1万年堂出版……千年も万年も読みつがれる!そんな願いをこめて……「大切な忘れ物を届けに来ました」
カズオ

『光に向かって100の花束』を読んで

大賀早苗さん(21歳)福岡県

 私はいつもこの『光に向かって100の花束』を、何らかの壁にぶち当たった時に読んでいます。
 家族、友人、学校、社会など、生活していく中での悩みは尽きないものです。そんな時、何気なくこの本を開くと、読み終えた時は気持ちが軽く前向きな姿勢に不思議となっているのです。
「人間は考える動物である」とあるように、いつ何時でも物事を考え行動を起こしています。通常、何かにつまずいた時や、解決の目途がたたない時は何らかの答えを導き出すために多大なエネルギーを費やし試行錯誤します。そしてその答えが本当に正しかったのか、これで良かったのかと悩みを広げてしまうことも時にはあるでしょう。
 私がそのような状態でこの本を読んだ時、悩むことは必要で、最終的に決定するのは自分自身に他ならない、という助言とも言えるような教訓を得ました。
 たとえば友人にある相談をし、受けたアドバイスを鵜呑みにして決定するのではなく、そのアドバイスの先を見た時、納得のいく行動を起こせるかどうかを考えるようになりました。そして友人にはその決定を迷った末での結論であると伝え、感謝するのを忘れないようにしたいと思います。
 人間、自分自身のことになると周囲が見えず、いつのまにか孤立してしまっている、ということが多々あります。自分にとって良い知らせ、良い出来事があった時には、それに接してつながっている人々に感謝を伝えられるようになりたいと思っています。少し違うかもしれませんが、11話の「かんしゃくの、くの字を捨てて、ただ感謝」を読んで、自分なりに考え解釈しました。

 この本からは考えさせられることがたくさんあり、忘れていた大事なことを思い出させてくれます。どの話も今まで自分が経験してきたことに当てはまり、時には反省し、時には新しい発見となり目標まで見つけることができます。人によって感じ方はそれぞれでしょう。場合によっては納得いかない、理解できないといった意見も出る時があります。そんな時は自分なりの解釈で、光に向かう手助けとなれば、後に振り返った時にまた違った受け止め方ができるのではないでしょうか。

 読むたびに毎回新たに気がつくこと、そして反省があります。意表をつかれた言葉に背いてしまうこともありますが、後には必ず自分の言い訳にあきれ、もう一度考え直すきっかけとなるです。この本は私にとって光に向かって効率の良い手段、方法が書いてあるのではなく、忘れていることを思い出す媒体となっています。

 最後になりましたが、文字を読むことがおっくうな私が最後まで、しかも何度も読み返すほど感銘を受けているのは、途中で読み疲れた時に見ることができる風景写真のおかげだと思います。楽な気持ちで読書でき、心が洗われる感じがします。これからもいろんなことで壁にぶち当たるであろう私の支えとなってくれることを願い、長く読み続けていこうと思います。