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【1万年堂通信】『こころに響く方丈記』全国の書店に並び始めました(第375号)

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オリンピックに続き、パラリンピックも盛り上がっていますね!
金メダルを獲得した村岡桃佳選手は、なんと今大会4つめのメダル。
冬期の同一大会で金・銀・銅のメダルを獲得するという快挙。
それだけの努力を重ねてこられたのでしょうね。

そして、成田緑夢選手も金メダル!

メダルには届かなくても、一生懸命取り組む選手の姿には、心打たれます。

心に響くものといえば、スポーツだけでなく、名著といわれる古典を読むこともそうですね。

私たちは、そんな名著を読みやすく、皆様にお届けしたいと思います。

古典に親しむシリーズ新刊『こころに響く方丈記』全国の書店に並び始めました

お待たせしました。
最新刊『こころに響く方丈記』を、発売いたしました!

平安末期~鎌倉時代の古典です。
近い時期に書かれた歎異抄、徒然草とともに、その名を知らない人はいないくらいの有名な作品です。

学校で勉強したな、冒頭の一文を覚えたな、という方も多いでしょう。

ただ、どういうことが書かれていたのかは、案外知られていません。

そこで、この方丈記を現代風に分かりやすく、親しみやすく著したのが、
『こころに響く方丈記』
です。

全国の書店で並び始めています。
ぜひ手に取ってごらんください!

書籍情報

『こころに響く方丈記~鴨長明さんの弾き語り』
木村耕一 著
定価:本体 1,500円+税

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主な内容はコチラ

日本を代表する古典の一節 どのような内容でしたか?

日本を代表する古典は、一節を覚えたことがあるのではないでしょうか?
上に挙げた古典で有名な一節と言えば、

方丈記は「ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず」

歎異抄は「善人なおもって往生を遂ぐ、いわんや悪人をや」

徒然草は「つれづれなるままに、日ぐらし、すずりにむかいて、心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく書きつくれば、あやしゅうこそ物狂おしけれ」

などではないかと思います。

ここから始まる部分を、弊社刊行の、古典に親しむシリーズでは、どのように解説されているでしょうか。
少しご紹介いたします。

方丈記

「ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず」

さらさらと流れゆく川の水は、絶えることがありません。しかも、よく見てください。新しい水と、常に入れ替わっています。勢いよく変化しています。
流れが止まっている水面には、ぶくぶくと泡が浮かんできます。しかも、大きな泡も、小さな泡も、生まれたかと思うと、すぐに消えていきます。いつまでも、ふくらんでいる泡なんて、見たことがありません。
まさに、人の一生も、同じではないでしょうか。
川の流れのように、幸せも、悲しみも、時とともに過ぎていきます。
水面の泡のように、大切な家も、財産も、人の命も、儚く消えていくのです。

歎異抄

「善人なおもって往生を遂ぐ、いわんや悪人をや」

善人でさえ浄土へ生まれることができる、ましてや悪人は、なおさらだ。
それなのに世の人は、つねに言う。
悪人でさえ浄土へ往けるのだ、ましてや善人は、なおさら往ける。
このような考えは、一見もっともらしく思えるが、弥陀が本願を建立された趣旨に反するのである。

徒然草

「つれづれなるままに、日ぐらし、すずりにむかいて、心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく書きつくれば、あやしゅうこそ物狂おしけれ」

これといってすることのない、自由気ままな時間に、心に浮かんでくるつまらないことを、とりとめもなく書き続けていると、妙に気が狂いそうになってくるのです。

書籍情報

『歎異抄をひらく』

高森顕徹 著
定価:本体 1,600円+税

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詳細はコチラ

『こころ彩る徒然草~兼好さんと、お茶をいっぷく』

木村耕一 著
定価:本体 1,500円+税

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