(11)かんしゃくの、くの字を捨てて、ただ感謝
 ある高僧のところへ、短気で困っている男が相談にきた。
「私は生まれつき短気者で困っております。短気は損気と申しますが、まったく腹を立てた後は、自分も気分悪うございますし、他人の感情も害して悔やむのですが、後の祭り、どうにもなりません。なんとか私のこの短気を、治していただきたいと思って参上いたしました」
 ニコニコ笑いながら聞いていた高僧は、
「なるほど、聞けばそなたは、なかなかおもしろいものを持って生まれてきたものじゃ。治してしんぜるほどに、その短気とやらをひとつ、私に見せてもらいたい。今もお持ちかな」

続きを読む
■この本のトップ
■目次
■「はじめに」
より著者の言葉

■著者略歴
■書評
■読者の声

100話の中から、
3話を全文掲載しています。
(1)この柱も痛かったのよ
(6)お嫁にいったら、
毎日よい着物を着て、
おいしいものを食べて、
よくお化粧するのですよ

(11)かんしゃくの、
くの字を捨てて、
ただ感謝

もどる

■トップページ
■お問い合わせ