福島民報
(H20年3月29日)
県内の本屋さん
今週のいちおし
歎異抄をひらく
(高森顕徹著)
聖人真意伝える
宮脇書店ヨークタウン野田店
(福島市)
村山里美さん
親鸞聖人の教えが書かれた「歎異抄」(たんにしょう)は古典の中でも文章が美しいことで有名です。また、生きていくためのヒントが衝撃的な言葉で語られているので、作家、学者、思想家や一般の人々に幅広く読まれ続け、人気があり、数多くの解説書がこれまでに出されています。
「歎異抄をひらく」(1万年堂出版、1680円)は大きな文字で読みやすく、分かりやすい現代語訳だけでなく、難しい部分には詳しい解説がついていますので初めての人にも、とても親切な本です。聖人自作の「教行信証」も参考にしており、より聖人の真意が伝わるようにもなっています。
全ページがカラーです。桜の花は聖人と縁が深く、日本各地の桜の名所の写真も多く収められていて、新しい一歩を踏み出す春にふさわしい仕上がりとなっています。この1冊を生き方や人生を見つめ直したいという方、あらためて歎異抄を読んでみたいという方にお薦めします。