1万年堂出版が開催した
読者感想文コンクールの
入賞作品の一部をご紹介します。

銅賞

『光に向かって花いっぱいの散歩道』を読んで

伊藤穂乃香さん(中学3年生・三重県) 中学生の部

「成功は努力の結晶である。楽にえられるものは、貧と恥のみである」

これは昔、呉服物を担っていつも険しい峠を越えていた2人の商人の話です。1人が「この峠がもう少し低かったら、楽にもうけられるのに」と言うと、もう1人が「オレはそうは思わない。それどころかこの峠がもっともっと高くて険しかったらいいと思っている」と言った。それは、もしこの峠が楽に越されたら、誰でも越して商売してしまうが、もっと険しくて高かったら、誰も越えていくものがいなくなり、商売は大繁盛するからであった。

私はテレビを見てびっくりしてしまうニュースを見た。それは肉の偽装事件だ。普通の肉を最高級の肉だと偽装して売り、消費者の信頼を自分達でなくしてしまったのであった。できたばかりの店は急に繁盛しない。少しずつ少しずつ信頼を得ていってようやく繁盛するのだ。そこにはたくさんの努力があり、接客の仕方や味を良くするために調味料などを変えたりして改善していく。その店によってそれぞれ課題があり工夫もある。そして改善するため様々な努力をした結果、人々の信頼を得て繁盛することにつながるのです。

でも、それを偽装して人気を得ても、それは一時だけで、すぐになくなってしまう。それと同時に、信頼という大切なものまでもなくしてしまうのではないでしょうか。

私は人生も同じだと思う。できなかった事が努力を重ねてできるようになり、試験では練習や勉強をたくさんして受かる可能性が高くなる。でも、きついから途中であきらめてしまったり、人任せにして自分は楽していても、成功することはないと思う。少しのがんばりが成功につながり、自分のプラスになるのだ。だから、苦しみから逃げまわって生きようとしても絶対に楽しみを味わうことはできない。

私は中学3年の夏まで部活をしていました。練習はきついなぁと思うことが何度もあった。声が出なくて注意されたり、時にはミーティングを行って反省したりして、色んな壁を仲間とともに乗りこえ、最後の試合に臨んだ。結果は負けてしまいましたが、仲間と今まで頑張ってきたことを出しきって、悔いを残さず、感動することができて本当に良かったです。これも、たくさんの努力を重ねてきたからこそ実現したと思います。

夢は簡単に叶うわけではないけど、最後まで叶うと信じ、努力することを忘れず、これからも頑張っていきたいと思います。

朗読CD付 光に向かって 花いっぱいの散歩道

朗読CD付 光に向かって 花いっぱいの散歩道

高森顕徹(著) / 柴田秀勝・鈴木弘子(朗読)