【無料お試し】人生に疲れたときの処方箋。大人こそ読みたい「古典」の魅力発見キャンペーン

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11月1日は「古典の日」。

古典というと、学生時代、古文に苦労した記憶がよみがえってきて、なんとなく苦手、という声をよく聞きます。

しかし、受験勉強からはなれ、人生経験を積んだ後に触れると「本当にそうだなぁ……」と心に深く沁みる内容も多いんです。

古典は、何百年も昔から多くの人に読みつがれてきた、大ベストセラー。
忙しい每日で心が疲れている人にこそ、もっと気軽に手に取ってもらいたい!

……ということで、この度、

『人生に疲れたときの処方箋。大人こそ読みたい「古典の魅力」発見キャンペーン』 を開催いたします。

数ある作品の中でも、その美しい文体で「日本三大古典」として有名なのが、『徒然草』『方丈記』、そして『歎異抄』。

3回に分けて、大人になった今こそ読みたい、三大古典の魅力をご紹介します!

随時更新していきますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

公開スケジュール
  • 人間関係に悩んだとき、気持ちが軽くなる『徒然草』のアドバイス → 公開中

 

  • 【YouTubeで話題!】『方丈記』に書かれたリスク対策のヒント→公開中

 

  • 人生のむなしさに明かりが灯る『歎異抄』のメッセージ NEW!

【注目の古典ニュース】Youtubeで『方丈記』が話題に!

11月21日(日)、大人気YouTubeチャンネル「中田敦彦のYouTube大学」で『こころに響く方丈記』(著:木村耕一 イラスト:黒澤葵)が紹介されました!

今読まないで、いつ読むんですか。
絶妙の方丈記タイムが来てるんだよ!

 中田敦彦さん(オリエンタルラジオ)

800年前に書かれた古典、『方丈記』。
三大古典の一つとしても有名ですが、ただ、文章が美しいだけではなく、中身がとっても魅力的なんです。
だからこそ、コロナで不安な状況が続く今、まさに多くの古典が「読むべき本」として取り上げられているんですね。
『方丈記』の魅力は、 こちらでお伝えしています!

①人間関係に悩んだとき、気持ちが軽くなる『徒然草』のアドバイス

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悪口を言われたら「悔しい」「恥ずかしい」と思いますが、言った人も、聞いた人も、すぐに死んでいきますから、気にしなくてもいいのです。

自分が褒められると自慢したい気持ちが出てきます。
もっと多くの人に、自分の値打ちを認めてほしいと思います。

しかし、すぐに死んでいく人に褒められたとしても、ほんのちょっとの間のことですから、たいしたことないじゃありませんか。

それよりも、褒められたことが原因となって、周囲から悪口を言われたり、ねたまれたりすることがありますので、よくよく気をつけなければなりません。

 (『こころ彩る徒然草』より)

SNSが発達した現代では特に、人から褒められたい、認められたい、という思いが強くなっているように感じます。

人からの評価に振り回されてヘコんでしまったとき、フッと肩の力が抜けるこの言葉。

 

名利につかわれて、しずかなるいとまなく、一生をくるしむるこそおろかなれ。

(『徒然草』 第38段)

 

約700年前に書かれた古典、『徒然草』の一節です。
つれづれなるままに、から始まる一文を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

作者は吉田兼好(よしだけんこう)……と習ったかもしれませんが、本名は「卜部兼好(うらべのかねとも)」。
最近の教科書では、名前が書き換えられているそうです!

作者の兼好法師は、

「每日、仕事に家事に子育てに……。やることに追われて、楽しむどころか、ツラいことばっかり。」という現代の私たちに、

 

存命の喜び、日々に楽しまざらんや。

(『徒然草』 第93段)

 

「今、生きている。この喜びを、日々、楽しもう。」と呼びかけられています。

確かにつらいことが多い。だけど、ちょっと心の持ち方を変えて、悩みの根本原因を知るだけで、随分楽になれるんだよ、 と教えてくれているのです。

その前向きな考え方は、Apple社の創業者、スティーブ・ジョブズにも大きな影響を与えたといわれています。

『こころ彩る徒然草』の試し読み、無料公開中!

700年以上経った今では、日本だけでなく、世界中で読まれるようになった『徒然草』。

古文は苦手だったから……。結局、昔の話でしょ? と遠ざけてしまうのはもったいない!

『こころ彩る徒然草』(著:木村耕一 イラスト:黒澤葵)では、現代の私たちにもよく分かる話題だけを厳選しています。

さらに、分かりやすい意訳と癒やされるイラスト付きで、何百年も経った今でもなぜか、あるある~とうなずける内容ばかり。

子育てや仕事の合間に、ほっと一息付きながら、自分の心を見つめてみるのはいかがでしょうか。

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②【YouTubeで話題!】『方丈記』に書かれたリスク対策のヒント

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今年は、東日本大震災からちょうど10年。
震災の直後には、「最もおそろしいのは地震」とズバリ言われている『方丈記』の一節が注目されました。

恐れの中に恐るべかりけるは、ただ地震なりけり

 (『方丈記』)

 

『方丈記』は、約800年前、鴨長明(かものちょうめい)によって書かれた古典です。

当時の京都の町は、災害や飢饉が次々とおそいかかり、たくさんの人が亡くなっていました。
そんな、いつどうなるか分からない状況で生まれた言葉が、不安でいっぱいになった私たちの心に寄り添ってくれたのです。

