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1万年堂出版
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10代の子どもに、親としてできることは何でしょうか。まず、大切なことは、「肩の力を抜く」ということです。もっと平たく言うと、「あきらめる」ということです。とりあえず、10代になるまで、餓死もさせず、ここまで育ててきました。それだけでも、たいへんなことです。右も左もわからない、赤ちゃんのときから、ここまで育てるには、たいへんなエネルギーと時間が必要でした。でも、そのおかげで、子どももここまで育ちました。もし、おなかがすけば、「おなかがすいた」と言えますし、お金さえあれば、コンビニに買いに行くこともできます。たとえ、親がいなくても、何とか生きていくことはできます。ですから、子育てでいちばんたいへんな時期はもう過ぎました。また、もう10代になった子に、今から、「ああしろ」「こうしろ」と言っても、そんなに大変わりはしません。勉強が嫌いな子に、「勉強を好きになれ」と言っても、人間、百八十度、変わるものではありません。ですから、もう、こうなったことはしかたがない、ここまできたからには、なるようにしかならん、といった現実を認めてしまって、肩の力を抜く、ということです。われわれはついつい、自分の力で子どもを変えようとしています。「もっとこうしたら
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