HSCゆずの「ママ心配しないでね」。 #1

  1. 子育て

子どもが忘れ物をしたとき、言ってはいけない叱り方は?

「最近、忘れ物が多いけど…?」
と子どもにちょっと注意しただけで、ビクッとしたり、泣き出したりすることはありませんか?

それは、ひといちばい敏感な子(HSC)だからかもしれません。

“ゆずのHSCあるあるな日常”から、ひといちばい敏感な子にとって大切な子育てアドバイスをお届けします!

主な登場人物

子どもが忘れ物をしたとき、言ってはいけない叱り方は?の画像1

忘れ物をしたから「どうして?」って聞いただけなのに…。

子どもが忘れ物をしたとき、言ってはいけない叱り方は?の画像2

ミスを深く受け止めるHSCの気持ちをまず理解する

(『ひといちばい敏感な子』エレイン・N・アーロン著、明橋大二訳より)

HSCはしつけの影響を受けやすい

HSCにもしつけが必要な時はありますが、親が正しい叱り方を知らないと、子どもは叱られたことを、自分はだめな人間だというメッセージとして受け取ってしまいます。

HSCは日頃からルールを守ろうとし、間違いを犯した時は、二度と同じ過ちはすまいと深く受け止めます。最初にきちんと確認することが、彼らの遺伝子に刻まれた生存戦略の要になっているわけです。

叱られてばかりいると、HSCは、「いつも自分が間違っているんだ」と考えてしまいます。

自己否定感を持たせないために、気をつけること

自己否定感は、自信があることの逆とは違います。

何より、子どもが自己否定感を持ちやすくならないようにするために、いくつかの注意が必要です。

(1) どんなしつけの言葉を使っているか、振り返ってみる

多くの親が、しつけの方法として自己否定感を使います。

「ばかだね。自分が何をしたか考えてみなさい」
「どうしてちゃんとできないの?」
「いつもミルクをこぼして」
「あんたにはうんざりだよ」
「周りの人にどう思われるだろう?」

子どもにとってよくないと分かっていても、ついついこのようなことを言ってしまいます。

つらい思いをさせるだけの習慣は変えていきましょう。

(2) ペナルティーが必要かどうか、一緒に検討する

相手に謝るなど、反省以上のことが必要かどうかを考えましょう。

根深い原因がまだ残っていたり、胸に刻みつけるのにもっと刺激が必要だったりする場合は、 子どもと一緒にペナルティーも決めて、それを一貫して守ることです。

次に同じ過ちをしたら、このペナルティーを思い出させましょう。それが適度な刺激となって、約束事を思い出すことができます。子どもが忘れ物をしたとき、言ってはいけない叱り方は?の画像3

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