書籍詳細

歎異抄をひらく

高森顕徹(著)
定価 本体 1,600円+税
判型 四六判上製
頁数 360ページ
ISBN 978-4-925253-30-7
発売日 平成20年(2008)3月3日
発行部数 27万部
関連サイト http://xn--6quo9qmwi.jp/

ご購入はお近くの書店まで。下記ネット書店でもご購入いただけます。

ご購入
  • 思いやりブックス
  • 楽天
  • アマゾン
  • e-hon
  • セブンネット
  • Honya Club
  • 電子書籍でもお読みいただけます。

    こちらをクリック
  • iPhone/iPad用アプリ
  • 書籍の特徴・内容紹介

    親鸞聖人の言葉で、生き方、人生を見つめ直す

    なぜ、善人よりも悪人なのか。
    なぜ、この世に、まことは一つもないと断言できるのか。
    『歎異抄』には、親鸞聖人の衝撃的な言葉が、数多く記されています。それは、世界の哲学者・文学者にも多大な影響を与えたものばかりです。
    『歎異抄』の謎が解けた時、私たちの幸せ観、人間観、仏教観は、一変するでしょう。

    朗読DVDブックもあります(朗読: 鈴木弘子)

    本書の魅力

    • 分かりやすい現代語訳
    • 間違いやすい部分を詳しく解説
    • 大きな文字で読みやすい
    • 名文を毛筆書きで楽しむ感動(書・木村泰山)
    • オールカラーの豪華版

    『歎異抄』の謎をときひらく決定版

    『歎異抄をひらく』は、以下のような3部構成で、『歎異抄』の謎を解明しています。

    第一部
    原文の真意が伝わるように、できるだけ平易な【意訳】を掲載しています。


    第二部
    果たして、親鸞聖人の真意は?
    これまで、あまり世に紹介されなかったり、大きな誤解を招いたりしてきた部分の【解説】を掲載しています。

    第三部
    読みやすい大きな活字で、『歎異抄』全章の【原文】を、一挙に掲載しています。声に出して読みたい時、仏教を学びたい時のテキストに最適です。

    『歎異抄』とは

    大災害、戦乱の中から、何度も立ち上がってきた日本人の心の支えは、『歎異抄』にあった

    地震、洪水、飢饉、戦乱、大火……。
    親鸞聖人の800年前は、生きる不安の絶えない時代でした。

    人間とは?
    命とは?
    幸せとは?

    苦しみ悩む人々へ、親鸞聖人の答えが記された書、それが『歎異抄』です。
    「人類みな兄弟であり、上下などまったくない」
    「善人でさえ浄土へ往生できる、まして悪人は、なおさらだ」
    「この世のことすべては、そらごとであり、たわごとであり、まことは一つもない」、
    親鸞聖人の言葉は、衝撃的です。

    そして、絶望的な状況にあっても、
    「冷酷な運命に甘んじて従うのではなく、自ら未来の幸せの種をまくことができる」
    と強く押し出すメッセージが、日本人の精神的な支えとなり、幾多の災害、戦乱の中から、立ち上がらせてきたのです。

    平成23年、日本は、未曾有の大震災に襲われました。今も、混乱のただ中にあります。たとえ建物のガレキを取り除くことができても、心の不安はなくなりません。

    そんな今だからこそ、日本人に生きる力を与えてきた『歎異抄』を開いて、人生を見つめ直してみませんか。
    『歎異抄』解説書の中でも、「分かりやすい」と人気を呼んでいるのが『歎異抄をひらく』です。仏教書としては異例の大ベストセラーとなっています。

    魂を揺さぶる、常識破りの発言の数々

    善人なおもって往生を遂ぐ、いわんや悪人をや(第3章)
    (善人でさえ浄土へ生まれることができる、ましてや悪人は、なおさらだ)万のこと皆もって そらごと・たわごと・真実あることなし(後序)
    (この世のことすべては、そらごとであり、たわごとであり、まことは一つもない)

    日本人の教養として、1度は読んでおきたい『歎異抄』

    魅了された人々の声
    • 哲学者・西田幾多郎
      一切の書物を焼失しても『歎異抄』が残れば我慢できる。
    • 哲学者・三木清
      万巻の書の中から、たった1冊を選ぶとしたら、『歎異抄』をとる。
    • 小説家・倉田百三
      『歎異抄』よりも求心的な書物は、おそらく世界にあるまい。文章も日本文として実に名文だ。国宝と言っていい。

