1万年堂出版が開催した
読者感想文コンクールの
入賞作品の一部をご紹介します。

銅賞

『光に向かって100の花束』を読んで

中島凪沙さん(三重県・14歳・中学3年生) 中学・高校生の部

私がこの本を読もうとしたきっかけは、友達に「ためになることがいっぱい書いてあるから読んでみて」と言われたからです。最初、本の題名を見た時はこの本の内容がぜんぜん浮かびませんでした。次に目次を見てみて、目に飛びこんできたのは、「24度殺された老婆」というものでした。目次だけでは、「24度も殺せないだろう。1度殺されたらそこで終わりなんじゃないかな?」と思い、話の内容がぜんぜん浮かびませんでした。次に文を読んでみて、このお話は、老母の子供や孫、ひ孫が24人亡くなり、そのたびに、「ここの婆さんとかわっておればよかったのに」と、婆さんがいない隣の部屋で言われていたのです。24度殺されたというのは、24度傷ついたという事なんだと分かりました。婆さんも、子供や孫、ひ孫が24人も亡くなり、悲しい思いをしたのに婆さんとかわっておればよかったなんてよく言えるなと思いました。しかも、婆さんには言わず、いない所でコソコソ言っている大人が許せません。

そして、私が印象に残った言葉があります。それは、最後に太字で書かれてある、「『口は禍の門』といわれるが、自覚のないところで我々は、どれだけの人を傷つけ殺していることか。三思三省させられることである」という言葉です。「口は禍の門」の意味を調べると、「何気なく言った言葉が災難を招くことがあること」と書いてありました。私も気づかない所で、人を傷つけていたのかなと深く考えました。悪口など言った覚えがなくても、相手は嫌だったかなと考えました。

この本を読んで作者が言いたかったことは、自分も陰口や悪口を言われて傷つくんだったら、自覚がなくても相手の悪いことを言ったりしてはいけないんだよということだと思いました。私は親から、「自分がされて嫌なことは人にはしない」と、何回も何回も聞かされました。親が言っていた頃は、「うるさいなぁ。何回も言われんでも分かる」と思っていました。

でもこの本を読んで、親が何回も何回も言ってくれた意味が分かりました。これからの会話では、相手を傷つける言葉を言っていないか気をつけてしゃべりたいです。この本を勧めてくれた友達のおかげで学べたので感謝したいです。ありがとう。

新装版 光に向かって100の花束

新装版 光に向かって100の花束

高森顕徹(著)

創立10周年記念 オールカラーの新装版 高森顕徹先生の『光に向かって100の花束』は、平成12年11月に発刊され、たちまち大反響を巻き起こしました。 今日まで多くの人に愛読され、66万部突破のロングセラーとなっています。 本書は、創立10周年を記念して発刊した、オールカラーの新装版です。 古今東西の、失敗談、成功談、心温まるエピソードから、元気がわくヒントが100話。 1話3分で読める気軽さで、おもしろいだけでなく、ためになるエピソード満載です。 100話の中には、人間関係、仕事の悩み、子供の教育、夫婦仲など、人生を明るくするヒントがあふれています。