朝ごはんの習慣が心の発育にかかわっている
朝ごはんのときに「早く食べなさい」「残しちゃダメ!」と、大きな声を出してしまう。どのご家庭でも聞く話です。
毎朝きちんと、好き嫌いなく食べさせたいというお母さんの気持ちはよくわかりますし、確かに、朝ごはんはとても重要なものです。富山県で行われたある調査では、朝ごはんを食べている子どもは、食べていない子どもに比べて自己評価が高いという結果が出ています。自己評価とは「自分は大切な存在だ」「必要とされている」という感覚のこと。生きていくうえで、一番大切なものです。
この結果は、栄養面がしっかり補えているからというよりは、朝ごはんを通しての親子のふれあいの時間がとれているかどうかの差だと私は考えます。朝、食卓を囲みながら、今日一日の予定を話す。朝ごはんを作って出すことで、子どもが「自分はきちんと世話をされている」という安心感を持つ。こういうことが心の発育にかかわってくるのではないでしょうか。ですから、朝ごはんはなるべく楽しい時間にしたいものです。