    名文を名筆で楽しむ

    古今まれな名文を、一流の書家の名筆で楽しむ豪華な作りになっています。
    (序文から10章までの書を掲載)
    書家・木村泰山


    美しい写真で、ホッと一息

    桜は、親鸞聖人と縁の深い花です。日本各地の桜のカラー写真を多数掲載しました。

    読者の声

    文字も大きくて読みやすく、現代語訳も明解 – 歎異抄をひらく

    『歎異抄』は以前から読みたいと思っておりました。 この本は、文字も大きくて読みやすく、現代語訳も明解であり、レイアウトも良かったです。久々の読書でした。 (岡山県 53歳・男性・会社員)

    良書だと思って、何回も読み返しています - 歎異抄をひらく

    『歎異抄』は、本当に難しい本だと思います。『歎異抄』は何冊も持って読んではいるが、受け取り方が何通りにもなってしまって、そのままにしていました。でも、この本によって、何かが見えてきたように思っています。良書だと思って、何 ...

    訳がわからないことばかり聞かされてきましたが、光明がさしてきた– 歎異抄をひらく

    『歎異抄』を開くと、とても難しくて、私の手にはおえないと思っていました。この本は、字が大きくて、行間も広く、読みやすく、一気に読み進みました。 浄土真宗の寺の門徒で、いつも訳がわからないことばかり聞かされてきましたが、光 ...

    書評

    歎異抄をひらく(熊本日日新聞社「すぱいす*spice」93号)

    「歎異抄をひらく」 生き方を見つめ直したい時に 親鸞の衝撃的な言葉を弟子が書き留めた「歎異抄」は、生き方や人生を見つめ直す時に手にとりたい名著として、今なお高い人気を誇ります。 「歎異抄をひらく」(高森顕徹著)は、明快な ...

    歎異抄をひらく(新潟日報)

    各地の本 ▼「歎異抄(たんにしょう)をひらく」(高森顕徹著)  善人なおもって往生を遂ぐ、いわんや悪人をや──親鸞(しんらん)の教えを書いた「歎異抄」の有名な一節、悪人正機説。だが「悪をするほどよい」などと、誤解されるこ ...

    歎異抄をひらく(日本農業新聞)

    読書週間 おススメ図書 ブックパレット’08 生き方を探る 歎異抄をひらく 高森顕徹・著 日本人の教養として一度は読んでおきたい『歎異抄』の分かりやすい現代語訳と解説を掲載。「なぜ、善人よりも悪人なのか」。古今の解説書が ...

    目次

    第一部 『歎異抄』の意訳


    第一章 仏法の肝要、を言われた親鸞聖人のお言葉
    第二章 親鸞聖人の鮮明不動の信念
    第三章 有名な悪人正機を言われたもの
    第四章 二つの慈悲を説かれたもの
    第五章 すべての人は父母兄弟──真の孝行を示されたもの──
    第六章 親鸞には弟子一人もなし――すべて弥陀のお弟子――と言われたもの
    第七章 弥陀に救われた人、について言われたもの
    第八章 他力の念仏、について言われたもの
    第九章 念仏すれど喜べない――唯円房の不審に答えられたもの――
    第十章 他力不思議の念仏、を言われたもの

    別序
    第十一章~第十八章 要約
    後序

    第二部 『歎異抄』の解説

    『歎異抄』は、いかに誤解されやすいか、その現状――ある大学教授の場合
    「弥陀の救いは死後である」の誤解を正された、親鸞聖人のお言葉
    「念仏さえ称えていたら助かる」の誤解を正された、親鸞聖人のお言葉
    「善も要らない、悪も怖くない」あなた、こんなことが信じられますか?『歎異抄』の言葉
    「弥陀の救いは他力だから、真剣な聞法や求道は要らない」という誤解を正された、親鸞聖人のお言葉
    「ただほど高いものはない」といわれる。では『歎異抄』の〝ただ〟とは?
    「念仏称えたら地獄か極楽か、まったく知らん」とおっしゃった聖人――「知らん」は「知らん」でも、知りすぎた、知らん
    「弥陀の本願まことだから」と、言い切られた親鸞聖人――「弥陀の本願、まことにおわしまさば」の真意
    なぜ善人よりも悪人なのか?「善人なおもって往生を遂ぐ、いわんや悪人をや」の誤解を正された、親鸞聖人のお言葉
    10 「仏」知らずが「ほとけ」間違いを犯す元凶
    11 葬式・年忌法要は死者のためにならないって? それホント?
    12 「四海みな兄弟」と呼びかけられた親鸞聖人のお言葉
    13 弥陀に救われたらどうなるの? 万人の問いに親鸞聖人の回答
    14 念仏称えたら、何かいいことあるの? 何か呪文のように思うけど――絶対他力の念仏
    15 親鸞さまは本当のことを言われる人ね。私と同じ心だもの――『歎異抄』の落とし穴
    16 「南無阿弥陀仏」ってどんなこと?「他力の念仏」の真の意味を明らかにされた、親鸞聖人のお言葉
    17 自力の実態を暴き、他力の信心を明らかにされた、親鸞聖人のお言葉
    18 人類の常識を破り、生きる目的を断言された、親鸞聖人のお言葉

