福島民友
(H12年11月19日)
読書
新刊紹介
光に向かって
100の花束
高森 顕徹著
子どもへの教え
「100の話」で紹介
 イギリスに「ゆりかごを動かす母の手は、やがて国を動かす」という古い格言があるそうだ。学校教育はもちろん大切だが、人間形成には家庭教育、とくに親の心構えが大切であることを示唆している。
「17歳少年」など、少年犯罪が後を絶たない。そんな非行に走ってしまった子どもを学校や悪い友だちのせいにする親が多い。学校教育は大切だが、それ以上に親による教育が重要だと著者は言う。しかし、何を、どう教えたらいいのか分からない親が多いのが現状でもある。
 幼いころから子どもに聞かせる話を親は数多く持っていなければならないというのが著者の持論である。
「腹が立ったときは数をかぞえよ」「工夫とねばりが大切。何事も早く見切りをつけてはならない」「戦うばかりが男ではない」など、子どもへの教えを「100の話」で紹介している。
 歴史上の人物の成功談や失敗談。おとぎ話や心温まる話、面白い話など、内外の100の話。漢字にはすべてルビが振ってあり、どのページから開いても読める。著者は浄土真宗親鸞会会長を務める。

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