福島民友
(H16年5月9日)
こころの道
木村 耕一 編著
「生きるヒント」集める
人間関係につまずいたり、ちょっと落ち込んだとき、ことわざや故事成語、歴史上の人物が残した「言葉」が立ち直るきっかけになったりする。初心にかえり、自分の生き方を見つめ直すこともある。
副題は「ものの見方、考え方ひとつで、新しい風が吹いてくる」。小中学生やビジネスマン、子育て中の親など幅広い世代に役立ててもらうために編さんされた「自己啓発書」。「だれもが子どものときに1度は聞いたことのある話の中から時の流れにも風化しない生きるヒント」を集めた。
たとえば、倹約の大切さを教えた「相模守時頼の母は……」で始まる「徒然草」184段。今でも通用する教育法だ。幕末の風雲児、高杉晋作の「ピンチを切り抜ける秘訣」、武田信玄流の「学問のすすめ」や日本昔話、イソップ物語、アンデルセン童話に隠された人生訓なども。読み物としても楽しめる。