心根育(ここねいく) #11

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【読書感想文】スラスラ書けて、本好きになる!親ができる5つのこと

今年も夏休みが近づいてきました。
やる気を損なうことなく、子どもの宿題をサポートするにはどうしたらよいのでしょうか。

夏休みの宿題の中でも、特に「読書感想文」は、取り組み方一つで子どもが本好きになるか、本嫌いになるかが変わってくると言われています。

本を読む喜びを体験しながら、スラスラ書ける! そんな「読書感想文」の書き方について、家庭教育研究家の田宮由美先生に教えていただきます。

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(1万年堂ライフ編集部)

【読書感想文】スラスラ書けて、本好きになる!親ができる5つのことの画像1

皆さん、こんにちは。家庭教育研究家の田宮由美です。


夏休みの学校の課題と言えば、まず「読書感想文」が頭に浮かぶのではないでしょうか。

本を読んだ感動を文章にするのですが、苦手意識があり、苦労している子どもが結構多いものです。

子どもが読書感想文に取り組むとき、親はどのようにフォローすればよいのでしょうか。

子どもが読書好きになる声のかけ方や、スムーズに書けるコツをお伝えします。

読書感想文を書くとき、最も大切にしたいこと

【読書感想文】スラスラ書けて、本好きになる!親ができる5つのことの画像2読書感想文に取り組むにあたり、最も大切にしたいこと。それは、「読書が好きになること」だと思います。読書感想文を書くことにより、読書が嫌いになっては、本末転倒ではないでしょうか。

「読書感想文」は、文字の通り、読書後の感想を文章にまとめることで、内容を頭の中で整理し、本を通して得たものに気づき、感想を書き、読書の素晴らしさを知っていくことです。

「読書感想文を書きなさい!」「早く宿題を済ませなさい!」と言うのは、読書感想文に暗い思い出が残るだけでなく、本そのものを嫌いになっていく可能性がありますので、言ってはいけないNG対応です。

子どもが読書感想文に取り組むとき、親はどのようにアドバイスすれば、読書好きなり、スラスラと読書感想文を書けるのでしょうか。そのサポート手順とコツを説明します。

スラスラ書けて、読書が好きになる親サポートの手順

【サポート①】親子で本選びを楽しむ

まずは、読書する本を選ぶところからサポートしましょう。

親が「この本にしなさい」と言うのではなく、子ども自身が何か魅かれるものを感じることが大切です。たとえば、

「興味ある分野について書かれてある」
「友だちや先生に薦められた」
「タイトルが気になった」
「表紙のイラストに引かれた

など、最初の理由は人それぞれです。そこから「読んでみたい」と感じた本を選ぶよう、アドバイスするとよいでしょう。

そのあとは次のような手順で、書くことをサポートしていくのがいいと思います。

【サポート②】場面ごとに主だった出来事をまとめる

本を読み終えたら、要点を整理してみましょう。紙に書いて、登場人物の名前、場面の移り変わりなどを把握します。

そして場面ごとや、時間の流れに沿って、出来事を具体的に挙げていくと整理しやすいでしょう。

たとえば『桃太郎』なら……
①おばあさんが桃を拾う ②桃の中から赤ん坊が生まれ、「桃太郎」と名付ける ③成長した桃太郎は村を騒がせている鬼を退治に行く ④鬼ケ島に行く途中、犬、サル、キジに出会い、きび団子をあげて仲間にしていく ⑤皆で力を合わせ、人々を困らせる鬼を退治する

