陸奥新報
(H20年3月28日)
新刊紹介
神髄知り楽しむために
高森顕徹著
「歎異抄をひらく」
生き方、人生を見つめ直す時に、手に取りたい名著の1つ「歎異抄」を分かりやすく解説した高森顕徹著「歎異抄をひらく」が、東京都の1万年堂出版から刊行された。
「歎異抄」は親鸞の言葉を、弟子が書き留めたもの。直訳したのでは分かりにくく誤解も生じやすいため、高森氏がその言葉を引用しながら三部構成で解明した。
第一部は、18章からなる「歎異抄」を場面背景や親鸞の一貫した教えを踏まえて平易な意訳を掲載した。
第二部には、これまであまり詳しく世に紹介されなかったり、大きな誤解を招いている部分の詳しい解説を載せており、「歎異抄」の神髄を知ることができる。
また第三部は大きな活字で、全18章の原文を掲載した。「歎異抄」の魅力の1つであるリズミカルな文章を音読したい時のテキストとして楽しめる。
オールカラーで、シニア世代の目にも優しい編集となっており、漢字にふりがなも数多く付けられた。そのほか桜の風景写真も掲載、心和む1冊となっている。