    第三部 『歎異抄』の原文

    はじめに

    善人なおもって往生を遂ぐ、いわんや悪人をや。
    (善人でさえ、浄土へ生まれることができるのだから、ましてや悪人は、なおさら往生できる)

    これは『歎異抄』三章の一節である。日本の古典で、もっとも知られる一文だろう。
    『歎異抄』は七百年ほど前、親鸞聖人の高弟・唯円によって書かれたものといわれている。聖人亡き後、親鸞聖人の仰せと異なることを言いふらす者の出現を嘆き、その誤りを正そうとしたものである。
    鴨長明の『方丈記』、『歎異抄』、吉田兼好の『徒然草』の順で、ほぼ六十年間隔で成立している。
    これらは三大古文として有名だが、なかでも『歎異抄』の文体に引き込まれるような魅力があり、全文を暗唱する愛読者のあるのもうなずける。
    今日、『歎異抄』ほど、読者の多い古典は異数ではなかろうか。その解説書は数知れず、今も新たなものが加え続けられている。
    ところが、この書が世に知られるようになってから百年もたってはいないのだ。
    それは五百年前、浄土真宗の中興、蓮如上人が、親鸞聖人を誤解させるおそれがあると、「仏縁の浅い人には披見させてはならぬ」と封印されたからであろう。
    以来、親鸞学徒でさえ警戒し、ほとんど知る者はなかったが、明治の末からある機縁で急速に読み始められ、仏教学者はいうにおよばず、多くの作家や思想家が、こぞって『歎異抄』を論じ始めた。
    かくて広く一般にも愛読されるようになり、親鸞聖人といえば『歎異抄』、『歎異抄』といえば親鸞聖人といわれ、今では親鸞思想の格好の入門書とされている。
    だが、蓮如上人の訓戒どおり『歎異抄』は、もろ刃の剣である。冒頭にあげた「善人なおもって」の言葉など、皮相の見では悪を勧めているようにも映る。
    事実、「阿弥陀さまは、悪人大好き仏だから、悪をするほどよいのだ」と吹聴する者が現れ、「親鸞の教えは、悪人製造の教え」と非難された。
    また、東大の名誉教授でさえ『歎異抄』を読み違え、〝念仏を称えたら救われると教えたのが親鸞〟と教科書に記し、物議をかもした。
    『歎異抄』が広範な読者に迎えられたせいなのか、聖人は日本で最も有名な、歴史上の人物といわれるようにもなった。同時にまた、親鸞聖人の教えが誤解される、大きな要因となったのも否めない。
    『歎異抄』は本来、門外不出の秘本であり、読者によっては自他ともに傷つける、カミソリのような書である。聖人の教えを正しく理解した上で読まなければ、自損損他、大けがをして臍を噛むことにもなる。
    とかく『歎異抄』を論じたものは、著者の体験や信条に力点が置かれ、自由奔放に解釈されている、と嘆く識者も少なくはない。
    本書は、聖人自作の『教行信証』などをもとに、『歎異抄』の真意の解明に鋭意努めたつもりである。
    親鸞聖人のお言葉を提示して、非才ながら一石を投じたい。
    読者諸賢のご批判に待つ。

    平成二十年早春  著者識す

    メールマガジンにて、新刊情報などをお届けしています。

    大切な忘れ物を届けに来ました★ 1万年堂通信     メルマガ登録はこちら

    明橋大二先生の 親子でホッとする子育て教室       メルマガ登録はこちら