Dr.明橋のホッとする子育て相談室Q&A #8

  1. 子育て
  2. 育児

子どもの気持ちに共感し、受け止めるには、具体的にどうすればいい?

質 問

子どもの話を聞く時は、「気持ちを受け止めることが大事」とか、「共感が大切」といわれますが、どういうことでしょうか。
具体的に、どんなふうに声を掛けたらいいのか、教えてほしいです。

答 え

例えば、子どもが、「学校へ行きたくない」と言ったとします。
その時に、「だめ。子どもは学校に行くものなの!」と言うのは、子どもの気持ちを突っぱねている対応です。

また、「じゃあ、休みなさい」と言うのも、子どもは、行動面では受け入れてもらったと感じるかもしれませんが、気持ちを受け止めてもらったとは感じないでしょう。

気持ちに共感、受け止める対応とは、例えばこの場合、まず

どうして行きたくないのかな?

と聞きます。
子どもが理由を話したら、なるほど、と聞きます。
そのうえで、

そういうことで、学校に行きたくなくなるくらい、つらいんだね

と言います。
これが、気持ちに共感し、受け止める対応です

理由を言えない時も、

理由はうまく言えないけれど、とにかく、学校に行きたくなくなるくらい、つらいんだね

と言います。

ここでは、学校へ行く、行かないという、行動面は問題にしていません。
まず、「行きたくない」という気持ちに焦点を合わせて、その気持ちに寄り添っています。

もちろん、その後で、「お母さんは、あなたに学校へ行ってほしい」などと、こちらの願いを伝えることは、状況に応じて差し支えありませんが、まずその前に、子どもの気持ちに共感することが大切なのです

では、子どもが、「もう死んでしまいたい」と言ったらどうするでしょうか。
「死んではダメ!」と直に返すか、「じゃあ、死ねば?」と言うか(こういう親御さんはあまりないと思いますが……)。

ここで、気持ちに共感し、受け止める対応とは、理由を聞いたうえで、

死にたいくらい、つらいんだね

と伝えることです。

相手の行動の裏に隠された気持ちを汲み取って、言葉にして返す。
そのように対応してもらった子どもは、また、言葉によって、気持ちを吐き出すことを覚えます。
それが、キレない子を育てる、いちばんの近道なのです。

Dr.明橋の子育て相談室Q&A

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