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読書感想文の書き方の前に!知っておきたい「本選び」のポイント

「読書感想文、どう書いたらいいのか分からない…」「読書感想文用の本はどれを選んだらいいの?」

文章の書き方をレクチャーしている専門家に記事を書いていただきました。
読書感想文に手をつける前に、ぜひ読んでみてくださいね!
お母さん・お父さんも悩んでいるお子様にぜひ紹介くださいね。

(1万年堂ライフ編集部より)

ツクツクホウシが鳴き始め、夏休みも後半に入ってくると
「ああ…宿題、まだまだ終わってないのに…」
と、あせり始める小学生・中学生・高校生の人は多いのではないでしょうか?

とりわけ、なかなか片づけられず、困ってしまう宿題の定番といえば…

そうですよね、「読書感想文」!

「ハァ〜、苦手なんだよなぁ…。何をどう書いたら良いか、ぜんぜんわからない」

そんなアナタのために、読書感想文をスムーズに書けるようになる方法をご紹介します!

ステップ①:まず、どんな読書感想文の宿題かを確認!

まず最初に、学校からもらった「夏休みの宿題 一覧」といったプリントを見て、「どんな読書感想文を書けば良いのか」を、よく確認しましょう

読むべき本(課題図書)が決まっているのか?

自分の好きな本を自由に選んでOKなのか?

「環境保護について書け」や「郷土の歴史に関する本を読んで感想文を書け」など、ジャンルやテーマが決まっているかもしれません。

また、字数は、どれぐらいなのか?

「2000字程度」や「原稿用紙4〜6枚」という具合に決まっているのか?

それとも、自由なのか?

それらの条件が、学校や学年によってそれぞれ違うでしょうから、まず「自分は、今から何をやれば良いのか」を、しっかり確かめましょう

推理小説を読んで800字の感想文を書き上げて

「ふ〜、終わった終わった。これで一安心」

と思ったのに、宿題一覧のプリントをふと見たら

「平和についての本を読んで1600字程度で感想文を書いて提出すること」

と書いてあったら、

「ええええっ!? オレの苦労は何だったの!??」

と、ガックリきてしまいますよね。

ムダな二度手間にならないよう、まずは「やるべきことの確認」が、初めの一歩です!

ステップ②:読む本を決めましょう!

さて次は、本選びです。

「課題図書・課題テーマあり」の場合

「この本を読め」と、課題図書が決まっているのなら、とにかくその本を早く手に取って、読んでしまいましょう

「環境保護」や「郷土の歴史」、「平和」など、ジャンルやテーマが決まっているなら、図書館や本屋さんで、その分野の本が並んでいる本棚を探しましょう

「図書館とか本屋さんなんか、普段ぜんぜん行かなくて…。どの辺りにどんな本棚があるのやら、ちっともわからないんですけど…」という人は、

遠慮なく図書司書さんや店員さんに

「あの〜、すいません。こういうテーマで読書感想文の宿題が出てるんですけど、オススメの本ってありますか?」

と、声をかけてみましょう

きっと親切に案内して、教えてくれますよ!

「自由に選択していい」場合

では、「読む本は自分で自由に選んでOK」という場合はどうすればよいでしょうか?

この「自由」というのは、なかなか厄介なもの。

「わたし、読書感想文って苦手…」という人は、

普段まったく(あるいは、ほとんど)本を読まない。

いざ「読書感想文」と言われても、そもそも、どんな本を読めば良いか、わからない。

読む本を選べない。

「読書」が始まらない。

「感想文を書く」というスタートラインにすら立てない。

スタートラインから程遠い地点で、いつまでも足踏みしている。

こういうケースが多いのではないでしょうか?

「そうそう!私、まさに、そのパターンなんです!」

というアナタのために、本選びの3つのヒントをお伝えします。

本選びのポイント

①まず、家の中にある本を探してみる

「暑い中、図書館とか本屋さんまで行くの、面倒くさい…」

そんな人でも一番ラクに、一番早く本をゲットする方法は

家の中にある本を手に取る」ことです。

家の本棚に、たとえば、家族が愛読している本はありませんか?
そんな本なら、その本をすでに読んでいる家族から、あらすじも聞けて一石二鳥ですね!

あるいは、押し入れの中に、むかし読んでた本が眠っていませんか?
子ども向けの本なら、字が少なくて絵が多くて、読みやすい本が多いでしょう。

さらに、むかし読んだことのある本なら、内容もある程度わかっているので、スーッと読めると思います

②友達から本を借りる。あるいは、家族や友達などからオススメ本を教えてもらう。

①とも重なりますが、「身近な人の勧める本を読む」というのは、すごく良い方法です。

その本を勧める人から、あらすじや感想を聞けるからです

読む前から本の内容がある程度わかっていれば読みやすいですし、感想文を書く時のヒントもいろいろゲットできるでしょう。

③興味のある分野の本を読む。

「そもそも、読書自体が苦手…。並んでる字を見てるだけで、頭が痛くなる」

「本を読んでると、すぐ眠くなる。一冊の本を最後まで読めた試しが無い」

そんな人もあるでしょう。

そんな人は、とにかく「アナタの好きなこと」に関する本を選びましょう

スポーツが好きな人なら、アナタの好きなスポーツに関する本を選べば、興味を持って読めるはずです。

たとえばアナタがサッカー大好きなら、インターネットで「サッカー 本」というキーワードで検索してみましょう。

すると、サッカーに関する本が、たくさん紹介されていますよね?

キーワードに、アナタの好きな選手名も入れてみると、その選手自身が書いた本も見つかるかもしれません。

音楽好き、ペット好き、鉄道好きなどなど、それぞれ興味のある分野があるでしょうから、ぜひアナタの好きなことに関する本を選びましょう

他にも、

たとえばアナタの好きな俳優や声優が出演している映画やテレビドラマの原作本を選ぶのも良いですね。

すでに映画やドラマを観てストーリーの内容がわかっていれば、本も読みやすいですし、劇場版と原作本との違いを発見する楽しみもありますよ。

 

これでスタート地点に立てましたね!
正しいスタートが切れれば、圧倒的に読書感想文が書きやすくなります

では具体的に、選んだ本をどう読んで、どのように感想文にすればよいのか。

実は読書感想文を書きやすくする読み方があるのです。

その大事なコツは、次回の記事で紹介します!

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