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1万年堂出版

悲劇を未然に防ぐために、
もっと、弁護士の活用を

子どもの心  いじめは、いじめるほうも、面白半分でやっていることが多く、いわば遊びの延長と思われます。そんな彼らには、刑法に触れる悪い行為をしている、という自覚がない場合がほとんどです。
 だからこそ、弁護士に依頼して、いじめは、恐喝罪、傷害罪などの犯罪行為であることを、きちんと教える警告書を出すべきだと思います。これによって、まず、カツ上げ行為は阻止できます。
 かえって不良グループの仕返しを招き、事態を悪化させるのではないか、と危惧する人もあるでしょう。しかし、弁護士が入って、これは犯罪であることを言葉を選んで諭すならば、その忠告を無視して、犯行をエスカレートさせるほどのタチの悪い中高生は、それほど多くはありません。子どもには、親身になって言えば伝わるものです。

 しかし実際には、この種の事件で弁護士が登場するのは、悲劇的な結果が出てから、というケースがほとんどです。
 もっと弁護士が身近な存在になれたら、どれだけの悲劇を未然に防止できるかしれない、と思わずにおれません。弁護士の利用価値を分かってもらえたら、これ以上の喜びはありません。

(『子どもの心』85ページより)

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