幸せへの一歩は運のせいにしないことから

  • 伊藤健太郎(著)

定価 ¥1,400 税込

内容紹介

話題のロングセラー、98万部『なぜ生きる』の著者が贈る! 今日の一歩が、あなたの明日を変える──。

「頑張ってきたつもりなのに、なぜか報われない」
「どうして、あの人ばかり評価されるんだろう」
「自分ってダメな人間なのかな……」

そんな思いを持つことはありませんか。

誰よりも真面目に努力しているのに、どこか「正直者が馬鹿を見る」ような、スッキリしない気持ちになることがある。

時には「なんであんなに怒ってしまったんだろう?」と思うほど相手を責めたり、こんなに苦しいのは環境のせい、運のせいだとあきらめて、かえってストレスをため込んだりすることも……。

けれど、心のどこかでは気づいているはずです。

不幸を周りのせいにしていても、決して善い結果は現れないということを。

努力は必ず報われると分かれば、元気が出ます

幸せになりたいあなたの最強の味方は、「運命」に論理で近づくことです。

本書は、98万部のベストセラー『なぜ生きる』の著者が語る、原因と結果の法則。

「因果の道理が分かれば、心が変わります。心が変わってこそ、現実が変わるのです」。

理不尽とも思える“人生のしくみ”をやさしく解き明かし、読者からは「運命は自分で切り開いていくものだと分かった」「ずるい人が得をする世の中で、信念を持って生きられそうです」など、多くの感動の声が寄せられています。

不運は、嘆くものではありません。理解し、乗り越えていくものです。

『幸せへの一歩は運のせいにしないことから』──。

一歩、また一歩と踏み出した人には、輝く未来が広がっているにちがいありません。

※本書は、平成27年に刊行された『運命を切り開く因果の法則』を加筆修正して、再編集いたしました。

読者からのメッセージ

私は最近、自分の運を変えたい、良くしたいと考えていましたが、なかなか答えが見つからずにいました。この本には、その答えがありました。
(43歳・女性)

これまでいろんな人生論、幸福論を読んできましたが、本書は、まさしくそれらの集大成のような一冊でした。分かりやすく、かつ本質を突いていて、今後の人生を歩むうえで意識したいこと、役立つことがたくさん書かれていました。出会えて良かったです。
(60歳・男性)

若い頃から哲学に興味をもっていました。教師歴40年の間で、生徒の心を打つ言葉を探してきましたが、このような本に出会い感動しています。とても読みやすく、虚無感におちいりやすい今の自分に「そうか!」と胸におちる本でした。ありがとうございました。
(69歳・女性)

「なぜ私が」「どうして他人でなく、自分に不幸が訪れるのか」と、こんなことばかり考えていました。「因果応報」の根源がわかり、気持ちが楽になりました。何回も読み直し、少しでも理解したいです。
(61歳・男性)

執筆者プロフィール

目次

【主な内容】

第1歩 運のせいにしない

努力は必ず報われると分かれば、元気が出ます

なぜ、ゴッホは貧乏暮らしで、ピカソは億万長者になったのか/他人の評価に一喜一憂していてもしかたがない

第2歩 運命は自分で切り開く

「自因自果」を知らされると、不満や恨みが消え、心の安らぎが得られます

ソクラテスは、「どうすれば幸せになれるのか」を、真剣に問い続けた/善をすれば必ず幸福になり、悪には必ず報いがある

第3歩 迷いを見抜く

古代インド、6人の自由思想家の主張を聞くと真実が見えてきます

「罪を犯しても、その報いはなく、善に励んでも、幸せにはなれない」……?/「死んだら無になるのだから、来世の報いはない」……?

第4歩 因果の法則を受け入れる

2600年前にブッダが悟った「真理」とは、何か?

他人の目をごまかしても、悪の行為の報いは必ずやってくる/「因果の法則を知って、恨みから離れなさい」とブッダは教える

第5歩 運命は変えられる

未来は決して固定したものではありません

オイディプス王の悲劇に見る宿命論/過去にやってしまったことは、どうしようもないのか

第6歩 欲との向き合い方

ソクラテスとカリクレスによる「善」か「快」かの激突

カリクレスの主張「欲しいものを、欲しいだけ手に入れるのが最高の人生!」/ソクラテスの主張「現世も来世も幸せになれるよう善に努めるべきだ」

第7歩 前世と来世を正しく理解する

魂が永遠か否かで、生き方がガラッと変わります

「私」が来世も続くとは、何が続くのか/死後どうなるかは、第一に明らかにしなければならない大問題

第8歩 じゃあ、何から始めるべきか

六波羅蜜のすすめ
何が善で、何が悪か/善を実行する人には、必ず幸せの花が咲く