女性は生理前こそ要注意!PMSについて知ろう #1

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「生理だから…」と諦めないで!生理前のメンタル不調と、かんたん対処法をご紹介

「生理中はイライラする」ってよく聞きますよね。
実は、生理中だけでなく、生理前もイライラすることがあるんです。
しかも、イライラだけでなく、様々な心の症状が存在します。
気がつかずにいると、メンタルが不安定になってしまうことも……。

「何も手につかないくらいやる気が出ない……」
「わけもなく、ひどく気分が落ち込んでしまう」

あまり知られていませんが、こうしたメンタル不調が、生理前に現れることがあります。
そこで今回は、女性が抱えやすい「生理前の心の症状」について解説していきます!

今回、たなべクリニックの産科婦人科医、田邉良平先生にご監修いただきました。

田邉良平先生紹介
医療法人 虹心会 たなべクリニック産科婦人科の三代目院長。
ソフロロジー法という、産前教育の普及をライフワークとしている。
※たなべクリニックは、日本ソフロロジー法研究会が認定した日本で初めてのソフロロジー法教育施設

田邉先生は、従来とは全く異なるポジティブな陣痛、お産の考え方で、お母さんになる女性から大人気なんです。
そんな田邉先生の書籍はこちら!

田邉先生監修、ソフロロジーの記事はこちらをご覧ください。

この記事はこんな人におすすめ!

  • 生理前の精神的な不快症状を知りたい人
  • 自己否定感などの症状の原因を知りたい人
  • 生理前の不快症状を改善させたい人

この記事を読めば、生理前の心の症状に関する疑問が解消し、実際に改善させていくこともできますよ!

最初に、生理前の不快感エピソードをご紹介しますね。

生理前…こんな不調を感じたこと、ありませんか?

生理前メンタル①ちょっとしたことにイラッとしてしまう

まず、「著しい苛立たしさ・怒り」という症状があります。

例えば、家族や友人に言われたちょっとした言葉に強い憤りを感じてしまったり、電車で少し肩があたっただけで、舌打ちをしてしまいたくなるくらい、怒りを覚えたり。

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自分自身でコントロールできない怒りに「いつもの私だったら、こんなことでいちいち怒らないのに……」と、ついには自分自身にもイライラし、どっと疲れてしまうことも……。

生理前メンタル②楽しみにしていた予定をドタキャンしてしまう

次に、「通常活動における興味の減退」という症状。
この「興味」には、仕事、友人、学校、趣味などが当てはまります。

例えば、約束したその日は楽しみで仕方がなかったのに、予定の日が近づくとなんだか遊ぶ気分じゃなくなっている……。
これは、まさに友人や遊ぶことへの興味が、失くなってしまっている状態なんです。

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この状態のときは、すべてが馬鹿らしく見えることも多いと言われています。
迷惑をかけるのも嫌だけれど、こんな状態で遊んでも相手が楽しくないだろうと思ってしまい、ついドタキャンをしてしまいます。

「周りのみんなと私の感覚は違うのかな?」「もう誘ってもらえなくなるかも……」と不安になることも。

しかし、実はこれも生理前に起こりやすい症状のひとつなんです。

生理前メンタル③自分自身への嫌悪感

最後に、最も怖い生理前の「激しい抑うつ気分・絶望感・自己否定的思考」についてお話します。

イライラするし、予定をドタキャンしてしまうし……。
普段の私だったらいつでも笑顔で、楽しくみんなと遊べるのにどうして!?……こうした通常時の自分自身とのギャップに気が付くと、今度は自己嫌悪感が現れます。

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「どうして自分はこうなの!?」「いつもの私はどこ?」というように自分自身を責める嫌悪感によって、自分で自分を深く傷つけてしまうのです。

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生理にまつわる症状には身体的なものから精神的なものまで、様々です。
こころの症状は、日によって変化したり、波があります。
そんなあなたも、あなた自身なのです。
その症状に自分自身が寄り添い、向かい合い、上手くお付き合いして軽減していきましょう。

生理前の目には見えない不快感の正体と特徴は?

生理前には、ご紹介したような様々な「メンタル不調」があります。
こうした症状の正体は……

PMS(月経前症候群)なんです。

 

  • イライラ
  • 抑うつ
  • 不安
  • 情緒不安定
  • 集中力の低下
  • 不眠/眠気(睡眠過多)
  • 食欲不振/過食

……など

これ以外にも、なんと200種類以上もの症状があるとされています。
女性ホルモンが影響しているとされていますが、実際には原因が特定されていない、謎の多い症状でもあるんです。

PMSのメカニズムとホルモンバランスの関係については、以下の記事で詳しく解説しています!
あわせてご覧ください。

このPMS、一番の特徴は『生理前』に症状が出ること。
生理前の3日〜10日、症状が出るとされています。
また、生理が始まるとホルモンバランスが変化し、これらの不快感や不調はまるでなかったかのように消えてしまうことも大きな特徴です。

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PMSは、女性なら誰にでも起こり得ます。
決して、特殊なものではありません。
実際、私のクリニックにも毎日のようにPMSの患者さんが受診されます。
あまり深刻にならず、自分の症状をきちんと受け止め、軽減する方法を考えましょう。

PMSのかんたん対処法

PMSの一番かんたんな対処法は「自分がPMSであるかどうかを知る」ことです。

筆者も、
「どうしてこんなこと言ってしまうの?」
「もういなくなりたい……」
……と、うつ症状にも似た、強い自己否定感に悩まされていました。
ずっと分からなかった症状の正体がPMSだと知り、まず「安心」しました。
症状がわかれば、対処もしやすくなります。

より具体的な対処法は、

  • 生活習慣の改善
  • 産婦人科の受診
  • 薬の服用

などがあげられます。
バランスのいい食事や、きちんと睡眠を取るなど、生活習慣を見直すことも対処法のひとつです。
他にも、漢方や低用量ピルといった、薬による治療法もあります。

詳しい内容はこちらの記事をご覧ください!

ご自身の不快感がPMSであれば、生理前の不調に、柔軟に対処することができるようになります。

大事なのは「無理をしない」こと。

PMS時の身体や心の状態は、残念ながら、他人からは確認できないことがほとんどです。
ですので、自分が感じている痛みや苦しみを、「身体からのSOS」として自分自身で受け止めてあげる必要があります。
「私、辛いよね」
「今日は、無理をしなくていいよね」
と、しっかり休めるような環境を整えることが大切です。

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「頑張らない」は、とても大事です。
「頑張らない」ことは、サボっているのではありませんので、罪悪感を感じないよう工夫しましょう。
こころも身体も“お休み”が必要です。
鏡で自分の顔を見ながら「よ~し!今日は何もしな~い!」と、笑って言ってみましょう!

まとめ

今回は、生理前のメンタル不調についてご紹介しました。

ポイントは、

  • 生理中だけでなく、生理前にイライラすることもある
  • 生理前の不調は、PMSと呼ばれる症状の場合がある

「生理」と聞くと、どうしても生理中の症状が思い浮かびますが、実は生理前にもPMSという症状が現れる場合があるんですね。
次回は、そのPMSのメカニズムや症状について、より詳しくご説明します!

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