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「昔から人の感情にとても敏感で…」HSPの特性をフルに活かせる幸せのタネまき

周りの雰囲気や感情を敏感に感じて、その場にいるだけで疲れてしまったり、共感しすぎて心が揺さぶられてしまったり…。

そんな経験のある人はないでしょうか。

いきつけの「カフェいろは」にちょっと立ち寄った智美さんも、どうやらそんなタイプの人のようです。

マイナス感情も、幸せのタネまきに変える心の持ち方を、智美さんと店長との会話で学びましょう。

登場人物

「昔から人の感情にとても敏感で…」HSPの特性をフルに活かせる幸せのタネまきの画像1
智美
真理子さんのママ友達で、在宅でデザインの仕事をしている主婦。
「昔から人の感情にとても敏感で…」HSPの特性をフルに活かせる幸せのタネまきの画像2
店長
カフェいろはの店長。美味しいコーヒーを淹れてくれる。塾長(高杉小五郎)とは大学時代からの友人。

「昔から人の感情にとても敏感で…」

  1. 智美

    はぁ…。

  2. 「昔から人の感情にとても敏感で…」HSPの特性をフルに活かせる幸せのタネまきの画像3

    智美さん、何かお悩みですか?これ、どうぞ。サービスです。

  3. 智美

    店長さん!まぁ、おいしそうなクッキー。ありがとうございます。クッキー、大好きなんです。
    あの、たいしたことではないですけれど、昔から人の感情にとても敏感で。
    それに振り回されて疲れてしまうことが多いので、何とかならないのかなって考えていたんです。

  4. 「昔から人の感情にとても敏感で…」HSPの特性をフルに活かせる幸せのタネまきの画像3

    智美さんって、もしかしてHSPなんじゃないですか?

  5. 智美

    HSP?

  6. 「昔から人の感情にとても敏感で…」HSPの特性をフルに活かせる幸せのタネまきの画像3

    「人一倍敏感な人」という意味で、人口の2割ぐらいはHSPといわれています。
    実は僕もHSPなんですよ。

  7. 智美

    初めて聞きました!病気みたいなものなんでしょうか?

  8. 「昔から人の感情にとても敏感で…」HSPの特性をフルに活かせる幸せのタネまきの画像3

    病気ではありませんよ。
    確かにHSPで困っている人もあるのですが、よく理解すればとても役立つし、生まれ持った才能みたいなものなんです。

HSPとは、アメリカの心理学者であるエレイン・N・アーロン氏が提唱した概念で、「Highly Sensitive Person」の略。 「人一倍敏感な人」という意味です。

詳しくは以下の記事をご参照ください。

HSPにはこんな特徴があります

① 相手の気持ちに共感することができる

私達は自分の気持ちを誰かに分かってもらいたいという欲求を持っています。

自分の身に起きた、うれしい出来事や悲しい事件をSNSに投稿するのも、他者からの共感を得たい、という気持ちがあるからではないでしょうか。

HSPは感受性が高く、人の気持ちにとても敏感です。自分の周りにいる人が、今、どんな気持ちでいるのかを、肌に触れる空気のように感じとることができます。

その感受性によって、相手の気持ちを受け止めることができるのです

では、この特性が、どうして幸せのタネまきになるのでしょうか?

「相手の気持ちを思いやって聞く」ということを心掛けることで、目の前の人を幸せにすることができます自分から何か新しい話題を提供したり、何か説得力のあるアドバイスをしたりするよりも、ずっと効果的なのです。

相手の言葉に込められた「分かってほしい」という気持ちを受け止めて、そこに一言添えていくと、「自分の気持ちを分かってくれた」と、相手は心の底から救われた気持ちになります。

そうすれば、あなたはその人にとって、なくてはならない存在になるのです。

(『幸せのタネをまくと、幸せの花が咲く』岡本一志著 p160)

  1. 智美

    相手の気持ちに敏感だと、疲れてしまうだけだと思っていました。
    「分かってほしい」という気持ちを察知して、受け止めてあげることで相手の心を癒やすことができるんですね。

② 感動や喜びを人一倍感じとることができる

HSPは五感に恵まれていることが多く、音・香り・味などへの感動や喜びを、人一倍感じとることができます。

例えばおいしい料理を振る舞ってもらったとき、HSPの人は誰よりも料理の味を楽しみ、感動することができるでしょう。あなたの大きな喜びは、料理を振る舞った人の喜びとなるのです。

普段から秀吉は、うれしいことがあったら率直に表現するようにしていた。それが、周囲の人々からかわいがられ、信用される基となり、戦国乱世を生き抜く大きな力となっていったのだ。

見え透いたお世辞は逆効果だが、「ありがとう」と心から言われて怒る人はいないだろう。

何かをプレゼントした時、相手が、本当にうれしそうにしてくれると、こちらの心も幸せになる。

母親や妻が作ってくれた食事でも、当たり前のように黙って食べるよりも、「おいしいね」の一言が、どれだけ喜ばれるか分からない。

感謝の心を、少しでも多く、言葉や態度に表す努力をすることは、人間関係を保つうえでも大切なことである

(『思いやりのこころ』木村耕一著 p59)

秀吉はいつもオーバーなくらいに気持ちを表現していたそうです。

気持ちを相手に伝える大切さを知っていたから、とは思いますが、もしかしたら秀吉も人一倍敏感な感受性を持っていたのかもしれませんね。

  1. 「昔から人の感情にとても敏感で…」HSPの特性をフルに活かせる幸せのタネまきの画像3

    さっき、クッキーを受け取ったときの智美さんの笑顔と「ありがとう」の言葉に、僕はとても幸せを感じましたよ。

  2. 智美

    そんな。私も、店長さんの気持ちがとてもうれしかったんですよ。
    ふふふ、何だか幸せな気持ちになってきました。私、人一倍敏感でよかったです。

  3. 「昔から人の感情にとても敏感で…」HSPの特性をフルに活かせる幸せのタネまきの画像3

    僕もです。

     

人一倍敏感な特徴をフルに活かすには

  1. 高い共感力を活かして、相手の気持ちを受け止め、寄り添うと、「自分の気持ちを分かってくれた」と、相手は心の底から救われた気持ちになります。
  2. 人一倍感じとった感動や喜びを、少しでも多く相手に伝えることで、どれだけ喜ばれるか分かりません。

「こんな性格じゃなければよかったのに」と悩んでいたことは、実は人から見れば、とても素敵な特性だったのですね。
そのままの自分で、相手を幸せにするタネまきができるのです。

 

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幸せのタネをまくと、幸せの花が咲く

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岡本一志(著) 太田知子(イラスト)