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スピーチ名人に聞く、プレゼン上手になる大切なポイント

大事な会議でのプレゼン、結婚式のスピーチ、研究発表、面接…。

失敗できない場面で、きちんと自分の主張や思いを伝えることができる人と、言いたいことが言えずに手応えのないまま終わってしまう人とがありますね。

話が上手いというのは、生まれ持った才能なのでしょうか。それとも努力の賜物なのでしょうか。

スピーチの名人に聞いてみましょう。

登場人物

真理子
中2の娘と小4の息子を持つワーキングマザー。お気に入りのカフェで行われている「仏教塾いろは」に参加しはじめる。
智美
真理子さんのママ友達で、在宅でデザインの仕事をしている主婦。
塾長
仏教塾いろはの塾長。アメリカの大学で仏教の講義をしていた。店長とは旧知の仲。
  1. 真理子

    は~。

  2. 智美

    真理子さんがため息なんて、珍しいですね。どうしたんですか?

  1. 真理子

    それがね~。明日、会社でプレゼンがあるのよ。重役も出席する会議だから、失敗できないし、今から緊張して、気が重いわ…。

  2. 智美

    真理子さん、人前で話をするのが苦手なんですね。少し意外かも。

  1. 真理子

    そうなの…。プレゼン上手い人がうらやましい。準備とかあんまり時間かけなくても、いいんだろうし。

  2. 智美

    確かに上手な人は、練習なしでも、ササッとできる感じがしますね。

  1. 真理子

    コツとかあるのかな。あれば教えてほしいわ。

  2. 智美

    コツですか…。あ、そういえば塾長さんがこの前、こんなことを言われていましたよ。

スピーチの名人に聞く、話し上手になるコツは?

  1. 塾長

    仏教で説かれる“精進”についてお話ししますね。

話が上手い人は、そういう才能を生まれつき持っていて、さっと原稿を書いて、パッと話ができると思いがちです。

ところが、そうではありません。

演説のうまさで知られるアメリカのフランクリン・ルーズベルト大統領には、こんなエピソードが残っています。

ルーズベルトは、アメリカの大統領に、異例の四選を果たしている。名演説の秘訣は、何だったのか。

ある日、突然、
「明日の歓迎会で、大統領に演説していただきたい」
という依頼が舞い込んだ。

秘書官が、
「どうなさいますか」
と尋ねても、ルーズベルトは即答しない。

「明日の演説まで、あと何時間あるかね」
「二十時間です」

彼は、しばらく考えて、
「十五分くらいなら引き受けてもいい」
と、答えるのであった。

なぜ、「十五分くらいなら」と言ったのか。

ルーズベルトは、どんな短い話をする場合でも、必ず原稿を書いて臨んでいた。いかに分かりやすく、感銘を与える内容にするか。何度も推敲して書き直すので、一分間の原稿に、最低でも一時間はかかった

原稿の執筆に十五時間、休養に五時間という計画を立てたのであった。
彼は、引き受けるや、一切の面会を断り、夜通し執筆に専念した。
そして、翌日の演説では、いつものように、聴き入る人々に、深い感動を与えたという。

(『新装版 こころの道』木村耕一著 より引用)

もちろん、天性の才能を持っている人も中にはいると思います。

しかし話の上手い人の多くは、それだけ人知れぬ努力をしているのであり、だからこそ名演説が生まれるのですね

  1. 真理子

    一分間の演説に一時間もかけていたなんてビックリね。うらやましいなんて言ってた自分が恥ずかしい…。

プレゼンやスピーチを成功させる共通認識

インターネット上にもスピーチのコツについての記事はたくさんアップされています。

「テーマを1つにしぼる」
「間をとる」
「身振り手振りを使う」

などのコツが紹介されていますが、いずれの記事でも共通しているのが「練習を軽視しない」ということです。

発売されてから10年が立ったiPhone。その生みの親といえばスティーブ・ジョブズですね。

スティーブ・ジョブズもプレゼンがうまいことで有名でした、その秘訣は何といっても綿密な準備と膨大な練習量だったそうです。

プレゼンやスピーチを成功させるのに練習は欠かせないというのは、誰もが認める共通認識なんですね

  1. 真理子

    練習は軽視しない、か。言われれば当たり前だけど、スキルやテクニックも練習してこそ身についていくものよね。

見失ってはいけない成功の最大のコツ

私たちは、つい簡単に上手くなる方法がないかと、その方法を探したくなりますが、成功には地道な努力が必要です。

仏教では、努力のことを「精進」といいます。

努力を怠れば良い結果はやってきませんが、努力をすれば相応の結果は必ずあらわれます。

スピーチの名人たちは、人が見ているところだけでなく、人が見ていないところでも努力を重ねているから、人の心打つスピーチができるのですね

あれを見よ 深山の桜 咲きにけり 真心つくせ 人知らずとも

という言葉もあります。

誰の目にもとまらない山奥でも、桜は満開の花を咲かせています。
そんな桜と同じように、人の見ていないところでこそ努力をすれば、その結果は必ず花開くのです

話の上手い人は努力をしている人です。努力こそ成功の最大のコツなのですね。

  1. 真理子

    つい簡単に上手くなる方法を考えてしまうけど、やっぱり成功には努力が必要なのね。練習するわ。

  2. 智美

    応援してます。頑張ってくださいね。

まとめ

  • 話の上手い人の多くは、生まれつきの才能があったり、簡単に上手くなるコツを知っていたりするのではありません
  • スピーチの名人は、数分のスピーチに対して、準備と練習に何時間もかけています。だからこそ感動的なスピーチが生まれるのです
  • 成功には人知れぬ努力があり、その努力は必ず花開きます
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