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自己評価を高め、驚きの結果を生む“シンプルな法則”とは?-東洋医学の専門医が語る健康法⑥

自己評価を高める、自分を好きになるには、どうすればいいのでしょうか。

自己肯定感を強める方法について、東洋医学の専門医である清水和彦先生に紹介いただいています。

今回のキーワードは、「喬木(きょうぼく)も一粒の種から」。

善い種蒔きの積み重ねが驚きの結果をもたらすことを、お釈迦様のエピソードから学べます。

(1万年堂ライフ編集部より)

自分が突然いなくなれば、どうなるのか。あなたはそんなことを考えたことがあるでしょうか。

自分がいなくなることで、どれだけの人が悲しむか。
そのことによって、どれだけ愛されていたかが分かります。

困る人がいかに多いか。
それによって、必要とされていた度合いが判明します。

日頃から、どんな社会貢献をしているか、どれだけ人の役に立っているか、感謝されるようなことをしているか。
たまには、そんなことを振り返ってみてはどうでしょう。

あなたを“かけがえのない存在”と認めてくれる人がいる

「何も特別なことはしていない」と落胆する必要はありません。

子どもなら、学校の成績も悪く、いつも先生から叱られてばかりいる。自分には何の取り柄もないと思っている子もいるでしょう。
それでも、家に帰れば、かけがえのない息子だと可愛がってくれる親がいて、大好きなお兄ちゃんと慕ってくれる妹がいるかもしれません。

会社では、ウダツの上がらないダメ社員と言われていても、家庭では、大切な主人だと愛してくれる妻がいるかもしれません。早く帰って来ないかと待ちわびている子どもはいないでしょうか。

一人暮らしの人でも、猫を飼っていれば、金魚を飼っていれば、自分が餌を与えなければ死んでしまいます。

もちろん、ノーベル賞を取るような大発見をして、人類に貢献する人もいるでしょう。
一流のミュージシャンなら、コンサートで、東京ドーム一杯の聴衆に感動を与えられる人もあるでしょう。

しかし、一人でも、本当に自分を愛し、必要としてくれる人がいれば、私はかけがえのない存在なのです

人間の潜在能力は無限 小さな種まきがやがて大木となる

たとえ、身近にそんな人がいなくても、世界でオンリーワンである自分のことを大好きになっていいのです

自分には何もないなと思っていても、自分にしかできないことがあるかもしれません。

自分と全く同じ人間は、古今東西、一人もいません。

全人類の中で、自分が最も優れていることが、何かあるかもしれません。
この先、どんな感動的な出来事があるか分からないし、多くの人と関わり、どんな影響を与えるかしれないのです。

仏教を説かれたお釈迦様は、「人身(じんしん)受け難し」と言われて、人間に生まれることは有難いことなのだ、喜ぶべきことなのだと教えられています

人の潜在能力は無限です。

三重苦のヘレン・ケラーは有名ですが、全盲なのに自転車を乗り回す人、四肢欠損でキリマンジャロに登頂した人もあります。

人は驚くような能力を発揮するものです。
今までできなかったからといって、これからもできないとはいえません。

人にできないからといって、自分にできないとは限りません。
まして、人にできることは自分にもできる可能性があるのです。初めから、できないと思っていては、何もできません。

なせば成る、なさねば成らぬ何事も、成らぬは人のなさぬなりけり

上杉鷹山の名言です。

社会の一員として、家族の一人として、何か小さなことでも善い種をまき、コツコツ努力すれば、やがて驚くような大木になっていることに気づく日が来るのです

お釈迦様のエピソード「小さな善根が大きな結果を生み出す」

小さな種でも、長年、大地に育まれ、日光に照らされることで巨木となります。
コンクリートから朝顔が咲いたり、アスファルトから大根が出たりすることもあります。

10年以上前に、兵庫県相生市で、アスファルトから大根が生えて、「ど根性大根」などと騒がれました。

自分には無理だろう、こんなことはできない、そう思えばできなくなります。自分の限界は自分で決めてしまうものです。

何かのきっかけで夢を持ち、どうしても叶えたいとコツコツ努力すれば、自分でも驚く結果となることがあります。塵も積もれば山となるのです。

逆に、「千丈の堤もアリの一穴から」といわれます。
1円を笑うものは1円に泣くのです。

喬木も一粒の種からです。
どんな大木でも、その種は驚くほど小さいものです。
昔、お釈迦様が托鉢(たくはつ)のために、インドの貧しい村を回られました。

すると、一人の女性が、尊い心を起こして、昼食に用意していた「麦こがし」という食べ物を布施しました。この善行によって、やがてさとりを開くであろうとお釈迦様はおっしゃいました。

それを聞いた夫は、そんなでまかせを言って食べ物を取るのかと、腹を立てました。

すると、お釈迦様は、
「そなたは、これは珍しいというものを何か知っているか」と、静かに尋ねられました。

当時、その村に多根樹(たこんじゅ)という珍しい巨木があり、その大きさは木陰に数百人が遊んでも余るほどです。
男は、多根樹という不思議な巨木がある、あれは珍しい木だと言いました。

「そんな大きな木なら、その種は臼(うす)くらいはあるのかな」と、お釈迦様が言われると、
「いやいや、その種は、芥子粒(けしつぶ)の4分の1ほどだ」と答えた男に、
「誰もそんなことは信じないだろう」と返されました。

「誰が信じなくても、俺は毎日、この目で見て知っている」と、男は主張しました。

お釈迦様は、厳かに説かれました。
たとえ小さな善根でも、強縁に育まれて、やがてさとりを開くこともあるのだ」と。

善い種まきの積み重ねが、自己評価・自己肯定感を高める

善い種も、悪い種も、自分の行いの結果は自分に返ってくるのです

「こんなことくらいいいだろう」というささやきが、恐ろしい結果を生むのです。
このくらいしなくてもいいだろう、このくらい許されるだろう、この“だろう”が恐ろしいのです

車を運転していると、相手が止まってくれるだろう、こんな夜中に誰も歩いていないだろう、と思って事故を起こします。
少しの油断が、重大な事故となり、取り返しのつかない結果を受けるのです。

反対に、何でも一生懸命に取り組めば、そのこととの絆が強まり、愛着が生まれ、モチベーションはアップします

長年、大切にしているものや、ずっと守っていること、物であったり、人であったり、信条や価値観であったり。そういうものが精神的支柱となり、自分を支えてくれるのです。

そのような善い種まきの積み重ねで自己評価が高まり、自己肯定感が強まり、存在意義が実感できるようになります
棚からボタ餅は落ちてはこないのです。

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