今回は「親の折れない心」についてのご質問です。
人は誰しも調子のよい時ばかりではありません。何かに行き詰まったり、壁にぶつかったりするときもあるでしょう。
そのため、親は子どもに、自分自身を思いやる気持ちを育み、転ばぬ先の杖は出さないようにと、日頃から子育てを意識されていると思います。
ですが、親自身が壁にぶつかったとき、心折れてしまったときは、どのように対応すればよいのでしょうか。
子育てが思うようにいかず、親自身が心折れてしまう、そういった場合の対応法を共有したいと思います。
【質問】心が折れてしまう時の対応法は?
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親自身が心折れてしまい、子どもにも適切に向き合えていません。そのような場合、自分自身とどのように向き合えばよいのでしょうか。
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【回答】親だって心が折れることはある
自分自身の心が折れてしまったら、それはそれでありのまま認めればよいと思います。
「頑張らないと」「心折れてしまってダメな親」などと自分を否定しないでください。
誰しも疲れるとき、順調に物事が進まないときはあります。その時「辛い」と感じれば、その気持ちも大切にしましょう。
そしてそれは、決してダメなことではなく、誰にでもあること、とまずは捉えましょう。

心が折れるのは頑張っている証
壁にぶつかって、心が折れたと感じるのは、子どもと真剣に向き合い、子育てを頑張っている証です。
ですから、そのような自分を認め、ほめてあげましょう。
一人の時間を作り、気持ちに余裕を持つ
少しの時間でも、ホッとするひとときがあると、気持ちに余裕が生まれてくるものです。
ただ子育て中は、一人の時間の確保は難しいでしょう。
ですが少し工夫して、たとえば、子どもが就寝した後などに、たとえ15分でもよいですので、一度、自分だけの時間を作ってみてはいかがでしょうか。
その時、ゆっくり好きな飲み物を飲む。本を読む、夜空の星を見あげる、少しオシャレにネイルをしてみる、推しの応援を楽しむのもいいですね。
気持ちに余裕ができてくると、落ち着いて物事を考えたり、対処できるようになり、ポジティブな思考もできるようになってきます。
そうすると折れた心も、少しずつ元気を取り戻してくることでしょう。

誰かに話す
つらい気持ちや、状況を誰かに話してみましょう。
例えば、パートナーや親、またよく似た環境のママ友もいいですね。
たとえ、気持ちそのものを話さなくても、雑談をするだけでも気持ちは軽くなっていくことが多いです。
習慣を変えてみる
人は、嬉しいと笑顔になりますが、笑顔を見れば嬉しくなることもあるでしょう。
落ち込んだり、心折れたり、ネガティブになったとき、行動を変えることで、気持ちが変わり、ポジティブになっていくことがあります。
日々の習慣を少し変えるだけで、折れた気持ちが少し楽になってくることがあります。
朝、鏡を見たとき、ひと言「頑張っているね、私」とつぶやく。
道を歩いていて、花を見たとき、青空を見たとき、夕陽を見たとき、深呼吸をして「あぁ、キレイ」と美しさを感じてみる。
夜眠る前に、今日の自分の行動を振り返り、できたこと、嬉しかったこと、自分を褒めたいこと……を思い出してみる。
例えば、家族に美味しい夕食を作った、子どもをハグしたら、お互い笑顔になったなど、どんな小さなことでも大丈夫です。

心折れないために心がけたい5つのこと
では、次に心が折れないように、日頃から意識しておくとよいこと、5つをお伝えします。
1. 自分を責めない
できない自分、疲れている自分を否定しない。
2. 無理に合わせない
合わないと感じる人に、無理に合わせる必要はありません。
3. ワクワクを大切に
心が動くことには、積極的に関わってみましょう。
4. 自然体でいる
無理に明るく振る舞おうとしなくて大丈夫です。
5. 自分軸を持つ
人と比べず、自分の価値観を大切にしましょう。
自分の心を守ることは、子どもの心も守ること
親だからといって、なにもかも完璧を目指す必要はありません。
親でも苦しいとき、悲しいとき、辛いとき、一歩も前に進めないと感じるとき、いろいろあるでしょう。親でも泣きたいときは、泣けばよいのです。
むしろ、つまずいたり、壁にぶつかったりしながら、そこから立ち上がる様子は、子どもにとって、学びになるでしょう。
親が涙を流していたら、そっと肩に手をやって「大丈夫?」と声をかけてくれるような優しさが、子どもに生まれるかもしれません。
まずは、自分の心をありのまま認め、守ってあげてください。それは結果的に、子どもの心を守ることにつながるでしょう。
編集部より
「もっと頑張らなきゃ」。そう思うほど知らず知らずのうちに、自分を追い込んでしまうことがあります。
けれど、心が折れそうになるのは、それだけ真剣に子どもと向き合っている証でもあるのです。
大切なのは、“完璧な親”を目指すことではなく、まず自分の心を大切にしてあげること。
そんな親自身の心との向き合い方をやさしく教えてくれるのが、田宮由美先生の『比べない子育て』です。
子育てに疲れたとき、そっと心を軽くしてくれる一冊です。ぜひお手に取ってみてください✨
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特に「ありのまま」を認めることが、子どもの確かな土台になるという点に強く共感いたしました。
親の気持ちにも優しく寄り添う内容で、読み終えた後は、心がほっこりと温かくなる一冊です。
親御さんはもちろん、子どもに関わるお仕事や活動をされている多くの方に、ぜひ手に取っていただきたいと感じました。