生の
    『東海道中膝栗毛』
  22. 「君は、なぜ、親友を裏切ったんだね」
    「私情に左右されてはいけないのだよ」
  23. 『平家物語』は、私たちの中で繰り返されている
    「諸行無常」の真実
  24. 男と女の間は、分からない
    袖ふれあうも、多生の縁
  25. 目的がハッキリすれば、何を優先すべきか、自と決まる
    『徒然草』が示す、悔いなき人生の秘訣
  26. 地位も、学問もない男が、日本の歴史を変えた
    寝小便が治らなかった坂本竜馬
  27. 夢に向かう 志ひとつで結果は大きく変わる
    65歳からの挑戦 カーネル・サンダース

第4章 さんざめく星たちへの道

(読者から寄せられた体験談です)