永年、弁護士として、事件を起こした子どもに関わる中で、私が感じてきたことがあります。
子どもたちは、大人には想像できない悩み、不安を抱えていながら、親にも、先生にも言えず、苦しんでいます。誰かが親身になって話を聴いていれば、爆発する前に、解決できたのでは、と思うと残念でなりません。
果たして「子どもが言わない」のか……、
「大人が言えない状況を作っている」のか。
いずれにしても、私たちが、子どもの心を、もっと知らなければ、悲劇の続発を防ぐことはできないでしょう。
(『子どもの心』1ページより)