『思春期に
がんばってる子』
を読んで
柴田哲子さん
(41歳)愛知県
「私って、邪魔なんでしょ。この家にはいたくない」
中3の長女が私に向かって思い切り吐き出した言葉。気分の浮き沈みの激しい長女は、機嫌の良いときは楽しそうにいろいろなことをぺらぺらと話してくれる。しかし機嫌が悪いと、筋が通るかどうかなどおかまいなしに、自分の都合のいい理屈で思いきり言いたいことを言ってくる。
その時の長女の癇癪は、話を聞いてみれば半分誤解だったことがわかってくれたようだが、それにしてもこたえた。自分の子供になぜこんな言葉を浴びせられなければならないのか。私の育て方はそんなに間違っていたのか。悲しくて情けなくて、1人寝室にこもったら、涙がぼろぼろこぼれて止まらなくなってしまった。
その涙を止めてくれたのが『思春期にがんばってる子』だった。泣きながら本に手を伸ばし、「あんなことが書いてあったはず」と、確かめるようにページをめくった。