1. 子育て

子育てで親の心が折れそうなとき、自分を責めないための向き合い方とは

今回は「親の折れない心」についてのご質問です。

人は誰しも調子のよい時ばかりではありません。何かに行き詰まったり、壁にぶつかったりするときもあるでしょう。

そのため、親は子どもに、自分自身を思いやる気持ちを育み、転ばぬ先の杖は出さないようにと、日頃から子育てを意識されていると思います。

ですが、親自身が壁にぶつかったとき、心折れてしまったときは、どのように対応すればよいのでしょうか。

子育てが思うようにいかず、親自身が心折れてしまう、そういった場合の対応法を共有したいと思います。

【質問】心が折れてしまう時の対応法は?

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      親自身が心折れてしまい、子どもにも適切に向き合えていません。そのような場合、自分自身とどのように向き合えばよいのでしょうか。

【回答】親だって心が折れることはある

自分自身の心が折れてしまったら、それはそれでありのまま認めればよいと思います。

頑張らないと」「心折れてしまってダメな親」などと自分を否定しないでください。

誰しも疲れるとき、順調に物事が進まないときはあります。その時「辛い」と感じれば、その気持ちも大切にしましょう。

そしてそれは、決してダメなことではなく、誰にでもあること、とまずは捉えましょう。
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心が折れるのは頑張っている証

壁にぶつかって、心が折れたと感じるのは、子どもと真剣に向き合い、子育てを頑張っている証です。

ですから、そのような自分を認め、ほめてあげましょう。

一人の時間を作り、気持ちに余裕を持つ

少しの時間でも、ホッとするひとときがあると、気持ちに余裕が生まれてくるものです。

ただ子育て中は、一人の時間の確保は難しいでしょう。

ですが少し工夫して、たとえば、子どもが就寝した後などに、たとえ15分でもよいですので、一度、自分だけの時間を作ってみてはいかがでしょうか。

その時、ゆっくり好きな飲み物を飲む。本を読む、夜空の星を見あげる、少しオシャレにネイルをしてみる、推しの応援を楽しむのもいいですね。

気持ちに余裕ができてくると、落ち着いて物事を考えたり、対処できるようになり、ポジティブな思考もできるようになってきます。

そうすると折れた心も、少しずつ元気を取り戻してくることでしょう。
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誰かに話す

つらい気持ちや、状況を誰かに話してみましょう。

例えば、パートナーや親、またよく似た環境のママ友もいいですね。

たとえ、気持ちそのものを話さなくても、雑談をするだけでも気持ちは軽くなっていくことが多いです。

習慣を変えてみる

人は、嬉しいと笑顔になりますが、笑顔を見れば嬉しくなることもあるでしょう。

落ち込んだり、心折れたり、ネガティブになったとき、行動を変えることで、気持ちが変わり、ポジティブになっていくことがあります。

日々の習慣を少し変えるだけで、折れた気持ちが少し楽になってくることがあります。

朝、鏡を見たとき、ひと言「頑張っているね、私」とつぶやく。

道を歩いていて、花を見たとき、青空を見たとき、夕陽を見たとき、深呼吸をして「あぁ、キレイ」と美しさを感じてみる。

夜眠る前に、今日の自分の行動を振り返り、できたこと、嬉しかったこと、自分を褒めたいこと……を思い出してみる。

例えば、家族に美味しい夕食を作った、子どもをハグしたら、お互い笑顔になったなど、どんな小さなことでも大丈夫です。
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心折れないために心がけたい5つのこと

では、次に心が折れないように、日頃から意識しておくとよいこと、5つをお伝えします。

1. 自分を責めない

できない自分、疲れている自分を否定しない。

2. 無理に合わせない

合わないと感じる人に、無理に合わせる必要はありません。

3. ワクワクを大切に

心が動くことには、積極的に関わってみましょう。

4. 自然体でいる

無理に明るく振る舞おうとしなくて大丈夫です。

5. 自分軸を持つ

人と比べず、自分の価値観を大切にしましょう。

自分の心を守ることは、子どもの心も守ること

親だからといって、なにもかも完璧を目指す必要はありません。

親でも苦しいとき、悲しいとき、辛いとき、一歩も前に進めないと感じるとき、いろいろあるでしょう。親でも泣きたいときは、泣けばよいのです。

むしろ、つまずいたり、壁にぶつかったりしながら、そこから立ち上がる様子は、子どもにとって、学びになるでしょう。

親が涙を流していたら、そっと肩に手をやって「大丈夫?」と声をかけてくれるような優しさが、子どもに生まれるかもしれません。

まずは、自分の心をありのまま認め、守ってあげてください。それは結果的に、子どもの心を守ることにつながるでしょう。

編集部より

もっと頑張らなきゃ」。そう思うほど知らず知らずのうちに、自分を追い込んでしまうことがあります。

けれど、心が折れそうになるのは、それだけ真剣に子どもと向き合っている証でもあるのです。

大切なのは、“完璧な親”を目指すことではなく、まず自分の心を大切にしてあげること。

そんな親自身の心との向き合い方をやさしく教えてくれるのが、田宮由美先生の『比べない子育て』です。

子育てに疲れたとき、そっと心を軽くしてくれる一冊です。ぜひお手に取ってみてください✨

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特に「ありのまま」を認めることが、子どもの確かな土台になるという点に強く共感いたしました。

親の気持ちにも優しく寄り添う内容で、読み終えた後は、心がほっこりと温かくなる一冊です。

親御さんはもちろん、子どもに関わるお仕事や活動をされている多くの方に、ぜひ手に取っていただきたいと感じました。