2年で200万部突破
『子育てハッピー』シリーズ
が大ベストセラーに
なった理由
高坂書店八尾萱振店
(大阪府八尾市)
店長・岩尾 健司さん
 私には中1、小5、幼稚園年長の3人娘がいて、家の中は文字どおり姦(かしま)しい。彼女たちを通して、自分の子供時代を懐かしく、あるいは多少の反省とともに思い出しながら、父親の子育てを楽しませてもらっている。
 育児書などには頼ったこともなく、3年ほど前だったか、1万年堂出版の営業が、何とか自社の教育書を売り伸ばそうとしているので、忠告した。
「子育て本なんて、そんなに売れるもんじゃないよ。子どもが小さいうちは、なかなか本は読めないし、特に若いお母さんはマンガ世代だからね。やるんだったらマンガがいいよ」
 その後、どういう経緯があったかは知らないが、しばらくして『子育てハッピーアドバイス』が出版された。これが、2年でシリーズ200万部突破の大ベストセラーに。育児書なんて、うんざりするぐらい出ているのを知っている書店員としても、驚きだった。まさに、みんなの盲点を突いた形だったと思う。
 今後、マンガは重要な表現形態として、世代を超えていく。様々なジャンルの「ハッピーアドバイス」シリーズが出されるのを、大いに期待している1人である。

1万年堂新聞51号
(平成20年1月15日発行)
掲載

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