もっと金を稼げばよかったと、死の床で後悔した者がいるだろうか

 何もかも順調に、一生懸命やってきた仕事が、突然ばかばかしく、無意味に思えてくる人が多いと、I・シンガー(MIT哲学教授)は指摘しています(『人生の意味』)。
                                    金儲けに熱を上げた一九八〇年代のアメリカ。大金持ちは雑誌に英雄として書き立てられ、注目のまととなりました。
 しかし「人は山の頂上に登ることはできても、長くとどまることはできない」ように多くの富豪が、
「一体、巨万の富が何になるのか」
 「もっと金を稼げばよかったと、死の床で後悔した者がいるだろうか」
と疑問を抱き、幸福の座から降ろされました。
 大事業家D・トランプは、自分も同じだとつぎのように告白しています。
                                   

 人生最大の目標をなしとげた人で、その目標達成とほぼ同時に、寂しく虚しく、放心に近い感情を抱き始めることのない人はめったにいない。(中略)他人の人生を見るまでもなくそれが本当だということは私[D・トランプ]にはわかる。私も他の誰にも劣らず、その落とし穴に陥りやすいのだ……。
(P・シンガー著、山内友三郎訳『私たちはどう生きるべきか』)

                                   「人生の目的」を正しく把握していなければ、百千の敵と死闘し、険しい道をよじ登って集めた金も財も名声も、無意味に感じられてしまうのです。

                                    (『なぜ生きる』p.89-90 著:明橋大二・伊藤健太郎、監修:高森顕徹)

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