5人に1人の敏感タイプ=HSPとは? #8

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もしかして私HSPとは違う!?と思ったら-HSPの誤解あるある【まとめ】

『生きづらいHSPのための、自己肯定感を育てるレッスン』の著者、高木のぞみさんがつづるHSPシリーズです。

最近、いろいろなところで、HSPという言葉をよく見かけるようになりました。
それだけHSPということが知られてきたのだなと嬉しく思います。
(HSP=Hghly Sensitive Person、「ひといちばい敏感な人」という意味)

またその一方で、HSPと知ったばかりの人が見ると、混乱したり、なおのこと落ち込んでしまうのではないかと、心配になったりする情報もあります。

そこで、お伝えしたいことをまとめてみましたので、「HSPかな?」と思われている方に読んでいただけると嬉しいです。

一口にHSPといっても人それぞれ

HSPの人の体験談を聞いたり、読んだりしていると、
「わかるわかる!」
と共感するものと、
「あれ?そんなことは全然なかったな」
と思うこと、ないでしょうか?

私はよくありました。HSPと知ったばかりの頃は、そのたびに、「あれ?もしかして私HSPじゃない!?」と混乱したものです。

はっきりさせておきたいことは、「HSPといっても人それぞれ」ということ。

共通点はただ一つ

HSPはいろいろなことに敏感です。そしてその「敏感である」という点においてのみ共通しているのです
何を敏感に感じるのか、どう感じるのかは人それぞれです。

また、年齢、生まれた場所、親の育て方、兄弟の有無など、育ってきた環境や、本人の性格によっても異なってきます。

例えば、HSPの人には、人混みや人間関係で疲れやすいと感じる人が多いです。
しかし、大家族だったり、常ににぎやかな環境で育ってきた人は、人混みの騒音が気にならないかもしれません。

実家が商売をやっていたりすると、毎日人が出入りしているため、初対面の人と接することが得意な人もいるかもしれません。

そして、家族や友人が敏感さを受け止めてくれたか、それとも否定されてきたのか、それによっても、その人の自己肯定感の程度は天と地の差があります。

そうすると、アクシデントが起こった時に、「そういうこともあるよね」と思うか、「自分はなんてダメなんだ」と思うか、感じ方は全く異なります。

一人一人違って当然

よって、HSPの敏感さが生きづらさの要因になることはあっても、

「HSP=生きづらい人」ではない

ということですね。

自己肯定感を育て直していければ、HSPの敏感さを活かして輝いて生きていくこともできるのです。

HSPの人はさまざまなことに敏感で、確かに生きづらい人が多いと感じます。
ですが、上記のように敏感さを受け入れられてきた人は比較的自己肯定感が高く、生きづらさを抱えていないHSPもいるのです。

このように、HSPと一言でいっても、違って当然なんです。

だから、他の人の体験を聞いて、「私はそんなことなかった」と落ち込まなくていいし、いろんな人がいていいのだと思います。

HSPは診断されるものではない

よく、「診断は受けていませんがHSPだと思います」という言葉を見かけます。

HSPは病気ではないので、診断されるものではありません。

確かに、医師の中でも少しHSPの概念が知られるようになり、医師からHSPの概念を知った人もあると思います。

ですが、そもそも病気ではないので、チェックシートをしてみて、「HSPだったから、今までの自分はこうだったのか」と知ることで楽になれれば、それでいいと思います。

見た目や言動では判断できません

中には、HSPだと思って、周りのHSPだと言っている人に、「私もそうみたい」と言ってみたところ、「あなたは違うんじゃない?」と言われてショックを受けた人を何人か見てきました。

先述したように、HSPの中でも感じ方はさまざまです。見た目も異なります。

ちなみに私も、HSPであり、HSS寄りなので、初対面はむしろ得意ですし、人前ではいつでも元気に振る舞えるため(家に着いた途端倒れますが…)HSPには見られません(笑)

見た目や言動では判断できないと思います。

ただ、それでも心配な方は、HSPに理解のある医師を探したり、HSPカウンセラーという方に一度相談してみるのもありかなと思います。

HSP=能力の高い人たち?

HSPの人のことを、いわゆる「能力の高い人たち」と思っている人があるようです。

確かに、HSPの人は他の人の気持ちを察する力が高い人が多く、配慮が自然にできているように見えると思います。

人がどう感じているかはその人にしか分かりませんし、周りにはその人の「言動」しか見えないので、そう思われるのも当然かもしれません。

ですが、HSPの人たちの多くは、雑音や話し声、匂い、その場の空気など、たくさんの「情報」で常に頭がいっぱいになりがちです。

そのものすごい情報の中から、今目の前にいる人に「どんな言葉をかけたら相手は不快にならないか」「以前との変化はないか」などを瞬時に判断して、周りから「配慮ができる」と言われるような対応をしているのだと思います。

なので、自然とさらっとそういうことをやっているのではなく、ただでさえいっぱいの頭をフル回転させて、頑張って配慮しているのです

だからこそ家に帰るとぐったりしてしまい、HSPでない人と比べて休む時間が長く必要になるということも、知っていただきたいことの一つです。

自分を受け入れると楽になる

ここまでHSPにまつわる誤解について書いてきましたが、何が言いたいのかというと、「あなたはあなたのままでいいよね」ということです。

いろんなことに敏感で、疲れやすく、周りの人と比べていると劣っていると感じるかもしれません。

ですが、そんなふうに感じているHSPは、人口の2割なんです。
あなたは毎日ものすごく頭をフル回転させて、「頑張って生きている」のです

そんな自分を受け入れて、「毎日頑張ってるよね」「お疲れさま」と自分に言えるようになると、とても楽になります。

ぜひ、HSPの特性をよく知り、頑張って生きてきた自分をほめてあげてほしいなと思います。

生きづらいHSPのための、自己肯定感を育てるレッスン

生きづらいHSPのための、自己肯定感を育てるレッスン

高木のぞみ、高木英昌(著)

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