孤独の名言レシピ #10

  1. 人生

リモートワークは気が楽だけど、ずっと一人は寂しい|繋がりの有難さに気づく名言

高まるオンラインの需要

現代はあらゆる分野でオンライン化が進んでいます。

家に居ながらネットで買い物もできる時代です。
移動時間がかからず、時間や交通費も節約でき、大変便利になりました。

昨年からは、コロナによって更にオンラインの需要が高まっています。
こうしたオンラインの良さもあるのですが、一方でオンライン化によって悩んでいる人もあるようです。

Wさん(30代男性)の声を聞いてみたいと思います。

リモートワークは一人で快適?

Wさんはコロナ禍で勤務体系が変わり、時差出勤や在宅テレワークも増えてきました。

職場では食事時間にも時差がつき、向かい合わずバラバラ。
昼食を一人で食べることも今では当たり前になっています。

通勤せずに家でテレワーク、朝早く起きて電車に揺られることもない。
ギリギリまで寝ていられるし、嫌な上司にも会わずに済む。

Wさんは、仕事での煩わしい人間関係に悩むことが減り、便利になったことを心から喜んでいました。
ところが、実はいいことばかりでもなかったのです。

人間関係の煩わしさはないけれど…

Wさんはテレワークによって、人と会うことによる人間関係の煩わしさ、ストレスから開放されました。
しかし、一人の状態が続いていくと次第に孤立感が出てきたのです。

コロナ以前、打ち合わせなどは、対面で議論を交わしながらできていました。
オンラインではパソコンの画面上なので、どうしても熱が入りません。

一体いつまでこの状態が続くのだろうか…。
そういう不安も相まって、ストレスになってきます。

また職場に行くと、仕事以外にも同僚との何気ない会話の時間がありました。
食事を共にしたりするときの雑談が気分転換にもなっていたのです。

今はそういった雑談ができなくなり、ただ黙々とパソコンに向かう毎日。
これでは寂しい気持ちが生じ、仕事への意欲が低下していくでしょう。

ずっと孤独ではいられない私たち

最初のうちは、「煩わしさから解放され、伸び伸びと過ごせる」と巣ごもりライフを満喫できたと思います。
一人で気楽に作業できることも喜びになっていたでしょう。

ところが、ずっと一人の状態が続くとだんだんと話相手が欲しくなってきます。
自分の状態を話し、共感してくれる人がいてくれればと感じるのです。

そんな状態を表した名言を2つ紹介したいと思います。

孤独――訪ねるにはよい場所であるが、滞在するのには寂しい場所である。
ヘンリー=ショー(イギリス生まれの実業家/1800~1889)

孤独はいいものだということを我々は認めざるを得ない。
しかし、孤独はいいものだと話し合うことの出来る相手を持つことは一つの喜びである。

バルザック(フランスの小説家/1799~1850)

一人になる時間がないと息が詰まりますが、かといって、ずっと孤独ではいられないのが私たちです。
分かり合える人を持つことで、人は安心するものでしょう。
一人でいるときに経験したことを誰かと共有する時間も、時には必要なのではないでしょうか。

まとめ

ストレス社会の今日、自分のペースで動きたい、リラックスしたいという人は多くあると思います。
人と接するのは気を遣って疲れる、というのが現代の価値観かもしれません。

しかし、一人が続くと寂しいものです。
コロナによって、決して人と会えるのは当たり前ではないことに気がついた、という人もあるのではないでしょうか。

Wさんは、先日久しぶりに会社に出勤しました。
その際、真っ先に声をかけてくれたのが、今まで憎たらしいと思っていた上司だったのです。

「元気か?」の一言でしたが、声をかけてもらってとても嬉しかったそうです。
毎日会っているときは「うるさい」と思っていたそうですが、気持ちが変わったのですね。

苦手な人があったとしても、その関係はいつまでも続きません。しばらくのご縁です。
今回のことで、周囲の人を大切にしたり、人間関係を見つめなおすきっかけができたのかもしれません。
鬱陶しく思わず、ぜひ周りの人との関係を大切にしていただければと思います。

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