【サポート③】主人公に焦点を当てる

全体の流れをザックリつかめば、次に細かく掘り下げていきましょう。

主人公だけを取り上げ、性格や生い立ち、行動の特徴、感情の変化など、時間経過に照らし合わせて考えてみましょう。

そして主人公の生き方や考え方をどのように感じたか、まとめてみましょう。

たとえば『桃太郎』なら……
【主人公の変化】
桃太郎はたくましく育った。村を騒がせる鬼のうわさを聞きつけ、許せないと感じた。

【感じたこと】
・桃太郎は正義感が強いと思う。
・大事に育ててくれたおじいさん、おばあさんのことを心配したのかもしれない。

【サポート④】感動した場面を思い起こす

全体を通し、最も感動した場面はどこだったかを思い起こしましょう。

心に残っている言葉、印象的な場面や出来事を書き出してみるといいですね

たとえば『桃太郎』なら……
正義のために、自分より大きな強い相手に立ち向かう勇気。

【サポート⑤】自分の思いや考えと照らし合わせる

次に、主人公の言葉や行動と、最も感動した場面の関連性がどのようになっているかを考えます。
そして自分の場合や、自分の気持と照らし合わせ、

「自分なら○○した」
「私だったら△△と考える」
「ボクも、□□と行動しただろう」

などと考えてみましょう。自分の性格と似ている、あるいは自分の意見と反対である、などを表すとよいですね。

たとえば『桃太郎』なら……
ボクが鬼退治に行くとしたら、鬼が怖いので、もっとたくさんの人に声を掛けると思う。

【サポート⑥】自分の思いや考えと照らし合わせる

最後に、この本を読んで、自分の言動を変えていこうと思ったこと、得たことや、考えが変わったこと、また自分への課題などを考えてまとめるとよいでしょう。

たとえば『桃太郎』なら……
「自分一人の力だとできないことも、皆で協力し合うことで、できるんだ!」と思った。
困難に出遭っても、友達と協力し合って、勇気を持って乗り越えていきたいと思った。

【もう一歩先のアドバイス】さらにスラスラ書ける親サポートのコツ

ポイント個所に付箋を貼る

【読書感想文】スラスラ書けて、本好きになる!親ができる5つのことの画像3

以上、6つのサポートの手順をお伝えしましたが、それらに関するページに付箋を貼っていくと、感想を文字にするとき、見やすくなります。

ポイントを書き出す前に、付箋を貼ることもアドバイスすると、よりスムーズに取り組めるでしょう。

メモ用紙に記入し並べる

【読書感想文】スラスラ書けて、本好きになる!親ができる5つのことの画像4

いきなり原稿用紙に書くのではなく、まずは要点や感じたことをメモ用紙に書き出していくのもオススメです。

そのメモ用紙を並べ替え、文の構成を考えていくと、文章が書きやすくなります。

【仕上げの親サポート】書き終えればチェックし修正する

【読書感想文】スラスラ書けて、本好きになる!親ができる5つのことの画像5子どもが感想文を書き終えたら、必ず読み返し、次のポイントを一緒にチェックしましょう。

✅基本的な原稿用紙の使い方、文章の書き方の決まりは守られているか
✅あらすじだけになっていないか
✅感想だけになっていないか
✅自分の考えや生き方に影響を与えた個所がきちんと書かれているか

こういった点を中心に見直すとよいでしょう。

最後に、子どもが書いたものを評価するのではなく、「お母さんも○○ちゃんと同じように感じていたの!」「○○の感想文を読んでたら、お父さんもこの本、読みたくなったよ」と共感したり、ほめる言葉をかけたりしていきましょう。

この機会に、親子で興味ある本を読み、感想を語り合ったりするのもオススメです。

ぜひ読書が好きになるよう、親子で楽しく取り組んでいきましょう。

まとめ:読書感想文は「考える力」「表現する力」を養う

【読書感想文】スラスラ書けて、本好きになる!親ができる5つのことの画像6

夏休みの宿題の中で重くのしかかるのが、「読書感想文」というお子さんは多いと思います。
ですが、子どもが読書感想文を書くことにより、最もあってはならないのは、読書が嫌いになること。

そうしないためには、「早く書きなさい!」ではなく、書きやすくなるような言葉がけや、適切なサポートが大切です。

そして、最も育ってほしいのは、「考えを深める力」や「人の立場に立って考えること」、そして「自分の考えや思いを伝える表現力」だと思います。

子どもが本を好きになるよう、そして、読むことにより、深く考える習慣がつくようサポートしましょう。

この夏休み、子どもの世界がより広がることを願っています。

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