『光に向かって
100の花束』
を読んで
恩地鳩丸さん
(65歳)栃木県
現在、国内外において、これほど人の心が荒んでいた時代が過去にあったでしょうか。戦中、戦後はさておき、衣食住には不自由することなく、娯楽においても満喫でき、いまや求めるものは容易に手に入ります。それでいても人々の心は荒んでいます。
幼児をビルの屋上から、ものを落とすごとく突き落とし、希望の光につつまれた小学生を刺殺する残虐な行為、ナイフを持ってバスをハイジャックする少年、女子高生を拉致し傷をおわせる青年、定年も近い大人の金銭横領事件等々。毎日の新聞の紙面に必ず載るニュースです。
私はこうした暗い記事を目にするたびに、人間の尊厳について考えさせられます。
この世に生を受けてから、その生涯を閉じる時間まで、真っ直ぐに他人様にまた社会生活において、汚点を残さずに真っ白なまま終えることは困難なことと思います。しかし、今の世の中を思うと真実悲しくなります。