しかし、実はこの続きにこそ、もっと注意すべき内容が書かれていることは、あまり知られていません。

大地震が起きた直後は、人々は皆、「どんな豪華な家も、地震がきたら、ひとたまりもない」「この世は、無常だな」と言っていました。

しかし、月日が経過するにつれて、地震があったことさえ、言葉に出して言う人がいなくなってしまいました。

あれほど悲惨な目に遭いながら、人間は、すぐに忘れてしまい、何もなかったかのように、また同じことを繰り返しているのです。

 (『こころに響く方丈記』より)

「記憶を風化させない」と言っていたはずなのに、ニュースの特集を目にする度、すっかり忘れて過ごしていることにハッとさせられます。
まさに、今の私たちが、心に留めなければならない言葉です。

自分の家は大丈夫、と思い込んでいても、いつ何が起こるかは誰にも分かりません。
『方丈記』では、いつ何が起こるか分からない、自分が立っている場所を知ることで、はじめて見えてくるものがある、と言われています。

東日本大震災から10年を迎えた今、災害対策はもちろん、今後の人生を改めて考えるきっかけとして、『方丈記』を手に取ってみてはいかがでしょうか。

 

『こころに響く方丈記』の試し読み、無料公開中!

【大人気YouTubeチャンネル、「中田敦彦のYouTube大学」で紹介されました!】

『方丈記』は、アニメの巨匠・宮崎駿監督も作品に大きな影響を与えたと語るほど、人生のヒントが詰まった作品です。

『こころに響く方丈記』(著:木村耕一 イラスト:黒澤葵)では、『方丈記』の作者・鴨長明からの前向きなメッセージを、意訳で分かりやすく紹介しています。
もちろん、きれいな写真と癒やされるイラスト付き。
原文と時代背景の解説もしっかり入っていて、はじめて古典に触れる方にもおすすめの一冊です。

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③人生のむなしさに明かりが灯る『歎異抄』のメッセージ NEW!

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三大古典の3番目は、『歎異抄』。

作者は、鎌倉時代に活躍された親鸞聖人の弟子・唯円といわれています。

全て暗唱する人もいるほどの名文で有名な作品ですが、内容を知っているという方は少ないのではないでしょうか。

しかし実は、三大古典の中でも特に『歎異抄』は、その内容に多くの人が魅了される理由があるんです。

『方丈記』の紹介で触れた通り、三大古典が書かれた800年前~700年前は、飢饉や地震、火災など、歴史的な災害が繰り返し起こった時代でした。

苦労して建てた家や大切な家族。ずっと続いてほしいと思う幸せも、いつ崩れるか分からない……。
『歎異抄』では、そんな不安の絶えない世の中を、ひさしに火のついた家にたとえて、「火宅無常の世界」と表現されています。

 

火宅無常の世界は、万のこと皆もって、そらごと、たわごと、真実(まこと)あることなし

(『歎異抄』後序)

 

この世のことすべては、そらごとであり、たわごとであり、真実(まこと)は一つもない

 (『歎異鈔をひらく』より)

欲しかったものを手に入れた満足感、これさえあれば大丈夫という安心感も、いつかは必ず色あせてしまう。
そう聞くと、なんだかさびしい気持ちになってしまいますね。

しかしこれは、『歎異抄』が書かれた700年前だけの話ではありません。

特に今年は、コロナの状況によって行動が制限される日々が続きました。
心の支えにしていた趣味ができなくなり、何のために毎日頑張ってるんだろう……とむなしくなった方も多いと思います。
まさに、いつどうなるか分からないことを実感した1年でした。

一方、日常生活が大きく変化した結果、当たり前だと思っていたことの有難さが知らされた、という声も聞こえます。

実は、いつか自分の手から離れてしまうという事実を見つめることで、幸せをより深く感じられるのではないでしょうか。

『歎異抄』には、700年前から変わらない私たちの人生の実態が、美しく流れるような文章で書かれています。
思い通りに動けない今、状況に暗くなるのではなく、自分にとって本当の幸せとは何か、前向きに考えるきっかけとして『歎異鈔』に触れてみてはいかがでしょう。

『歎異抄をひらく』の試し読み、無料公開中!

日本の古典を代表する美文であり、人生について考える上でも、とっても大切な内容が書かれている『歎異抄』。
その魅力を、わかりやすい意訳と解説で引き出した書籍が、『歎異抄をひらく』(著:高森顕徹)です。
誤解しやすい部分が詳しく解説されていて、『歎異抄』の内容を知りたい!という方におすすめの一冊です。

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知識ゼロでも分かる入門書、『歎異抄ってなんだろう』を発売しました!

しかし、古典の教科書に必ず出てくる『徒然草』『方丈記』に比べて、『歎異抄』ってそもそもなんだろう……? どんな作品なのかあまり知らない……という方も多いのではないでしょうか。

そこでこの度、『歎異抄』入門の決定版、『歎異抄ってなんだろう』(監修:高森顕徹 著:高森光晴・大見滋紀)を発売しました!

タイトルのとおり、古典・歴史・仏教の知識がゼロでも最後まで読み通せる、『歎異抄』初心者におすすめの一冊。
全国の書店で、好評発売中です!

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まとめ

『徒然草』、『方丈記』、『歎異抄』。
今回ご紹介した三大古典にはどれも、人生をより明るく過ごすためのエッセンスが詰まっています。

おうちで過ごす時間が長くなると、なんとなく気分が落ち込みやすくなるそうです。
毎日同じことの繰り返し……どこに向かって生きていけば良いんだろう、と悩んだとき、究極のベストセラーである「古典」がヒントをくれるかもしれません。

三大古典の他に、『平家物語』『枕草子』についても、分かりやすい現代語訳で古典に親しめる「古典シリーズ」が発刊されています。
こちらも試し読みを公開していますので、ぜひのぞいてみてくださいね。