
中国語訳の『子育てハッピーアドバイス』が、台湾の如何出版社から、10月初めに発売されました。
カバーには、次のように記されています。
「少子化時代の奇跡
日本の歴史始まって以来、最も売れている育児書!」
ハッピーアドバイス |
→ | ![]() 輝ける子に育てるために 楽しい育児書 |


1万年堂出版は、今年も、韓国で開催された「ソウル国際ブックフェア2007」(6月1日〜6日)に参加しました。
ソウル国際ブックフェアは、韓国内をはじめ、世界各国の出版関係者や愛書家が集まるイベントで、国際的な文化交流の場ともなっています。今回は、24カ国、466の出版社が参加し、会場には265,000人が訪れました。
会場では、『なぜ生きる』の日本語版・英語版や、『光に向かって』シリーズなどが展示され、来場者の注目を集めました。
1万年堂出版は、2004年以降、このブックフェアに毎年出展しており、注目を集めています。
『なぜ生きる』の英語版、『YOU WERE BORN FOR A REASON』が発売されました。日米で好評発売中です。詳しくは書籍案内をごらんください。

『子育てハッピーアドバイス』の韓国語版が、2006年5月末に、イレ出版社から発売されました。書名は「毎日が初心者の親のための 親切な育児の本」となっています。
帯には、「日本の母親たちが熱狂した育児指南書」と書かれています。
ハッピーアドバイス |
→ | ![]() 毎日が初心者の親のための 親切な育児の本 |
▲韓国語版
ハングルは横書きのため、本は左開きになります。
そのため、マンガも左右反転になっています。お分かりでしょうか……。
▼日本版
舘野晳・文ヨン珠 共著韓国での1万年堂出版の取り組みが、舘野晳さんの『韓国の出版事情』(出版メディアパル)に紹介されています。
※舘野さんは、長年、日本と韓国の文化交流をてがけ、韓国出版に関しては日本の第一人者です。『韓国式発想法』(NHK生活人新書)、『テーマで読む20世紀の韓国』(明石書店)など、多数の著書があります。
●『韓国の出版事情』に掲載された内容は、以下のとおりです。
■試行錯誤の連続、でも貴重な体験
「編集部長、国際電話です!」
驚いて受話器をとると、たどたどしい日本語で、「『光に向かって100の花束』の版権は、まだ空いていますか」という問い合わせ……。
しかも、短期間に10件以上も寄せられた。韓国の出版社やエージェントが最も多い。中国、台湾からもかかってくる。
2000年11月、1万年堂出版の創立記念出版が、歴史上のエピソードをまとめた高森顕徹著『光に向かって100の花束』である。それがなぜ、発売と同時に海外から注目されるのか。電話の相手に、「この本の、どこがよいと思ったのか」と尋ねると、「いやー、まだ読んでいないんですが、売れるに決まっていますよ!」 調子のよい言葉が返ってくる。
私たちは、ロングセラーになる本作りを目ざして出版社を設立した。海外版を出す際も、同じ精神で共鳴できる出版社が現れるのを待つことにした。
やがてソウルのイレ出版社から、熱意を込めた申し込みが届いた。
「互いに、本作りに共通した精神を感じる」という社長のメッセージに惹かれ、意気投合、すぐに翻訳が始まった。契約書の中で、最も重要な規定は、次の文言である。
「翻訳出版社は、本件著作物の日本語原文に忠実にかつ正確にその翻訳を行い、事前に権利者の書面による承諾がなければ、抄訳、内容の変更、修正、追加もしくは削除などを行ってはならない」
私たちは決して逐語訳を求めたのではない。原著者のメッセージを正しく伝えるのが、出版人としての責任ではないか、と話し合った結果である。
日本人でさえ、「知恩院の屋根裏に唐傘が一本あるように」という文を読んで意味がわかる人はどれだけいるだろう。「太閤秀吉」の「太閤」を、外国人にわかるように説明できるだろうか。
まして韓国の翻訳者が、いかに一流であろうと、簡単に訳せるはずがない。「かんしゃくの くの字を捨てて ただかんしゃ」など、翻訳のしようがない部分もたくさんあるのだ。両国の出版社の協力なくして、真に文化交流に値する出版は望めないのではなかろうか。
私たちは、事前に原文を解説した資料を韓国へ送った。次に、韓国から翻訳原稿が届くと、こんどは日本語に訳して原著者に確認。出てきた課題をイレ出版社へ送り続けた。その修正原稿を、再び日本で確認する……。
一冊の完成原稿ができ上がるまでに1年以上を要した。ある所は割愛し、ある所は大胆に韓国風にアレンジして、2004年1月、ついに発刊に漕ぎつけたのである。忍耐強く、共同作業に応じてくれたイレ出版社の社長、編集部長には、心からお礼を申し上げたい。
■心のすれ違い
ところが、あるエージェントを通してA出版社と契約した明橋大二著『翼ひろげる子』は大失敗だった。
精神科の医師が、家庭内暴力や、不登校、引きこもりなど、心を病んだ子供への対処を書いた本だけに、デリケートな表現が多い。翻訳にも神経を使うはず。ところが、韓国語訳の原稿をチェックすると、勝手に内容を変更した個所が多数あった。医学的に誤った表現まで書き加えられている。断固抗議すると、社長から意外な反応が返ってきた。
「そんなことを言っていると、売れない。売れるようにアレンジするのは当然だ」「契約書は読んでいない。エージェントから言われるままサインしただけ」「日本人に、どうして韓国語の文章を、とやかく言われねばならないのだ」
私たちはソウルまで行って交渉したが、全く解決の糸口を見つけることができず、出版は中止せざるを得なくなった。
■文化の懸け橋に
トラブルもあったが、韓国での出版は順調に進んでいる。2005年4月には、プレミアムブックスから、明橋大二著『輝ける子』『思春期にがんばってる子』の2冊を同時発売。国や言葉が違っても、「いい本を作りたい」という気持ちに共鳴する出版社と力を合わせていきたいと願っている。
「ありがとうが涙で言えなくて……」。山よりも高く、海よりも深い父母の愛情をつづった『親のこころ』(木村耕一編著)の中国語訳が、2005年4月末に、台湾の圓神出版社から発売されました。書名は、
「口では言えないありがとう
──涙させる父母の愛」
となっています。
![]() 親のこころ |
→ | ![]() 口では言えないありがとう ──涙させる父母の愛 |
圓神出版社は、次のようにアピールしています。
日本版と同じように、オールカラー編集。風景写真も多数掲載されています。
![]() 輝ける子 |
→ | ![]() 子供を絶対に責めるな 初等編 |
![]() 思春期に がんばってる子 |
→ | ![]() 子供を絶対に責めるな 思春期編 |

ソウルの書店にて(教保文庫)

韓国の書店に、ズラリと並ぶ『100の花束』

ソウル最大の書店・教保文庫では、レジの近くにポスターを掲示してアピール