1. 新刊情報

『こころに響く方丈記』を発売しました

このたび、「古典に親しむ」シリーズの新刊『こころに響く方丈記 ~鴨長明さんの弾き語り』を発売いたしました。

『方丈記』は、日本初の災害文学ともいわれます。
平家全盛から滅亡までの混乱期、宝石を敷き詰めたように美しい都といわれた京の町は、次々と大災害に襲われました。

火災、竜巻、遷都、飢饉、地震……。

中でも地震は、揺れの様子、山崩れ、津波、町の被害、余震の回数までを鴨長明は克明に記録し、「恐れの中に恐るべかりけるは、ただ地震なりけり」と書き残しています。

しかし、あれほど「この世は、無常だ」と思い知らされても、時がたつにつれ、「地震があったことさえ、言葉に出して言う人がいなくなってしまった」と、人間の愚かさにも言及していることは、あまり知られていないのではないでしょうか。

混沌とした時代に、まっすぐに人間を見つめた名文には、生きるヒントがあふれています。

今週末までに、全国の書店に並ぶ予定です。
美しいイラスト、写真と共に、お楽しみいただきたいと思います。

こころに響く方丈記

こころに響く方丈記

木村 耕一

ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず 誰もが知っている有名な『方丈記』を、大きな文字で、分かりやすく意訳しました。 鴨長明といえば「世捨て人」というのが一般的なイメージですが、実は、琵琶と琴を愛する一流のミュージシャンであり、和歌の名人でもありました。 不幸や災難に遭い、失敗と挫折を繰り返しながらも、前向きに、強く生きた長明の名文には、生きるヒントが満載です。 時代背景もよく分かる解説付き。京の都を描いた美しいイラスト、心が洗われる写真と共に、800年もの間、読み継がれてきた名作古典を、存分に堪能できる1冊です。