■「はじめに」より著者の言葉

 近年、不登校や引きこもり、家庭内暴力、児童虐待や、少年犯罪など、
子どもをめぐる問題が、よく取り上げられるようになりました。
 何かニュースが起きると、マスコミではセンセーショナルに騒がれますが、
その正確ないきさつとなると、一般に伝えられることはほとんどありません。
 その結果、
「今の子どもはわがままだからだ」
「しつけがなされていないから」
「甘やかされているから」
「今の子どもは何を考えているか分からない」
というお決まりの結論が繰り返されています。
 子どもの心に関わる人なら、それが本当の原因ではないのは、
分かりすぎるくらい分かっていることなのですが、
一般の人には、決して正しく伝わっていないように思います。
 そして誤った世間の常識が、子どもやその親を、
さらに二重三重に傷つけていくことになります。

               (「はじめに」より一部抜粋)

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