1. 子育て

子どもの「心の根っこ」は育っている? 見えない成長の確かめ方

はじめに

皆さん、こんにちは! 家庭教育研究家の田宮由美です。

令和8年、凛とした空気の中、いつもと違う元日の朝を迎えられたことでしょう。

今年はどのような年になるか、ワクワクしながら、1年の抱負など考えた方もいらっしゃると思います。

充実した1年になるよう、周りの人や家族を大切に、そして自分自身も大切にしながら、過ごしていきたいですね。

講演で多かった「子育ての悩み」にお答えします

さて私は、昨年いくつかの講演や講座を行ってきましたが、最後には、必ず質疑応答の時間を持つようにしていました。

その時、皆さんから活発にご質問を頂くのですが、きっと他にも多くの方が、同じような疑問を感じているのでは……と思いながらお答えしておりました。

そこで、その中でも特に皆さんと共有したい質問に関して、その回答も含め、記事としてお伝えしていきたいと思います。

毎月1回の連載を予定しています。多くの方のご訪問をお待ちしております。

1月は、『比べない子育て』第1章の「かんじんなことは見えないことが多い」のところに関するご質問の回答から「見えないものの伝え方、とらえ方」を深堀りして、お伝えします。

【質問】「心の根っこ」は見えないから不安になります

    1. 子どもの「心の根っこ」は育っている? 見えない成長の確かめ方の画像1

      見えない「心の根っこ」が順調に育っていっているか、どのように確かめればよいのでしょうか。

【回答】子どもの心の成長を確かめる方法

子どもの「心の根っこ」は育っている? 見えない成長の確かめ方の画像2

確かに、「心の根っこ」そのもの自体に形はなく、目には見えません。

ですので、それが子どもの中で、どのように育っているのか、分かりにくいですね。

一生懸命子育てをしていても、不安に感じるところでもあるでしょう。

また、心の根っこが育つ過程で、重要な役割をしている親の愛情なども、そのものの形は見えず、触れることもできません。

香りもなく、聞こえるものでもなく、味わうこともできません。

大切なモノって、見えないことが多いです

言葉や行動を通して伝わる愛情

ですが、そのものの形は見えなくても、言葉や行動を通して、存在を感じることはできます

詳しく見ていきましょう。

認める言葉を伝える

例えば、「大好きよ」「あなたが居てくれて幸せ」「いつも頑張っているね」など、肯定する言葉を子どもに言う。

これらの言葉を通じて、愛情を感じることができます。

ただし、伝える時に気をつけたいことがあります。それは「言い方」です。

アメリカの心理学者のメラビアンは、人間が他者からメッセージを受け取る際、視覚情報が55%、聴覚情報が38%、言語情報が7%で、それぞれが影響を与えると言っています。

ですので、険しい表情だったり、きつい口調で言ったりしては伝わりません。

笑顔で柔らかい、優しいトーンで言うことが大切です。

心地よいスキンシップ

子どもの「心の根っこ」は育っている? 見えない成長の確かめ方の画像3

「ハグをする」「ほっぺをなでる」「手をつなぐ」など、相手を受け入れ、心地よいと感じるスキンシップも、愛情を感じることができますね。

日常生活の中で伝わる、子どもへの愛情

他にも、日常生活の中では、たくさんあります。

「食事を作る」「ゆっくり休める就寝場所を用意する」など。

食事を作り、一緒に食べて「おいしい」と思えば、愛情が味覚を通して感じ取れます。

暖かいお布団でゆっくり眠れる場所の提供は、安心を感じ、これも愛情が伝わるでしょう。

時間をかけて話を聴くのも、いいですね。

こう考えると、「心の根っこ」が育っていくための愛情は、親の言動や子どもへの関りを通して、可視化されていくのが分かると思います。

子どもの行動で分かる「心の根っこ」が育っているサイン

子どもの「心の根っこ」は育っている? 見えない成長の確かめ方の画像4

ここで、子どもの「心の根っこ」が育まれているかどうか、知る方法を考えてみましょう。

親の愛情が言動で確かめられるのであれば、子どもの言動からも「心の根っこ」の様子が読み取れるのではないでしょうか。

例えば、子どもが笑顔で「おはよう」とあいさつをしてくる

「ありがとう」と感謝の言葉を言う

「行ってきます」と元気に登園、登校するなどの様子から、「心の根っこ」が育っているのが分かるでしょう。

他に、心地よいスキンシップを取ってきたり、「聞いて!」と話をしてきたりする

美味しそうに食事をとったり、安心してゆっくり眠る様子も、「心の根っこ」が育ってきている証です。

このように、子どもの言動や様子から、「心の根っこ」が育っていることを知ることができます。

日々、こうした温かい関わりをしていった先に、気がつけば、子どもの心の根っこがグングン育まれ、自立に向かい、ハッキリとした成長を感じられるときが来るでしょう。

編集部より

この記事でお伝えした「心の根っこ」について、より詳しくまとめた一冊が、田宮由美先生の『比べない子育て』です。

子どもを他人と比べてしまい、不安になったとき、何を大切に見守ればよいのかを、やさしい言葉で丁寧に解説しています。

日々の子育てに迷ったとき、そっと立ち返れる一冊ですので、ぜひご覧ください✨