最高の学習効果をもたらす親のあり方 #8

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これなら取り組める!「漢字」が苦手な子どものための勉強法

国語、算数、理科、社会、英語。。。

子どもは学校で学ぶことがたくさんあります。

一度で理解し、身につくとよいのですが、授業で習ったはずのことが、わかっていなかったり、忘れてしまっていたりすることもありますよね。

そんなときはどうすればよいのでしょう?

今回は「漢字」の学習について、塾講師の阿部先生に教えていただきました!

(1万年堂ライフ編集部)

阿部先生の新刊が9月に発売されました!

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質問

子どもは小学5年生ですが、2年生で習う漢字がわからない時があります。2年生の分からやり直すべきでしょうか?

答え

漢字の場合は、現在習っているところから学習を固めましょう。

算数のような積み上げの教科であれば、基礎がわからなければ応用は解けません。

たとえば、掛け算ができないまま、分数の割り算をいきなり解くのは不可能です。

ですので、できない学年から学び直す必要がありますが、漢字はそうではありません。

2年生の漢字が書けなくても、5年生の漢字を覚えることはできるのです。

 

学ぶ手順としては、漢字の場合は、現在習っているところから学習を固めましょう。

5年生の子が、2年生の漢字から学び直そうとすると、5年生の漢字はできないままなので、学校のテストでは努力したことが結果に反映されず、達成感を得られません。

 

頑張りが即結果に反映されれば、嬉しいでしょうし、また頑張ろうという気持ちになります。

過去の取りこぼした部分については、夏休みなどの長期休暇を利用するとよいでしょう。

そのように勉強をさかのぼる場合、算数のように積み上げで理解できる内容か、そうでないかで判断しましょう。

ちなみに、「漢検」のテキストでは、5年生の内容は6級になります。

漢検用のテキストの特徴は、6級の内容は5年生の範囲だけでなく、1年生~5年生の範囲になるので、取りこぼしの確認をしながら5年生の内容も勉強できます。

積み上げでない勉強は目先の点数を上げることで、張り合いを持って取り組めるようになるので、ぜひその点に留意してサポートしてくださいね!

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