ハッピーマインドの磨き方 #5

  1. 人生

「いつも私が悪い」と自分を責めていませんか?相手も自分も責めないシンデレラストーリーを

私のプロフィールや経歴を見て、「猪突猛進に仕事をこなしているマッチョな女性を想像する」と言われたことがあります。

今でこそ、大勢の前で話をすることも多いのですが、本当は人前に出るのも億劫で、孤独を好むタイプです。

そんな自分に悩んでいた時期に、私自身が「HSP」だと知って納得するとともに、とても気持ちが楽になりました。

そして、一層、仕事と家庭とに向き合えるようになったと感じています。

HSPであるからこそ、相手の気持ちや状況の変化に敏感で、いち早く対処できたり、相手の気持ちに寄り添ったりできることもあります。

生きていると、様々なトラブルにみまわれることも、理不尽だと思えるような困難な出来事が発生することもあります。

ですが、 あらゆる困難にチャンスを見出すほうが、あらゆるチャンスに困難を見出すよりも、ハッピーに生きられます。

そんなヒントになるエピソードの一つを、皆さんに共有していきたいと思います。

(新谷典子)

ホームの隙間とシンデレラ ~相手も自分も幸せに咲かせる

「私がシンデレラになりそこねてからの、シンデレラストーリーを話しましょうか」

これは、女性経営者のNさんの体験談です。

ある日、私が仕事で新幹線に乗り込もうとした時、ドア付近で後ろから来た男性にハイヒールのかかとを踏まれてしまったの。

その勢いで、ヒールのかかとが車体とホームの隙間にはまって、片足からすっぽ抜けた。

オットットとよろめきながら、ドア付近で「押したの、誰よ?」と思いながら振り向くと、かかとを踏んだ犯人は、ツイードのスーツを着た初老の紳士と判明。

彼は「大丈夫ですか?」と、靴をホームのスキマから救出し、そのままハイヒールを捧げ持った従者のように、まずは一緒に車内へ。

後続の方に迷惑もかけられないので、私はいったん片足歩行で新幹線のシートに座った。

紳士からハイヒールを受け取った後、どんなことがあったと思う?

ヒールには大きなキズが入ってしまって。紳士が申し訳なさそうに、私の席まで再訪問してこられたから、 こう伝えたの。

「私、シンデレラになりそこねましたね」

だって、すぐにその場で王子に靴を返されたから。

そして、「これで新しい靴を買う口実ができました」

と明るく笑顔で伝えると、紳士の瞳が輝き、

「どうかこれを使ってください」

新しい靴の代金にと、過分なお心遣いを渡してこられたの。

もちろん、お断りしました。

「それではこれを機会に、私の名刺だけでも受け取ってください」

と渡してこられたのが縁となって、その後、その紳士(企業の社長さん)とのビジネスにつながっている。

Nさんのようなトラブルに見舞われた時、私たちはどういう態度をとるでしょうか。

踏まれた側なのに、思わず自分を責め、「私がもたもた歩いていたから悪いんです」と卑屈になってへりくだる?

反対に、外的要因に目を向け、「あなたのせいだから弁償して」と、踏んだ相手を責める?

このように「私が悪かった。だからあなたのせいではありません」と自分を責めるか、「こんなことになったのは、あなたのせいだ」と相手を責めるかの、どちらかである場合が多いかもしれません。

一方、Nさんの、「私、シンデレラになりそこねましたね(微笑)」という対応は、誰も責めてはいません。むしろ微笑みを届けています。

今起きたことの状況を俯瞰して、自他ともに楽しく前に向かえるよう、ユーモアで包み込んでいるのです。

そんなNさんは、単なる「シンデレラ」ならぬ「花咲かシンデレラ」と呼ばれているとか。

Nさんが現れた場所は四方に花が咲き、マゼンダピンク色に染まったようにハッピーな空気が流れる。

Nさんが歩く場所は、でこぼこ道にも、レッドカーペットならぬ、「マゼンダピンクのカーペット」が敷かれたかのように、自他ともに華やかで楽しい道ゆきとなる。

どうしたら「花咲かシンデレラ」になれるのか?先の新幹線ストーリーを分析してみましょう。

自分も他人も責めないで、未来に種をまく

出来事の意味というのは、自分の解釈で、いくらでも変わります。

そこが一つめのポイントです。

解釈次第では、「後ろから来たウッカリ者の初老のおじさんに、靴を踏まれた悲劇」です。

だけど、Nさんは「私が悪うございました」とも、「あなたが悪い」とも責めなかった。

それによって彼女は、よきビジネス相手ともめぐり会い、まさにシンデレラストーリーを描けた。

「靴を踏まれてしまった」というのが出来事。

ではどうすれば、この出来事をハッピーに展開してゆけるのか。

自分に結果が起きたということは、その原因は自分にあるので、「ハイヒール歩行には留意しよう」ですし、踏んだ人は事態のきっかけをつくったわけです。

これが本当のこと。

けれども、今から過去には遡れない以上、結果が起きた瞬間から、他人のせいにせずに、自分が変えられることに焦点をあてて行動し、どのように最善を尽くしていきたいか。
卑屈にならず、さりとて傲慢にもならず。

この思考の型や行動を習慣化して、あらゆる出来事を糧にして生きたいものです。

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